ボーナス払いで消滅、妻に全額召し上げられる、狩猟免許代という異色派も…ビジネスパーソン500人に聞いた「夏のボーナスの使い道」

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■34%が「ボーナスが増えそう」、そしてボーナスの56%を「貯金に回す」

 もうすぐ待ちに待った夏のボーナス!アレに使おう、コレを買おう…と期待に胸を膨らませている人も多いのでは?そこで、リクナビNEXTジャーナルでは、20代、30代のビジネスパーソン552人に、「みんな大好き♪ボーナス」の使い方をアンケート調査してみました!

 まず、「今回のボーナスは前回に比べて増えそう?減りそう?」と聞いてみたところ、「増えそう」が33.7%、「減りそう」が6.3%、「変わらない」が40.6%という結果に(残りの19.4%は「まだわからない」と回答)。…おお!3割以上の人がボーナスが増える見通しだなんて、景気は着実に上向いているようですね!

 でも、皆さんなかなか堅実です。

「ボーナスのうち、何割を貯金に回す?」と聞いてみたところ、平均で56%を貯金に回すという結果に!半分は貯め、半分は使うという意見が多く見られました。ちなみに、「100%貯金」と答えた人も9.8%存在しました。

 続いて「貯金に回す以外」のお金をどう使うか聞いてみたところ、以下のような結果になりました!

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<買い物しちゃう♪>

「自分のご褒美として、普段なら高価で買えないものを購入します。今年はル・クルーゼのお鍋を購入予定」(26歳)

「オーダーメイドのスーツ1着とブランドのバッグを購入する予定です。予算に余裕があればプラスしてスーツに似合うシャツと靴も買いたい」(23歳)

「半年掛けて楽しむ小説、マンガ、DVDをまとめて購入します」(29歳)

「いつも下着の買い替えのタイミングを逃してしまうので、ボーナスのタイミングで買い替えていくつもり」(31歳)

「好きなお菓子を値段を気にせずいっぱい買う!」(36歳)

<旅行費用に!>

「フランス~イギリスに旅行します。物価が高い地域なので、ボーナスを使わないと遊べないかなと思って」(38歳)

「ライブの遠征費用」(28歳)

「子供の誕生日にあわせ、家族で年に一度のディズニーランド旅行に行く予定」(38歳)

「人手不足で仕事が増え、普段の旅行ができなくなったので、ボーナスが出た時ぐらいは休みを取って旅行したい」(36歳)

「夫婦で国内旅行を計画しており、ボーナスでプチ贅沢な観光を楽しみたい」(25歳)

<ちょっとリッチな食事>

「妻と豪華な食事で日頃の疲れを労いたいです」(26歳)

「普段買わないようなデパ地下の高級食材を値段を気にせず購入」(35歳)

「焼き肉を食べる!」(29歳)

<生活費、ローン返済などに…>

「ボーナス一括で購入した物の支払いと、積み重なった小さな赤字の補てんで終わってしまう」(39歳)

「奨学金の返済に回します」(26歳)

「自動車税、自動車保険など、この時期は車の維持費で消えてしまいます」(35歳)

「増税によって家計が圧迫されたために値上げされた食料品に充当させる」(37歳)

<そのほか、こんな使い方も!>

「いつもお世話になっている嫁に現金で小遣いを渡す」(36歳)

「馬券を買う」(27歳)

「妻と自分の誕生日なのでプレゼント代に。ジュエリーとバッグの予定」(33歳)

「両親に1万円ずつあげる」(26歳)

「資格の勉強の初期費用…参考書など」(26歳)

 なるほど~、ひとくちに「買い物」、「旅行」と言っても、使い方は千差万別ですね。ボーナスに対する皆さんのワクワク感が伝わってきました!(ローン返済などのケースは別にして…)

8,568通り、あなたはどのタイプ?

■ビジネスパーソン3人が詳細報告「私はボーナスをこう使います!」

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 まさに今、間もなく支給されるボーナスにワクワクしているであろうビジネスパーソンに、詳しく使い道を聞いちゃいました。3人の使い方は、実に対照的。共感できる部分も、「え、そんな使い方するの…」と驚く部分もあるかもしれませんが、一気にご紹介しましょう!

