恋愛したいフツーのサラリーマンが絶対に押さえておくべき「当たり前」のガイドライン

リクナビNEXTジャーナル読者のみなさま。お世話になっております。全国の企業戦士の強い味方、ファーレンハイトさんです。前回の記事では、大半のサラリーマンがモテなくなってしまう理由と、合コンでのお作法を書かせていただきましたモテるサラリーマン、モテないサラリーマン。彼らは何が違うのか?

今回は、<意中のあの娘をものにしたい>というあなたに向けた記事をお送りします。アポイントメントが取れた際には、この記事をプリントアウトして四つ折りにし、ジャケットの胸ポケットに忍ばせてほしい。あなたにとって、薄くも破れにくいお守りのような存在であることを願って――。

Love Heart

■ 敵を知り、己を知れば百戦危うからず

大体の男って、相手が自分に気があるときは強気で押せる。でも、手応えを感じないときは積極的にアプローチすることができない。ヘタレですね。「食いつき」が判断できないのであれば、よりどころとなる「ガイドライン」を自分のなかに持ってほしい。

それは、女性という生き物をきちんと知ること。言い替えると、<女の子の傾向><女の子が喜ぶ言動>を押さえておくということだ。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

■ 女の子の年齢や性格による大まかな傾向

以前、自分のブログで書いたことがあるのだけど、女の子はひとりひとり違う。だけど、年齢や性格によって傾向は存在していて、それぞれで好むものは変わってくる。すべての女性に当てはまるわけではないけど、大まかな前提として押さえておく必要がある。

自分を消してまで相手に合わせる必要はない。だけど、適切にチューニングしていく必要がある。

1. 年齢に合わせた見せ方を考える

例えば年齢という軸。ここでは俺が出会ってきた女性、友人たちのことを例にとって書いていこう。

20代前半で、恋愛と人生が直結していることを真剣に考えてる娘はまだ少ない。恋愛が生活のハリになっている。浮ついたことも素で楽しめるお年ごろ。社会人になって、学生時代に経験していない形の恋愛に興味が出ていたりする。

20代中盤はそれなりの経験も踏んできて、ある程度の趣向が出てきたり、見せ方を心得ている娘も増えてくる。それでも好みのタイプには流されやすい。人生設計はあるようでなかったりする。学生時代からの彼氏がいる娘はここらで結婚したりするよな……。

20代後半以降になってくると、ひとつふたつきちんとした恋愛が終わって、自分の恋愛自体に疑問が出てきたり、理想にブレや迷いが生じている娘が多い。「安心したい」という思いを胸に抱く人たちも増える。一方で、年齢に応じた魅力が出てくるころだ。

例えばアラサー前後の女性がいる場でウェイウェイしたノリだけを見せても、好きになってもらえるはずがない。チャラそうに見える奴だって、絶対に彼女に対しては包容力や、自然と一緒にいれる雰囲気を見せてるわけ。

2. 性格を判断する軸は何か

他の観点もある。俺が実感するのは、その娘がプライベートで異性との出会いにアクティブか? ということ。職場で出会いがなかったとしても、休日にはそれまで知らなかった人とも積極的に接するような娘は、出会いにあまり困っていない。人付き合いにも慣れている。

ただ、オフの行動のアクティブさと、異性との出会いの数は必ずしも比例しているわけではない。

こういう風に、ひとつひとつ吟味して判断していく。この娘は人見知りしないタイプか? まずは話しやすい人と思ってもらう必要があるのではないか。ノリはめちゃくちゃいい? でも男性との付き合いには慎重だったりしないか? 相手のノリがいいのに異性として距離を縮められなかった奴らは多いだろ? それは対人用のキャラクターを剥がせなかったから起きてしまう悲劇なんだ。

上記に挙げた以外で重要なポイントとして、好奇心の多寡・精神的な安定性、そういったものがある。だけど、これは俺の主観とバイアスが多分に含まれている。大事なことは、こういった視点で女の子の性格を判断する軸を自分のなかで持つということ。そして、それを意中の女性にも冷静に当てはめていくこと。決してあなたの勝手な妄想を女性に押し付けてはいけない。もっと言えば、対人用の仮面の奥にある彼女の素顔を覗きにいこう。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

■ 女の子が喜ぶ言動を具体的に考えよう

1. やっぱり女の子はお姫様!

女の子に気に入ってもらえる現実的な方法は、心を一発で射抜く言動ではない。ひとつの事実を理解しているかどうかだ。

それは、<女性はお姫様>ということ。見た目が甘くてふわっとしているとか、チャキチャキなキャラとかは関係ない。誰もが「自分を大事にしてくれる人が好き」と言っている。これが大前提になる。

会話をするときには、8割を相手に喋ってもらっているか? 女性の多くは聞き上手だけど、やっぱり話すことが大好きだ。自分の思いをありのままに受け止めてくれる王子様を探している。

彼女は何を好ましく思い、何を楽しいと感じるのだろう? 仕事にはどんな気持ちで向き合ってるのだろう? 人生のパートナーとしての男性には何を求めているのだろう? 好みのタイプを聞くよりも、元カレとのポジティブな恋愛話を聞いたほうがいいぜ?

