緊張とテンパりに悩む方へ送る、心に刻むべき成功者の3つの名言

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何かミスがあればテンパッて周囲が見えなくなり、またミスを誘発。失敗しないように失敗しないように…と考えれば考えるほど心身は緊張しどーにもならない状態に。。。

困った状態ですが、同時にあるあるなんですよね。

ということで今回は、様々な逆境に打ち勝ち成果を出してきた先人たちの名言から、「緊張する」「テンパる」「失敗を恐れる」といった悩みに効く(かもしれない)金言を抜粋してみました。

上手いことやった人々が、こういった悩みとどう付き合ってきたのか。そこに改善の糸口がある。かもしれないですよ。


緊張は「より大きく見せたい」欲求から。伊藤忠テクノソリューションズ株式会社社長の名言

商談やプレゼン、スピーチなどで緊張してしまう人は珍しくありません。同僚との打ち合わせなら平気なのに、得意先や上司を前にすると平常心を失い、アガってしまう……。思った通りの成果が出せず、フラストレーションが溜まりますよね。

そんなときに思い出したい名言はこちら。

”人前で緊張するのは、自分を大きく見せたいという邪念があるからです。平常心を保つためには、まずは等身大で挑戦し、本当に自分を大きくするしかありません”

(名言DB:リーダーたちの名言 http://systemincome.com/32309

これは、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社社長・菊地哲氏の言葉。

伊藤忠商事に入社し、エネルギー総括部で長年の海外駐在を経て、常務取締役を務めた経歴を持つ人物です。

自分をより大きく。言うなれば「実力以上の存在として相手に見せてやろう」と考えるからこそ人は緊張してしまう。であれば、もっと等身大に、今の自分をそのまま見せれば緊張しない。

つまり、「絶対に失敗しない人」を演じるのではなく、別に言いたいことを噛んだって忘れたって、それが現在の自分なのだと受け入れて人前に出れば緊張などすることはない。ということかと。

どうしたって仕事の上では「すごい人だ」と思ってもらいたくなるのが人情ってもんですが、それじゃいつまで経っても成長しないよ。ということなんでしょうね。恐れ入りました。


8,568通り、あなたはどのタイプ?

重要なのは焦ることより自身への理解。株式会社サイバーエージェント社長の名言

仕事が忙しくなると、途端にテンパってしまうことはありませんか?早く片づけようと、あれにもこれにも手を出して、結局はすべて中途半端。さらに、焦りからくるイライラが募ると、周囲で働いている人もいい気持ちはしません。

そんなあなたが覚えておくべきは、株式会社サイバーエージェント社長・藤田晋氏の言葉。

“多忙な時ほど平常心とマイペースを保ち、自分の成長とキャパシティーを計算して、その範疇で優先すべきものを決める”

(著書『藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー』)

何かにつけ焦りがちな人は、そもそも「自分自身の限界はどこか」「それはどの程度まで無理が可能で、どこから先は不可能なのか」という部分に対する正確な判断をするための情報をしっかり把握していないケースがほとんど。

まずはタスクを小さく分解し、具体的に一つ一つに(自分であれば)どの程度の時間がかかるのか把握し、その上で「自分にできる限界」と「自己の成長のための優先度」をつけて順序をつけるべきだ。というわけですね。

時間だけでなく、体力や気力も有限の資源。無駄に使っていいものでは無いということをしっかり理解した上で、『今の自分が無理にやるべきではない』というものは間引く勇気も持っておきたいものです。


8,568通り、あなたはどのタイプ?

リスクや失敗から目をそらすから不安は膨らむ。有名外科医の名言から

何か新しいことに挑戦する時、「失敗したらどうしよう?」という不安を抱いた経験…ありますよね?

「もしこのプレゼンが上手くいかなかったらどうしよう?」「これをやった結果、アテが外れたらどうしよう?」そんな考えばかりが頭の中を駆け巡って、全く平穏な状態ではいられなくなってしまう。こうなってしまっては、中々冷静な判断やマイペースを保ってのリスク管理なんて出来ません。

しかし、『僕が医者を辞めない理由』『心臓外科医の挑戦状』などの著書で知られる心臓血管外科医・南淵明宏氏は、逆転の発想ともいえる言葉を残しています。

“ネガティブな考えから目をそらしたら、平常心にはなれません。目をそらしたら、不安は見えないところでどんどん膨らんでいきます”

(名言DB:リーダーたちの名言  http://systemincome.com/29601

あえて自分の不安のタネを見据えることで、今やるべきことを明確にする。そして、最悪の状況を考え抜くことで「全力を尽くしてダメだったら、土下座して謝るしかない」という一種開き直りのような心理状態が生まれてくる…とも。

中々に難しそうですが、言われてみれば確かに。いわゆる漠然とした不安に苛まれた時、ほとんどの人は「どうしよう?…」の先を考えないんですよね。

そうではなく、とにかく考え倒して「○○になってしまったら▲▲すればいいのでは?」と、最悪の状態に対する仮説と対応策まで用意してあらゆるルートを潰してしまえばいい。そうすれば、ただ不安に悩まされて悶々としているよりもずっと前に進める。といったところでしょうか?

失敗してしまってから後で「○○しておけばよかった」「▲▲しておくべきだった」などと悶々とするくらいなら、先にやってしまえばいい。とも言えるかもしれません。簡単では無さそうですが、リスク管理の考え方の基礎となる至言かも…?ですね。


共通する『無知』への恐怖と対処法

緊張とテンパりに悩む方へ送る…などと大仰なタイトルで書きだした今回のお話でしたが、いかがでしたでしょう?

今回紹介した3つの名言に共通しているのは・・・

・自分自身の心理状態を知ること

・目の前の挑戦や仕事の構造と優先度を知ること

・マイナスの感情の原因を知ること

と、まぁとにかく『対象と自己を知ること』が重要だということ。

緊張や焦りといった平常ではない心理状態からいかに脱却し、目的達成のための効率やモチベーションの維持向上をどう行っていくのか?という点でした。

「自分はアガリ症だから」「そういうのは苦手だから」と諦めずに、ぜひ小さなポイントからでも取り入れて活かしていきたいものですね。

監修:リクナビネクストジャーナル

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