CASE1:バッグに旅行、家具…ボーナス払いで全額消滅の30歳女性(情報関連・販促)

 ボーナスは約80万円振り込まれる予定。あらかじめ、夫とボーナスの使い道について話し合い、「夫の分は全額貯金、私の分から必要なものだけを買って残りは貯金」と決めていました。息子の将来のため、今のうちからできるだけお金を貯めておこうと思っています。

 でも…ボーナスが近づくと、テンション上がっちゃいますよね。5月に入ってから、「結婚記念日のプレゼント」と称して夫の財布(ルイ・ヴィトン8万円)、私のバッグ(プラダ8万円)を購入。その後、子供用のベッド一式(ニトリで7万円)、そしてお盆のグアム旅行40万円!と一気に消費活動してしまいました。それでも15万円ほど余る予定だったのですが、自動車保険と自動車税の支払いを忘れており…。というわけで、6月10日に振り込まれる80万円は、6月25日には全額消滅予定です。

 実は、ボーナス支給日である6月10日に、敢えて結婚しました。ジューンブライドを希望していたというのもあるのですが、将来もし夫婦関係が冷えたとしても、この日だけは「ボーナスも出たことだし…2人で外食にでも行くか」と思えるんじゃないかと。離婚危機回避に一役買ってくれることを祈っています(笑)。

CASE2:ヨメの命令は絶対!ボーナスのほとんどを貯金に回す29歳男性(マスコミ・編集)

 ボーナスは、昨年とほぼ同額の80万円ほどが支給される予定です。前回のボーナスは、結婚式や新居の費用で飛んでしまったので、久々に「何を買おうかな~」なんてワクワクしていたのですが、昨日家に帰ったら妻から「ボーナスは全額貯金よ」とのお達しが!

 彼女の言い分は、「そろそろ子供だってほしいし、将来的にはマイホームも考えたい。ならば今から貯めないと!」。…我が家においては「妻の言うことがルール」なので、私に反論の余地はありません。本当は、先日デパートで見かけたおしゃれなスーツを買いたかったのですが、「去年買ったので大丈夫でしょ!?」の一言であっさりあきらめました。

 でも、80万円のうち5万円ぐらいはこっそり自分の財布に入れる予定。実は、もうすぐ妻の誕生日。30歳という節目の年齢になるので、内緒で指輪を買ってやりたいと思っているんです。驚き、喜ぶ顔を見るのが、今から楽しみですね。

CASE3:狩猟免許の取得に充当。夢は自給自足の猟師…の27歳男性(IT関連会社・事業企画)

 趣味は料理とお酒。お手製の料理をつまみに、お酒を味わうひとときが至福です。最近ではさらに興味の幅が広がって、“素材”の段階から携わりたいと思うように。肉や魚などの素材を買ってきて料理し、食べるだけではなく、その前の工程…つまり「獲って、さばく」から携わりたい、サプライチェーン(供給連鎖)の上流から関わりたいと思うようになったんです。

 そこで今年、狩猟免許を取ることを決意しました。免許自体は講習と実技で数万円程度なのですが、銃、保管用のロッカーなど一式を揃えるとなると、おおよそ40万円ほどかかります。猪や鹿などを仕留め、自分でさばき、加工して、友人たちにふるまう…想像しただけでワクワクします。

 実家で昔からニワトリを何羽も飼っていて、誕生日や正月などに父が絞めてさばいていたんです。こういう経験が、私を猟に駆り立てているのかもしれません。…中には残酷だと感じる人がいるかもしれませんが、子供のころから「命をいただく」ことを意識し、大切にしてきたと自負しています。命を粗末にすることなく、命を感じながら、自給自足の生活をするのが僕の夢。アーリーリタイヤ後は猟師を本業に、田舎暮らしをしたいと本気で思っています。

 ボーナスは言うなれば、普段の頑張りに対する年に2回のご褒美。取材させてもらった3人のボーナスの使途は見事に三者三様でしたが、使える額に関係なく、自分がワクワクできることや、いつもとちょっと違うことに使いたいものですね。

【アンケート概要】

インターネットリサーチにより、全国の20代、30代の男女ビジネスパーソン552名にアンケート(男性276名、女性276名)。調査期間2015年5月22日~25日。

EDIT&WRITING:伊藤理子

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