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会社で仕事がない!あなたにも起こりうる社内失業の対策と予防策

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 膨大なタスクに追われる日々も大変ですが、出社しても何もすることがない状態もとてもつらいものです。特につらいのは、仕事をさせてもらえないという「社内失業」「社内ニート」状態。なかには、オフィスのデスクで毎日ネットサーフィンをしながら時計の針が進むのをひたすら待つという人や、「何かお手伝いできることはないでしょうか?」と周囲に聞いても、全く相手にされないという人も。なぜそんなことになってしまうのでしょうか?そして、どうすればそんな状況から抜け出すことができるのでしょうか?「社内失業」の対策と予防策を紹介します。

どうして仕事がもらえなくなるのか?

 「社内失業者」「社内ニート」は、全国に約600万人いると言われています。なぜそのような事態に陥ってしまうのでしょうか?

●失敗やミスを重ねて信頼を失った

 若年層の「社内失業者」に多いのは、失敗を繰り返したことで、上司が安心して仕事を任せられなくなったというケースです。同じ部下がミスを重ねると、上司は「何をやってもダメだ」というイメージを持ってしまいがちです。その結果、与えられる仕事が何もないという状況に陥ってしまうのです。

●仕事が遅い

 「速さはすべてを解決する」と言われますが、仕事をテキパキ片づけられる人の評価は一般的に高いものです。逆に言うと、仕事が遅い人の評価は必然的に低くなります。上司も、仕事が遅い部下に対しては、ついイライラしてしまい、結果的に仕事を与えられないということにつながってしまいがちです。

●「忙しい」が口癖

 いつも「忙しい」と言って、話しかけにくい雰囲気を醸し出している人にも、仕事を振りにくいものです。実際に仕事量が多いケースもありますが、「忙しい」と何度も言われると、適正な仕事量ではなかったとしても「忙しい」というイメージに陥りがちです。上司も「あいつはどうせ忙しいんだろ?」と考えてしまうので、いつしか誰からも仕事を振られないという事態になってしまうのです。

●上司や先輩に仕事を教えられる余裕がない

 「転職してから3日間くらい放置された」という人の話を聞いたことはないでしょうか?上司や同僚も自分のタスクをこなすのに精いっぱいで、仕事を教えられる余裕がないという会社で、「社内失業者」が発生しがちです。大手企業では教育研修体制が整っているところが大半ですが、中小企業の一部にこうしたケースもあるようです。

仕事がない状態から抜け出す方法とは?

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 「社内失業」状態に陥ってしまった場合、そこから抜け出すにはどうすればいいでしょうか?健全な仕事環境を取り戻すための対処法をお伝えします。

●上司と面談の機会をつくってもらう

 仕事がない状況の原因が明らかに過去の自身の仕事ぶりの不信から来ているのであれば、上司と1対1で面談できる機会を何とかしてつくりましょう。そこで、反省点を報告し、今後どう改善していくつもりなのか、自分の考えを伝えます。その上で「もう一度、自分にチャンスをいただけないでしょうか?」と真摯にお願いしてみましょう。

●職場の仲間と積極的にコミュニケーションを取る

 上司に放置されて気まずいという人は、同僚や先輩ら職場の仲間と積極的に話すようにして、味方に引き入れましょう。その上で、自分の置かれている状況を相談し、アドバイスを求めるのです。「社内失業」から脱出するには、孤立しないことが大切です。

●自分から意欲的に働きかける

 「仕事が与えられない」と受け身の姿勢でいても、状況は改善されないばかりか悪化する一方です。どんな仕事でもするという姿勢を積極的にアピールしましょう。面倒な頼まれ事や、逆に単純作業についても嫌な顔ひとつ見せず受け入れるようにしていけば、少しずつ状況は改善していきます。

「社内失業」にならないための予防策とは?

 誰からも仕事がもらえないという切ない状況をつくらないために、日頃からできる予防策を紹介します。

●常にメモを取る

 同じ失敗を繰り返す人に多いのが、メモを取らないことです。ミスをしたこと、上司に怒られたこと、先輩に指導されたことなどを細大漏らさずメモを取り、折を見て読み返しましょう。それを習慣づけることで、ミスをする回数が大幅に減ります。

●1週間単位で復習する

 メモを取るだけでは完璧とは言えません。「上司からの指摘項目一覧」をエクセルにまとめたり、その週に学んだことを週末を利用してノートにまとめるようにしましょう。それらを日曜日に読み返すことで、月曜日からの仕事に良い影響を与えます。それを毎週繰り返せば、「ミスを繰り返す部下」というレッテルから脱け出せます。

●「報連相」はしっかりと

 上司は、部下の仕事の進捗状況を常に把握しておきたいものです。日頃からコミュニケーションをこまめに取って、報告する癖をつけましょう。状況が悪化してきたときこそ早めに報告することが大事です。取り返しがつかない状況になってから報告するのは、上司にとって最も困ることだという認識を持ちましょう。

●タスク管理ができることをアピール

 残業しながら、ダラダラ仕事をするのではなく、勤務時間内に終わらせるようにして、タスク管理がきちんとできていることをアピールしましょう。そうすれば、上司も「仕事の納期を守り、しっかりとやってくれる」と考えることができ、安心して仕事を任せることができます。

積極的に仕事を取りに行く姿勢を見せよう

 「社内失業」に陥っている人に対して、「空いている時間を利用して資格の勉強をすればいい」というアドバイスをする人がいます。しかし、それは前向きな解決策とは言えません。仕事を与えられない状況に陥らないよう日頃から心掛けるとともに、すでに「社内失業」の人は、上司との面談の機会をつくって熱意をアピールしたり、同僚と円滑なコミュニケーションを取って、積極的に仕事を取りに行く姿勢を見せましょう。オフィスのデスクで一日中ネットサーフィンをしていても、事態は何も変わりません。自分が変わったことを態度で示すことが大切なのです。