これは会話だけで示すものじゃない。

例えば、ちょっとしたプレゼントとかマジで喜ばれる。大げさなものは必要なくて、ちょっと高級なチョコレートとか、香りのいいバス用品を渡すだけでいいから。「わざわざひと手間」がもたらす効果はマジで絶大。会っていないときに、自分のことを考えてくれているというのは女の子にとってものすごく嬉しいことみたいだから。

実際、友人はこういう「ちょっとした気持ち」で女の子の心をつかみまくってる。本命の心をつかみたいときには、ぜひ試してみてほしい。

2. NGな言動を徹底的に避けろ!

次に考えることは、<NGをいかに排除するか?>という初歩的かつ王道の視点だ。マイナスをなるべく排除して、ポイントをしっかりと積み上げていく。

え? そんなこと分かっている? いや、いま一度頭に叩き込んでほしい。あなたがキモがられてきたのは、女の子的にNGな言動を気づかないうちに連発していたからなのだ。女性は優しくて、ソフトにフェード・アウトしていくだけだから、PDCAは自分で回すしかない。

待ち合わせに遅れなかったか。笑顔で顔を合わせたか。歩きやすい道を譲ってあげたか。エレベーターは押さえておいてあげたか。席は奥を譲ったか。彼女がコートを着ているならハンガーを手渡したか。注文でグダらないように選択肢を振ってあげたか。俺アピールではなく相手の話を目を見ながら真摯に聞いているか。相手が気を使わないように自分から箸をつけたか。聞いてくれるからといって、ネガティブな話をせずに楽しい時間を提供しているか。

こういったことは、どこにでも書かれてる。だけど、多くの人はやらない。できない。こういったことをやるだけで、女性からの評価はグンと上がるというのに。このあたりを頭に叩き込みたければ、恋愛マニュアルの名著である水野敬也氏の『LOVE理論』にある「うわっつらKINDNESS」を暗記。たった50だ。みなさんならできるはず。

女の子はニコニコしてくれているようで、マジで見てる。腹のなかで何思われてるかわかんないぞ。自分の魅力ばかりグイグイと語ってスベるんじゃなくて、減点を避けていくだけで他のメンズよりも優位に立てる。それができている男性は少ないから。

■「当たり前のことができる」ことが最強である

多くのサラリーマンは資金力に余裕がある人達のように派手なことはできないかもしれない。だけど、相手は普通の女の子だ。きっちりと3時間を楽しんでもらうだけで充分にあなたのことを好きになってくれる。むしろ最初に無理をすると、後々それが維持できなくて破綻するから止めておいたほうがいい。

ここで書いたことは、決して飛び道具ではない。「当たり前のことを当たり前に知っているか? きちんとできるか?」ということだと言える。だけど、仕事も恋愛も王道が一番強い。恋愛の王道は、相手を尊重しながら、きちんと知ろうとすること。それに合わせて、自分を魅力的に見せることだ。

特に年齢が上がってくるにつれて「普通にちゃんとしている人」であることはドンドン強みになってくる。女性たちも、しょうもない男たちに付き合わされることに飽き飽きとしてくるからだ。恋愛に悩んでる男性は、ここに活路を見出してほしい。きちんとした人にはきちんとした人が寄ってくるものだから。

もっとも、俺の本音としては、こういったことを完璧にできる必要なんか、まったくないと思っている。小技を積み重ねなくても、楽しい時間を提供できる自信があったり、相手のことを大事にしたいというメッセージを伝えられるスキルがあれば、それで済む話だ。自分も喋りまくるほうだけど、それは相手の話をよく聞くことに担保された技術だ。付き合う前からプレゼントはあげないけど、それ以外のふとしたときにメッセージを伝えている。

だけど、その自信がないのであれば、ひとまずは女の子が喜ぶと言われてることを試してみる。それなしに、ひとりよがりな行動を取って、女性が振り向いてくれないなんて、当たり前のことだと思う。相手に喜んでもらいたい、相手に楽しんでもらいたい。その心の持ちようが大事だと思う。

祈りとは心の所作 心が正しく形を成せば 想いとなり 想いこそが 実を結ぶのだ
―― アイザック=ネテロ

さぁ、西島秀俊と向井理が結婚して阿鼻叫喚の女性たちを、口説きに行こうや。

著者:ファーレンハイトさん (id:fahrenheitize)

ファーレンハイトさん (id:fahrenheitize)

ブロガー、週末コラムニスト。2012年4月、ブログ「My Favorite, Addict and Rhetoric Lovers Only」を開設。一躍人気ブロガーに。主なコンテンツは恋愛関係、人間関係全般。仕事のモットーは「ひとりのときはロジカルに、チームでは楽しくカジュアルに」。

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