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マンガ『Dr.コトー診療所』に学ぶ、真のプライドとは――大事なことは全部マンガが教えてくれた

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©Takatoshi Yamada / 小学館

「マンガ」のあるシーン・ある言葉に、ハッと気づきを与えられたこと、勇気づけられたこと、ありますか?

普通に仕事をしているだけでは、なかなか気づくことのできなかった考え方など「マンガから学べた!」ってこと、あると思います。そんな仕事に人生にジンジン効いてくるマンガの1フレーズを、紹介する「大事なことは全部マンガが教えてくれた」シリーズ。

今回は、大人気医療マンガ『Dr.コトー診療所』(©Takatoshi Yamada / 小学館)より、真のプライドとは何かについて教えてくれる言葉をご紹介します。

 

誇りをもって貫きたいことは何か

誰かの言う事を聞く、誰かに頭を下げる。そうしたことをプライドが邪魔して素直にできないという人、いませんか?しかし、貫きたい「誇り」があり、そのために人に頭を下げる必要があるのなら、それは素直に頭を下げるべきなのです。

そのことを教えてくれる1フレーズがこちら!

 

おまえにとってプライドってなんだ?
人に頭を下げてなくなるようなプライドなんてたかがしれてる。

©Takatoshi Yamada / 小学館

 

かつてコトーに命を救われたタケヒロは、コトーのような医者になるために高校へ進学することに。しかし、私立の難関校には合格したものの、国立の高校は落ちてしまいます。漁師であるタケヒロの父、原には私立の高い学費は払えない。タケヒロは、進学することを諦めていました。そんな事情をしった島の漁師であるしげさんは、島の漁業関係者を集めて、国からおりた補助金からタケヒロの学費を出してやろう、と島の漁師たちを説得します。いつか医者になれた際には、島の医者として戻ってきてもらうことを条件に、島の漁師たちもそれを承諾しました。

 

しげさんが原とタケヒロにそれを告げると、原は土下座をして皆に頭を下げます。それを見たタケヒロは、「父さん、やめてよ。父さんに土下座までさせて皆洋なんか行きたくないよ!!」と頭を下げる父を止めようとしますが、逆に「おまえも一緒にみんなに頭下げろ!!」と殴られてしまいます。

しげさんたちとの会合からの帰り道、原はタケヒロに「オレがみんなの前で土下座するのがそんなに嫌か?」と尋ねます。タケヒロは「父さんは何も悪くない、みんなぼくが悪いんだ、それをぼくのために…。父さんは一流の漁師だ。島中のみんながそれを認めてる。ぼくは…、ぼくは父さんにはいつも胸を張っててもらいたい」と答えます。

 

その言葉を受けて、原は上記の言葉を発しました。

 

自分のプライドをどうしたら守れるか

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原の言葉は続きます。

オレはおまえのオヤジだ。おまえにとっていいことなら、何百回だって何千回だって頭を地面にこすりつける。それ以外のどんなことだってできるぜ。それがオレのオヤジとしてのプライドだ。

原にとって大事なことは、息子であるタケヒロのために何ができるか、ということでした。タケヒロのためならどんなことでもする、というのが、原にとってのプライドなのです。だから、プライドを傷つけてまで、とタケヒロが思っていた土下座という行為も、原からすれば、むしろ自分が貫きたいオヤジとしてのプライドを守るためには必要な行為だったのです。自分は何にプライドを持ちたいと思っているのか。何を貫きたいのか。それを正しく理解していれば、人に頭を下げたくらいではプライドが傷つくことはないのです。

 

原は、高校の寮へ入るタケヒロを見送った後、誰にも言わず島を去ります。そして漁師たちが出してくれたお金を返すため、マグロ船で働き始めました。

漁師の皆からお金を借りられたのは、「将来島の医者になること」が条件。しかし、本人が望むならそれがベストとはいえ、将来タケヒロが医者になれたとき、そのことが制約になってはいけない。原はそう考えて、長年続けた漁師の道を捨てたのです。

島のみなが認めていた一流の漁師である原。しかし原にとっては漁師としてのプライド以上に、オヤジとしてのプライドの方が大切だったのです。

 

自分が本当に貫きたい思い、守りたいプライドはなんなのか。それを正しく理解し、行動する大切さが、原の背中から伝わってくるのではないでしょうか。

>>『大事なことは全部マンガが教えてくれた』シリーズ 大事なことは全部マンガが教えてくれた

監修:リクナビネクストジャーナル編集部