今からでも間に合う!『じゃらん』編集長が教える、目的別オススメ国内卒業旅行プラン

 入社式まであと4週間!卒論の提出も終わり、ようやくゆとりができたけれど、もう卒業旅行に行く時間はない…なんてあきらめていない?

 国内旅行ならば、まだまだゆったり楽しめますよ!『じゃらん関東東北版』編集長の大橋菜央さんに、目的に合わせた卒業旅行先を教えてもらいました。

 仲間で、一人で、恋人と…最後に学生時代の思い出を作っちゃいましょう!

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株式会社リクルートライフスタイル『じゃらん関東東北版』編集長 

大橋菜央さん

みんなでワイワイ!グループで盛り上がるならば?

 クラスやサークルの仲間たちとみんなでワイワイ盛り上がるならば、ペンションや民宿が気軽かつ比較的安価なのでおすすめ。食べ放題や飲み放題がついていたり、露天風呂付きの宿も増えているので、宿でゆったり楽しめますよ。

 どこに行くか決めあぐねているならは、「大分」をお勧めします。3月31日までの期間限定で、22歳の人であれば大分県内の日帰り温泉入浴料が無料になるお湯マジ!22 in おんせん県おおいたキャンペーン実施中だからです。

 対象となる「22歳の人」は、1992年(平成4年)4月2日生まれ~1993年(平成5年)4月1日生まれの方。大学4年生の多くの人が当てはまりますよね。豊かな自然に恵まれた大分県は海の幸も山の幸も豊富なので、無料の温泉を思う存分楽しんだ後は現地の「食」も楽しんで下さい。

 予算に余裕があれば、「沖縄でビーチパーティー」も盛り上がれそう。沖縄のビーチパーティーとは、ビーチで楽しむバーベキューのこと。沖縄では、バーベキューはもっぱらビーチで楽しみます。

 沖縄本島でビーチパーティーができるビーチは、豊崎美らSUNビーチやサンセットビーチなどいくつかありますが、オススメは、うるま市にある海中道路の途中にあるビーチ。見渡す限りの青い空、青い海…そこで行うビーチパーティーは、学生時代の忘れられない思い出になりそうです。

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一人旅でじっくり自分を見つめ直したい。ピッタリのスポットは?

 一昔前までは、一人旅には暗いイメージが付きまとっていましたが、今ではすっかりポピュラーになっています。じゃらんリサーチセンターの「じゃらん宿泊旅行調査2014」によると、一人旅をする人は9年連続で増えています。
 この流れを受けて、「一人旅プラン」を設ける宿が増加中です。「じゃらんnet」に掲載されている宿のホテルでは実に95%以上、旅館でも66%が一人旅プランを設けていて、部屋食を選べたり、エステを楽しめたりとプラスアルファがついたプランも多数。ぜひ、自分に合ったプランを選んでみてください。

 個人的なオススメは「宿坊」。僧侶や参拝者のために、寺院内などに造られた宿泊施設のことで、一般客の宿泊も歓迎するところが増えています。住職による法話が聞けたり、一般見学前にお寺をゆっくり見て回れたりと、一人の時間をゆったり楽しめそう。自分とじっくり向き合うこともできそうです。春休みなどのオンシーズンでも宿泊費が変わらないのも魅力。ちなみに、「じゃらんnet」で宿坊を検索すると、64件がヒットします。
 また、山奥の温泉地や島など、あえてネットがつながりにくい場所に行って、スマホやPCなどのデジタル環境から距離を置く「デジタルデトックス旅」もオススメ。SNSやネットに邪魔されることなく、将来をじっくり考えられそうです。

卒論で疲れた体を休めたい…癒しに最適なスポットは?

 癒しと言えば、温泉!じゃらんnetユーザーが選ぶ「人気温泉地ランキング2014」の第1位は箱根温泉(神奈川県)、第2位は由布院温泉(大分県)、第3位は草津温泉(群馬県)でした。
 どの温泉にもそれぞれの効能がありますが、この時期特にオススメなのは、第3位の草津温泉。泉質の素晴らしさはもちろんのこと、3月31日までは草津のシンボル「湯畑」がイルミネーションで飾られ、湯けむりの中に浮かび上がる光と湯けむりが織りなす幻想的な風景が楽しめます。

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 また、3月14日、21日、28日はキャンドルイベント「夢の灯り」も開催(荒天中止)。1200以上ものキャンドルの灯りが揺らめき、見ているだけで癒されますよ。

 3月14日に開通する北陸新幹線で、グンと近くなる富山県、石川県の温泉も見逃せません。金沢から約40キロメートルの加賀温泉郷にある山代温泉は、共同浴場を中心に宿屋やお店が並び、レトロな温泉街の風景が楽しめます。明治の共同浴場を復元した「古総湯」は洋風レトロな雰囲気が魅力、源泉かけ流しのお湯が体を休めてくれるでしょう。

 3月上旬までの期間限定ですが、伊豆・河津町では「河津桜」が見ごろ。ちょうど同時期に菜の花も見ごろを迎えるため、桜のピンク、菜の花の黄色、そして新緑のコントラストが目に鮮やか。3月10日までの「河津桜まつり」期間中は、たくさんの出店が出て盛り上がります。近くには温泉も豊富で、特に伊豆北川駅に近い公営露天風呂「黒根岩風呂」は、海抜0メートル、波打ち際にある温泉として野天風呂として有名です。水平線を眺めながらお湯にゆったり浸かれば、身体の芯から癒されることでしょう。

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社会人になると取れない!「1週間」の行程でオススメなのは?

 社会人になると長期の休みは取りにくいのが現状。来月から社会人で慌ただしさが増していると思いますが、今からだったら1週間ぐらいの日程は確保できるのでは?

 私だったら、小笠原諸島を選びますね。東京から南に約1000キロの位置にあり、世界自然遺産にも選ばれた場所。1日1便の船便しかなく、しかも片道25時間かかります。現地2泊3日の旅でも、往復の工程を入れると丸々6日間はかかってしまいます。

 しかし、まるで日本とは思えないほどの風景が広がり、まさに「東洋のガラパゴス」。トレッキングで小笠原諸島にしかいない希少な動植物と触れ合ったり、透明度抜群の海で泳いだり、ホエールウォッチングを楽しんだり、あっという間に時が過ぎるでしょう。

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 ちなみに、荒天で海が荒れてしまうと、船便は欠航となり、帰りは1週間待ちに。これも、社会人になるとなかなか足を運びにくい理由です。もしも今から小笠原行きを検討するならば、なるべく早い日程をお勧め。荒天のせいで船が出ず、入社式に間に合わない…なんて避けたいですからね。

 沖縄の離島めぐりも、ぜひお勧めしたいですね。沖縄本島は各都市からの直行便も多く、比較的気軽に行けますが、離島はそれぞれの島ならではの魅力があり、いくつか回るとその豊かな自然や風土、文化に魅せられます。石垣島をターミナルにすれば、小浜島、西表島、竹富島、波照間島などに飛行機や船などで渡れるので、いっそ今回は離島のみを楽しんではいかがでしょうか。
 小浜島などからチャーターボートで行ける浜島は、潮が引いている時だけ現れることから「幻の島」と呼ばれています。真っ白な砂浜とエメラルドグリーンの海は、癒し効果抜群!浅瀬なのでシュノーケリングも楽しめます。このような、ロングステイでないと楽しめないオプショナルツアーもぜひ体験してみてください。

EDIT&WRITING:伊藤理子

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