年収1000万を超えるビジネスパーソンはどんな人?キャリアを形成する方法とは

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年収1000万円は、ビジネスマンの一つの目標とされることが多い、ひとつの区切りとなる数字です。実際に、20代や30代でも若くして年収1000万円を超える人はいます。年収1000万円を超える人とは、一体どのような人なのでしょうか。リクナビNEXTの2015年11月の新規登録者のデータをもとに、年収1000万円以上の人の職種や保有する資格などを検証していきましょう。

年収1000万円台のエグゼクティブ層は国家資格が多い傾向あり

年収1000万円台のエクゼクティブ層の多くに、国家資格を有し専門的な仕事に就いている人が多く見られました。リクナビNEXTのデータをもとに、年収1000万円台の人に多く見られた資格についてご紹介します。必ずしもこの資格を持つことで年収1000万円になるとは限りませんが、資格と専門スキルを組み合わせることで、年収アップの可能性は高まります。

2015年4月に「宅地建物取引主任者」から変更となった「宅地建物取引士」は、不動産業界では欠かせない資格です。不動産の売買や賃貸の契約に際しては、重要事項の説明は宅地建物取引士が行うことが義務付けられています。不動産業を営むためには宅地建物取引士を事業所ごとに規模に応じて置く必要もあります。宅地建物取引士は、用地仕入れや不動産事業計画、アセットマネージャーなどの職種の人なども持っています。

一種外務員」の認定団体は日本証券業協会ですが、金融商品取引法に基づいて設けられた資格です。有価証券の売買や勧誘を行うためには、外務員試験に合格し、証券会社等に勤務して、金融庁に登録を行うことが必要です。一種や二種があり、一種外務員は全ての金融商品を取り扱えます。

一級建築士」は建築物の設計や工事管理を行う資格で、建築物の構造や規模に関わらず、携わることができます。

中小企業診断士」は経営コンサルタントに限らず、企業で経営企画などに携わる人が、経営やマーケティングに関する知識を深めるために所持することの多い資格です。

日本の国家資格ではありませんが、「米国公認会計士(CPA)」を取得し、米国の会計基準とIFRSでの会計処理の専門的な知識を持っていると、国際的なフィールドで活躍できます。

国家資格がなければ就けない仕事もありますが、資格を保有することで知識を体系的に身につけられることもメリットです。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

20代~30代でも年収1000万以上を超える職業とは

リクナビNEXTの登録者でのうち、20代~30代で年収1000万円を超える人はどのような職業についているのでしょうか。

金融専門職では、「ディーラー、トレーダー、ファンドマネージャー」や「アナリスト、リサーチ」が挙げられます。証券会社などで、トレーダーは債券の売買の仲介を行い、ディーラーは投資家と売買取引をします。投資運用会社などで、投資家から委託された資産の運用を担うのが、ファンドマネージャーです。証券アナリストは市場分析を行い、顧客に投資先を選定するための情報を提供しています。

営業職の中では、日本の製品を海外の市場で売り込んでいく「海外営業」の年収が高く、ビジネスレベル以上の英語力と営業的なセンスが求められる仕事です。商社やメーカーで、「経営企画職」として働く人の中にも年収1000万円を超える人がいます。

医療業界では、製薬企業などで医師や看護師に自社の医薬品の情報提供を行う「MR(医薬情報担当者)」が高収入を得られる職種です。

IT業界では、「Web・オープン系 プロジェクトマネージャー(PM)」として、システム開発の運用管理を担う人の年収が高い傾向に。

CEO、COO、CFO、CIO、CTO、経営幹部」といった経営者の立場で仕事をしている人の中にも、年収1000万円を超える人がみられました。

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年収1000万以上を目指すために、20代でやっておきたいキャリア形成

もし30代で年収1000万円以上を目指すのであれば、20代は下積みとなる年代です。金融や不動産、IT業界などでは、必要とされる資格は積極的に取得していくことで、知識が上積みされるとともに、社会的な評価が高まります。

また、年収1000万円以上を目指すには、環境面の整備も欠かせません。現在働いている会社に1000万円以上の年収を得ている人がいるかどうかを確認をしましょう。実際にそのような報酬を得ている人がいなければ、環境を変えない限り難しくなります。

また、直接経営に関わる仕事ではなくても、会計や経営に関する知識を身につけて、経営的な視点からものを見ることで年収アップを図れることも。サラリーマンではあっても、自ら事業を作り出せる人が、高い年収を得られるようになるのです。

20代は1000万円以上の年収を稼げる環境に身を置くとともに、職務経験を積みながら情報を収集し、キャリア形成につなげていきましょう。

画像:photoAC

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