ペン、使ってますか?
最近ではPCやタブレット、スマホなどの台頭であんまり使わなくなってしまった…という方も多いかも?ですが、だからこそ『持っているだけで自慢したくなるすごいペン』に人気が集まっていることをご存知でしょうか?
今回は、持つ人の品格を上げてくれるだけでなく、機能的で、さらに話題のタネになること間違いなしなペンをあれこれご紹介。
全て日本国内から購入可能な逸品です!
目次
3000年のペンの歴史をひっくり返した「一生インクが要らない」超美麗ペン
ピニンファリーナ「4.EVER ピニンファリーナ カンビアーノ」
はい。いきなり来ましたぶっちぎりの変態進化種。インクを一切使わず、生涯インク切れが起こらないという「4.EVER ピニンファリーナ カンビアーノ」です。
伝説の名車と呼ばれたフェラーリ・デイトナ、F40などのデザインをも手がけたピニンファリーナ社と、超高級万年筆メーカーとして世界に名高いイタリアの文具メーカー、ナプキン社との共同開発で生まれたこのペン。
ペン先に搭載された特殊合金製のチップが、紙との摩擦で酸化する性質を利用。筆跡をまるで鉛筆のような優しい味わいで描いていく仕組みなんだとか。
ペンとしては驚愕のお値段、1本約1万6,000円。
かなりの高額ですが、機能・特性・デザイン・ブランドを考えれば全然納得できるお値段ですよね。
ビジネスシーンに映える!言わずと知れた『消せるボールペン』のハイエンドモデル
「PILOT」フリクションボールノックビズ
今や世界中を巻き込み、大ヒット商品となった、消せるボールペン『フリクション』。
その機能性はそのままに、どーしても安っぽくなりがちな見た目を、美しいツヤ消しメタリックボディで包み込んだハイエンドモデルがこちら。
スーツのポケットに入れても様になる上に、機能性もバッチリ。
お値段は1本1,500円前後と、ボールペンとしてはちょっとお高めながら、ちょっとしたお祝いの品やビジネスシーンの常用ペンとしても使えそうですよね。
(ほぼ)絶対に折れない!シャーペンの常識を覆した『発明品』
ゼブラ「デルガード」
ちょっとした下書きやメモ、あるいはデザイナーなどのプロユースに至るまで。大人になっても意外なほど使うシャープペンシル。
確かに便利ですし使い勝手も良いんですが、シャーペンである以上どーしようもなくつきまとっていたのが、『芯折れ』『芯詰まり』ですよね。
ところがそこで「シャーペンなんだから仕方ない…」と諦めなかった人たちが、実に足掛け5年、60以上の試作を経て作り上げてしまったのがこのゼブラ「デルガード」。
ペンの持つ角度や筆圧に合わせてペン先のスプリングが可動。どの角度からの圧力からも芯を守るという、トンデモ機構はもはや精密機械とすら言えるかも。
1本400円前後というお値段も嬉しいですね。
ペン先がない?ありえない技術が実現した『21世紀最高』の蛍光ペン
ステッドラー テキストサーファー ゲル
蛍光ペンって便利なんですが、自分で書いたメモにハイライトを入れたりすると元々書いた文字がにじんでボケてしまったり、裏写りしてあーーーー な状態になったりと結構困りもの。
不注意でキャップを外したまましばらく放置したら最後、ペン先が乾いて使い物にならなくなってしまったり…。
で、オススメなのが業界初の特殊固形インクを使った「テキストサーファー」。
これまでの蛍光ペンで常識だったインク+ペン先の構造とは異なり、インクそのものを押し出して使う固形インクというニュータイプで、鉛筆だろうが書きたてのペン字だろうが問題なし。全くにじまずインクも乾かず、なんと2、3日放置しても使用OKというモンスター。
5色セットで800円程度とライトな価格設定も嬉しいですね。
万年筆の老舗が仕掛けた、ボールペンの書き心地革命
セーラー万年筆「G-FREE」
約100年前、日本国内で初めての国産万年筆を作り上げた老舗メーカー、セーラーが手がけた「未体験の書き心地」を実現した”ボールペン”が登場。
低摩擦を徹底追求した独自開発の特殊なインクを使用し、どこまでも滑らかな書き味を実現。軸についた筆圧弾力設定機能をいじってハード~ソフトを調整でき、自分にあった感触を設定可能なんだとか。
正直ボールペンの書き味なんて大して気にしたことなかったですが、これはそーーーとーーー気持ちいいです。
見た目が普通すぎるのが難点と言えば難点ですが、こちらは1本300円と絶妙なお値段なので普段使いにもこだわりたい方に良いアイテムかも。
【おまけ】キャンバスは空気?何もない空中に立体物を書ける3Dクラフトペン
ラストはちょっと変わり種。
ビジネスシーンで使うことはほぼないと思いますが、ペンがここまで進化したか!という超特殊ペンをおまけで紹介しておきます。
アート&クラフトファン「3Doodler2.0」
「立体物を書ける」とだけ聞くと想像がつきにくいですが、ペン軸から押し出された樹脂を使って「空中に自由にモノを書ける」と言うかなんというか…
まぁ、とりあえず以下の動画を見てください。
空中に線を描くようにペンを動かすと、思いのままに立体物が出来上がってしまうという文字通り異次元なペンなんです。
押し出された樹脂はすぐに固まるので短時間での制作が可能で、意外なほど色数も多いので「手書き3Dプリント」なんて言われて(一部界隈では)大いに流行っているんだとか。
お値段1万6,000円は果たして高いのか安いのか…??
おわりに
さて、ここまで色々な意味で突き抜けたペンをあれこれ紹介してきましたが、これをお読みの皆様にとって「欲しい!」というペンはありましたでしょうか?
もし「これ抜けてるよ!」や「もっとスゴイのあるよ!」といったご意見ありましたら、ぜひTweetやコメントで。
お待ちしております!
取材・編集:中村健太