46.4%が通勤を苦痛に感じている! そんな通勤時間を楽しくするコツとは?

春は、車窓から菜の花や桜が見え、ポカポカ陽気と相まって、通勤も和みがち。え、満員電車でそんな余裕はない? たしかに通勤事情は人それぞれですよね。ですが毎日のこととなると、新社会人となる皆さんは、通勤にかかる時間やその過ごし方が気になるのではないでしょうか?
そこでビジネスパーソン2,315人を対象に、『通勤についてのアンケート』(※)を実施。通勤時間をうまく活用するために、ぜひご覧ください。
(※調査方法/インターネットリサーチ 期間/2015年3月20日~22日)

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通勤時間30分以内は47.6%と約半数。が、首都圏では28.4%に留まる!

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 今回は一部の回答を、全国と首都圏在住者だけにした限定版とで比較しました。それぞれ各時間の割合はグラフでご覧いただくこととして、全国と首都圏の差が顕著なのは、15分以内の割合。全国では20.1%なのに対し、首都圏では9.5%。首都圏ではなんと1ケタに。これを含めた30分未満の合算では、全国では47.6%なのに対し、首都圏では28.4%。つまり、30分ほどで通勤できる人が全国では半数近くいるのに比べ、首都圏では約3~4人に1人程しかいないということです。
 次にボリュームゾーンを見ていきましょう。全国でも30分~1時間半未満を合算すると、49.0%とほぼ半数。そして、首都圏でも65.2%を占めました。ここで注目したいのは、30分未満の割合では全国が上回っているのに対し、30分~1時間半未満の割合では首都圏が上回っていること。2時間以上の割合でも首都圏が上回っていますね。このような結果から、他のエリアより首都圏では、やはり多くの人が長い通勤をしていることが伺えました。

電車通勤者の46.4%が苦痛を感じでいる。理由は満員電車と毎日の早起き!

 皆さんは、何で通勤をしていますか? 電車と考えがちですが、地域によっては車でないと無理という方も多いはず。そこで通勤手段について聞きました。
結果は多い順から、電車47.3%、車・バイク33.9%、徒歩26.2%、自転車18.4%、バス9.8%。4人に1人が徒歩というのは意外ですね。また、2割近くを占める自転車通勤も、昨今は健康を考える人たちに人気。陽気がよくなるこれからの季節、自転車や徒歩で通勤すると、すがすがしい気持ちで始業できそうです。

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 とはいえ、最も利用者の多い電車では、すがすがしいどころか、通勤を「苦痛」と捉えている方々がいるのも事実。Q3から、通勤を苦痛に「感じる」と「感じない」に大別すると、「感じる」46.4%、「感じない」53.6%という結果に。これを首都圏のみで見ると「感じる」56.0%、「感じない」44.0%となり、首都圏で他エリアよりも通勤を苦痛に感じる人が10%も多いと言えるのです。

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 そもそもQ3は、Q2の通勤手段との相関を無視できなそう。そこでQ4では、Q3で通勤を苦痛に感じると回答した方に、その理由を伺いました。結果は、回答が多い順に、早起きが47.9%、次いでやはり満員電車で30.4%。そして、長い時間の移動が18.6%となり、これらが2ケタの割合を占めました。Q3も他と同様、首都圏版でみると、1位が満員電車と変わり、なんと48.5%と約半数までに。次いで、早起きが36.5%、長い時間の移動が13.2%となりました。

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 早起きは、毎日となるとストレスかもしれません。ですが、首都圏では通勤時間が長い人が多いため、ある意味必然といった部分がありそうです。体が慣れ、目覚ましに頼らなくても決まった時間に起きられるようになれば、気持ちにも少し余裕が生まれるかも…。また、満員電車も気が重いですよね。出勤するだけで疲れてしまっては、本来の仕事でパフォーマンスを発揮できないことにもなりかねません。心身的な負荷が大きい場合は、電車以外の通勤手段や出勤時間を変えてみるなど、対処を一考する価値はありそうです。

音楽、1人ゲーム、複数経路…どう活かす? 通勤時間を楽しく過ごすコツ

 Q4では、少数ながら「暇つぶし」1.6%という意見もありました。おのおの異なる通勤時間ですが、忙しくなれば通勤時間ですら無駄にしてはもったいないと、惜しくなるはず。そこで先輩たちに、通勤時にしていることを聞いてみました。

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 よく聞かれたのは、多い順に「音楽を聴く」「メールをする」「ネットサーフィン」といった回答。とても頷けますよね。そして、「その他」と回答した方々の具体的な過ごし方で多かったのは、「寝る」「ぼーっとする」でした(※複数回答)。
 例えば、「音楽を聴く」や「ぼーっとする」ことで、リフレッシュができ、オンとオフの切り替えがしやすくなりそう。「寝る」などのちょっとした休息も、始業から集中するためには有効な時間です。また、移動中に「メールをする」では、それがビジネスでもプライベートでも、時間を有効活用できます。もちろん、「ネットサーフィン」などで朝イチに情報を収集、確認することは、ビジネスパーソンとって大切。隙間時間で情報をインプットし、顧客との会話や企画のアイデア、事例紹介など、生かせるアウトプットの場はたくさんありそうです。
 変わったところでは、「投資」という方も。スマホを使えば、手軽に為替情報や実勢価格などを確認できる他、実際に取引や自動売買の設定ができたりもします。

 では、「楽しく過ごすコツ」といえそうな、先輩の工夫をご紹介しましょう。

【楽しく過ごすコツ】

1)自分の世界に浸る
・音楽を聴く、本を読む
・メールする、スマホゲーム
・中吊り広告を見る
・周りは気にしないで歌う(電車ではちょっと…)

2)自分磨きの時間にする
・ひそかに美顔トレーニング
・音楽を聞きながら、軽い運動のつもりで行く
・つま先立ちをして、忍耐を強化する

3)自分なりの楽しみを作る
・次の駅で降りる人を予想し、その前に立つなどして、ゲーム感覚を味わう
・映画などのサウンドトラックを聞き、この電車もその場面の1つと妄想する
・同じ電車に乗っている人の外見から、どんな人かを想像して楽しむ
・外の景色を見ながら、日々建物ができ上がっていく様子を楽しむ
・通勤時に会う人の顔を覚える
・イケメン探し
・ひそかに歩く速さを競争する
・道中にチェックポイントを設定。各々どのくらいで通過できるかを確認する
・アンケートに答えて、ポイントを貯める

4)意識を変えてみる
・週末にあった楽しいことを思い出す
・週末の計画を頭の中で考える
・お気に入りの靴をはく。なければお気に入りの靴下をはく
・通勤ルートを日によって変えてみる
・無心で走る

 いかがでしょう。意外と多くの方が、オリジナルの「楽しみ」を持っていることがわかって、安心しませんでしたか? 社会人経験が浅いと、早く評価されたいと思うあまり、「できるビジネスパーソンは何をしているのだろう?」と前のめりになりがち。ですが、まずはきちんと自分の仕事ができるよう、オンとオフのメリハリをつけたり、そうできるモチベーションの自己管理が大切です。
 通勤時間は、情報収集やメールするなど有効活用もよし、音楽を聴くなど1人の時間を楽しむのもよし。いづれにしても、毎日往復で積み重なっていく時間ですので、自分で「この時間があってよかった」と思えるよう過ごしてほしいと思います。使途はともかく、自分で通勤時間をはじめとした隙間時間まで意識することで、時間管理の意識と能力が磨かれていくはずです。

WRITING 田中美穂

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