マンガ『NANA』に学ぶ、苦しんでいる時に自分に言い聞かせたい言葉――大事なことは全部マンガが教えてくれた

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©矢沢漫画制作所 / 集英社

突然ですが、「マンガ」のあるシーン・ある言葉に、ハッと気づきを与えられたこと、勇気づけられたこと、ありますか?

普通に仕事をしているだけではなかなか気づくことのできなかった考え方など、「マンガから学べた!」ってこと、あると思います。そんな仕事に人生にジンジン効いてくるマンガの1フレーズを、筆者の独断と偏見で選定、解説までしてしまうこのコーナー

今回は、絶大な人気を誇り、実写映画化、アニメ化もされたマンガ『NANA』(©マルシー矢沢漫画制作所 / 集英社)より、苦しんでいる時に自分に言い聞かせたい言葉をご紹介します。

人生はなかなか、望んだとおりにいかない。

苦労も失敗もなく、順調に物事が進んでいけば、それほどいいことはありません。しかし、多くの場合、物事というのは望んだ通りにはいかず、大なり小なり予期せぬ事態やトラブルが発生し、苦労したり、傷ついたりしてしまうもの。

そんな、苦しんでいる時に自分に言い聞かせたい1フレーズがこちら!

“人生は七転び八起きだ、立ち上がり続けりゃ勝つんだよ”

©矢沢漫画制作所 / 集英社

タクミとの結婚を決めたハチこと奈々だったが、仕事を最優先に考えるタクミとはケンカばかり。タクミを選んだ経緯に自信を持てないこともあり、このままでいいのかどうか、奈々は悩み続けていました。

そんなある日タクミが所属するバンド「トラネス」のレイラと、ナナが所属するバンド「ブラスト」のシンの合同誕生日パーティが開かれ、奈々はブラスト側に招かれます。しかし周囲に奈々との関係を秘密にしていたタクミは、俺の仕事の邪魔をするな、すぐに帰れと奈々を突き放す。またしてもタクミとなったケンカになった奈々は、ナナの部屋へ逃げ込みます。そんな奈々に、ナナがかけた言葉が、上記のものです。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

大切なのは、転ばないことじゃなく、起き上がること

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一切苦労も失敗もない人生に越したことはないけれど、なかなかそうはいかないものです。どんな人にも多かれ少なかれ、苦しんだ経験、傷ついた経験はあるでしょう。失敗しないように、苦しまないようにと十分に注意したつもりでも、それでもすべてを避けることはできないのです。

転ばないように気を付けても、転ぶことを避けきれないのであれば、より重要になってくるのは起き上がること。どれだけ苦しい思いをしても、傷ついたとしても、そこで倒れ込んでしまうことなく、いろいろな人の手を借りながらでも、なんとか起き上がることが大切です。そうして何度転んだとしても、そのたびに起き上がり、最後の最後に立っていれば、それは人生の勝者といえるのかもしれません。

ケンカした翌日、「家を出る!」とタンカをきった奈々は、何事もなかったかのように帰ってきたタクミを出迎えます。「出て行くのはやめたの?」というタクミに、「タクミも反省していることは言わなくてもちゃんとわかっているから大丈夫だよ」とニッコリ。半ば強引ともいえるやり取りも、オレ様タイプのタクミには、かえって有効に働きました。

相手の言動を引きずらず、何事もなかったようにケロッとしてみる。それが奈々流の起き上がり方なのかもしれません。

苦しんでいる時には、「これ以上苦しまないように」と考えるのもいいですが、「どうやって起き上がろうか」と考えてみてはいかがでしょう?

友達と話すとか、上司に相談するとか、何でもいいので起き上がる方法を模索し、実践し、起き上がる方法を身につければ、転ぶことが少し怖くなくなり、苦しい時を乗り越えられる力になるのではないでしょうか。

>>『大事なことは全部マンガが教えてくれた』シリーズ 大事なことは全部マンガが教えてくれた

監修:リクナビネクストジャーナル編集部

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