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パパはおっぱいがでない ~育児は仕事に通ずる第1話

 

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育児休暇ではなく育児退社という選択

こんにちは、Omsubi(オムスビ)のハブチンです。子供ができると、男性も考え方や働き方が変わります。今いる会社でより一層仕事を頑張る人たち、今より待遇がいいところに転職して心機一転頑張る人たち、あるいは男性でも育児休暇をとって育児を頑張る人たち、十人十色の考え方があります。

 

私はというと、子供ができたタイミングで会社を辞めて独立しました。育児休暇ならぬ育児退社です。4月に待望の第一子(男)が生まれ、父親0歳、経営者0歳になりました。息子の成長に負けぬよう、会社も成長させていきたいと思う今日この頃ですが、なにぶん初めてのことばかりで日々奮闘しております。

 

でも仕事でも育児でも何でもそうですが、思い描いていたことと、実際にやってみることは全然違います。考えるだけでなく実際にやってみたほうが、考えるよりも深い気づきを得ることができます。今回はイクメンをしてみて気づいたことをご紹介させていただきます。

 

パパはおっぱいがでないということ

イクメンをして最近得た大きな気づきは「パパはおっぱいがでない」ということです。なんだそれ、当たり前のことじゃないかと思われるかもしれません。もちろん私も子供が生まれる前も、自分の乳首からミルクが出るとは思ってはいません。

「おっぱいがでない」ということは、育児にとってサポーター的な役割しか果たせないことです。育児のメインプレーヤーはおっぱいが出る母親。子供が泣いている原因のほとんどはお腹が空いておっぱいが飲みたいからで、こればかりは手伝うことができません。

しかしながら私は、父親もメインプレイヤーであると思っておりました。特に私の場合は育児をするため会社も辞めているので、メインプレイヤーでいる気満々だったわけです。オムツを替える、お風呂に入れる、哺乳瓶で授乳する、抱っこして寝かしつける、率先して頑張っておりました。

他のお父さんよりも頑張っている自負はあったのですが、妻に意外なことを言われてハッとしました。

 

子どものことばかり見て、私のことを見ていない

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「子どものことばかり見て、私(妻)のことを見ていない。」そんなことはない、妻も頑張っているのは承知していましたが、指摘されてみると確かに子どものことばかりかまっていました。

これは是非これからイクメンになる方に覚えておいて欲しいのですが、母親は「マタニティブルー」という産後一時的に精神が不安定になる状態がやってきます。科学的にいうと、妊娠中は大量のエストロゲンとプロゲステロンが出ている状態が、産後は出なくなるので自律神経が混乱するらしく、要するにもともとの性格とは関係なく誰しも起こるわけです。

 

ただでさえ、新生児は1~3時間感覚でお腹が空いて起きてしまうため、夜もぐっすり眠ることができず、寝不足でイライラしている状態。それに加えてマタニティブルーで気分が落ちて、ひどい方は「産後鬱」に移行して育児が難しくなる危険性もあるらしいです。

 

母親が育児できなくなると、子どもにとっては大問題です。妻から言われた一言で気づきました。イクメンがすべきことは、子どもの面倒をみることよりも、母親の心身のサポートをすることだと。母親が育児のメインプレイヤーとして活躍できるように、イクメンはそれをサポートする役割なんだと。おっぱいが出ない父親のすることだということに気づきました。

 

妻によろこばれる育児のポイント

それでは妻の心身のサポートをする育児とは何かというと、まずは「小まめな声掛け」です。仕事とまったく一緒ですが、おつかれさま、ありがとうね、その何気ない一言が妻の気持ちの安定につながります。

 

母親が疲れや寝不足で体力が落ちていたり、ストレスを感じていると母乳も出にくくなるようです。母乳が出にくくなると、子どもは泣いたままで、成長も遅くなってしまうので死活問題です。逆に母乳がちゃんと出ると、子どもは飲んでお腹いっぱいになって寝て、成長してくれます。つまり育児は母親のおっぱい中心で回っているということです。

 

次によろこばれるのは、「子どもの手が離れる時間をつくること」です。言葉は通じない子どもの面倒を24時間365日みるのは大変なことです。たまには子どもの手が離れる時間をつくることで心身のサポートにつながります。

 

イクメンが取り組んで欲しい育児3選

まず育児初級編はオムツを替えることです。新生児はおしっこは1日15~20回、うんちは1日2~10回出るので、小まめに替えましょう。これは新入社員のときに取り組んだ電話を取ること、あるいはコピー取ることに通ずるところがあります。母親(先輩)がする前に率先して取り組むことが重要です。

 

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次に育児中級編はお風呂に入れることです。新生児の首はすわっていないので、首に気をつつ耳に水がはいらないように蓋をして、もう片方の手で体を洗っていくのは、慣れてないと手がつりそうになります。また皮膚がよわいので、優しく体を拭いていきます。拭くというのもタオルをあてるという方が近いかもしれません。折ったり曲げたりしてはいけない契約書のごとく優しく扱いましょう。

 

最後に育児上級編は「寝かしつけ」です。これができたら妻からの評価は「A」がもらえるでしょう。特に夜中の「寝かしつけ」ができたら、妻の睡眠時間を確保できるので加点です。しかし女性よりも男性の方が、赤ちゃんの泣き声に気づきづらいので、自分だけぐっすり寝ていることも。そんなときに「あぁよく寝れた」と言ったりしたら、妻の機嫌が悪くのでご注意を。

 

以上、1ヶ月イクメンをした気づきでした。こうして考えてみると、育児は仕事に通ずる部分があるなぁと感じます。ここまで書きましたが、定石はないので、関わる人たちが気持ちいいよう、自分が気持ちいいように働くことが一番だと思います。

 

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【筆者プロフィール】羽渕 彰博(ハブチン)
1986年、大阪府生まれ。2008年パソナキャリア入社。転職者のキャリア支援業務、自社の新卒採用業務、新規事業立ち上げに従事し、ファシリテーターとしてIT、テレビ、新聞、音楽、家電、自動車など様々な業界のアイデア創出や人材育成に従事。2016年4月独立。