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リクナビNEXTジャーナル

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マンガ『テンプリズム』に学ぶ、大きな壁を乗り越えるために必要な要素とは――大事なことは全部マンガが教えてくれた

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©Masahito Soda / Kanaka Mizuki

 

突然ですが、「マンガ」のあるシーン・ある言葉に、ハッと気づきを与えられたこと、勇気づけられたこと、ありますか?

 

普通に仕事をしているだけではなかなか気づくことのできなかった考え方など、「マンガから学べた!」ってこと、あると思います。そんな仕事に人生にジンジン効いてくるマンガの1フレーズを、筆者の独断と偏見で選定、解説までしてしまうこのコーナー

今回は、曽田正人先生初のファンタジー作品として話題の『テンプリズム』(©Masahito Soda / Kanaka Mizuki)より、成長に必要な要素を教えてくれる言葉をご紹介します。

 

この努力に意味はあるのか、と迷ったことはありますか?

大きな努力を払わなければ乗り越えられない壁を前にした時、なかなか結果が出ない現状から、「このまま努力を続けて意味があるのか」と迷ったことはありませんか?

大きな努力が必要だとわかっていながらも、結果や変化を感じられないと人は焦りを覚えるもの。

 

そんなときに思い出したい1フレーズがこちら!

 

修行の成果が出ようと出まいと
ふみとどまりそこで「続けた」こと自体が
あなたの摩因度(マインド)を飛躍的に上げたのじゃ

©Masahito Soda / Kanaka Mizuki

 

主人公ツナシに復讐するために、カラン王国の長老である事九(コトキュー)を狙った、骨(グウ)の国の戦士、ニキ。しかし事九の知略によって、魔力の発揮できない空間に彼とともに閉じ込められてしまうことに。その空間の中で、彼女は事九にツナシの力の謎を問い詰めます。

 

ニキは、ツナシによって大きく人生を狂わされた人物でした。

それは、2年前にアイリッカという小国を襲った際のことでした。父親と共に制圧部隊を率いていた彼女は、「光の剣士(オロメテオール)」として覚醒した主人公ツナシの圧倒的な力の前に、200機もの魔力兵を失うことになるのです。

敗戦の責任を取ることとなり、軍人としての将来を断たれた彼女の父親は「壊れて」しまい、母親も姿を消してしまいます。そんな境遇の中で、ツナシへの復讐心から彼女は魔力を磨き、修行を重ね、110しかなかった摩因度(マインド、力の強さを示す指標)を4年間で4倍にまで引き上げることに成功しました。

しかし事九は摩因度が引きあがった理由は修行にはないと告げます。

摩因度がわずか2年で4倍にまで高まった理由、それは家族が崩壊するほどの事態の中で、彼女が「立ち上がった」こと、そしてそれ以上に「続けた」ことだと。

 

試練は人を鍛えると言うが、否。
そんなに甘く美しいものではない。
対処しようのない巨大な試練に出会ったとき、ツブれ、ひねくれ…
いや、そこまで行かなくとも
自分の価値観のほうを修正してしまう者のいかに多いことか

それは大なり小なり『自分』に敗れている

そのほうが楽
『格』を失ったとしてもそのほうが快適なのじゃ

©Masahito Soda / Kanaka Mizuki

 

そんな巨大な試練に出会っても、ニキはその事態をそのまま受け止め、もう一度立ち上がった、そのことがまず摩因度を高めたのだと、事九は説きます。

ですが、それだけでは4倍にまでは高まらない。事九の言葉は続きます。

 

結果が約束されていることなら
誰でも血を吐く努力もしよう
試されるのは無意味な苦しみで終わるかもしれぬ時じゃ

そこであなたはヤメなかった

修行の成果が出ようと出まいと
ふみとどまりそこで「続けた」こと自体が
あなたの摩因度を飛躍的に上げたのじゃ

成果を出すことではない

起こった全てを受けとめ、のみこみ
それでも変わらず前へ進み続けること
これほど人を大きく、強く高めさせるものはないのです

©Masahito Soda / Kanaka Mizuki

 

そして、そういう力こそ「胆力」といい、ニキは大きな胆力を持っていることを誇るべきだと告げたのです。

 

暗中模索の中でも、前へ進む努力を続けられるか

今行っている努力が、本当に成果につながるのだろうか。努力がつらいものであるほど、また出したい成果が大きなものであるほど、人はそういった迷いを抱えがちです。少しずつでも結果が見えてくれば別ですが、努力の中にはある一定のところにまで達しなければ効果を実感できないものも多く、その過程で「これは無駄な努力だ」と諦めてしまうこともあるのではないでしょうか。

 

しかし苦しみを乗り越えて大きな成果を出した人というのは、大抵その苦しみの中でも努力をやめなかった人です。どんなに不安になっても、迷っても、焦っても、それでも前へ進むための努力をし続けた人です。だからこそ、暗闇を抜けることができたのです。

 

「継続は力なり」とはまさにその通りで、成果を出している人と出せていない人を比べると、継続力の差に原因があることは少なくありません。

 

たとえすぐに成果を実感できなかったとしても努力を継続すること。それを続けることができる「胆力」こそが、大きな成果を出すために必要な要素なのかもしれません。

 

>>『大事なことは全部マンガが教えてくれた』シリーズ 大事なことは全部マンガが教えてくれた

監修:リクナビネクストジャーナル編集部