あなたの年収は平均以上?気になる30代の平均年収を調べてみた。

f:id:tany_tanimoto:20160210150914j:plain

 30代は職務経験を積んで、責任のある仕事を任せられる人もいる一方で、結婚や出産というライフスタイルの変化によって、働き方を変える人が増える年代です。30代の年収は20代と比較して、職種や役職、性別によって大きく変わってきます。30代の年収には、どのような属性による違いがみられるのでしょうか。リクナビNEXTの2015年11月の新規登録者のデータをもとに調査しました。

30代の平均年収は、415.9万円

 リクナビNEXTのデータをもとにした30代の平均年収は415.9万円です。30代では初任給からの昇給の幅による差や、管理職に就くことで支給される役職手当が年収に影響してきます。女性では結婚を機に勤務先や雇用形態を変えたり、出産後に時短勤務にしたりするなど、ライフイベントに伴い働き方を変えることで年収の減少につながる人もみられます。30代の年収は、男女の年収差も大きくなるなど、比較的横並びであった20代よりも、年収の差が顕著です。

気になる!30代職種ランキングとは

 30代は職種による年収の差が大きくなり始める年代です。30代で平均年収の高い職種をリクナビNEXTのデータからみていきましょう。

 1位となったのは「ディーラー、トレーダー、ファンドマネージャー」で、1222.7万円です。投資信託会社や証券会社、信託銀行などで、資金の運用するのがファンドマネージャー、株式や債券の売買を行なうのがディーラーです。トレーダーは投資家からの株式や債券など売買の仲介や、ファンドマネージャーから依頼を受けて売買を行う仕事を担っています。

 2位の「投資銀行業務、M&A業務」は900.0万円で、20代から引き続き、高い年収を得られやすい職種です。3位は「金融商品開発、クオンツ、アクチュアリー」の872.5万円となっています。クオンツとは高度な数学的手法でマーケットを分析する専門です。アクアチュリーは民間資格の取得が前提で、生命保険や損害保険、年金の分野で統計や確立の理論を用いて、保険料率や保険数理、年金数理の算出業務を行います。4位の学術・テクニカルサポート(医薬品)は816.0万円で、医薬品の情報を収集し管理し、医師や看護師への情報提供や問い合わせへの対応をする仕事です。5位は「不動産事業計画」の775万円で、土地活用による収支計画書をもとに、事業の提案を行います。

 30代で平均年収の高い職種は、金融系の専門職が上位を占めています。勤務がハードとなる傾向にある反面、収入にも反映しやすいといえるでしょう。

正規雇用の平均年収は、非正規雇用の約1.8倍!

 30代で正社員として正規雇用で働く人と、契約社員や派遣社員、アルバイトとして働く非正規雇用の人では年収に違いがあります。30代で正規雇用の人の平均年収は453.3万円ですが、これに対して、非正規雇用の人は250.9万円です。雇用形態によって、約1.8倍もの差があることになります。20代の正規雇用と非正規雇用の平均年収の差の約1.6倍と比べると、さらに拡大しています。

 30代では賞与の支給の有無の違いだけではなく、基本給の部分でも正規雇用と非正規雇用では差が出ることが多いです。仕事の専門性が高まる人が増えてくること、管理職に就く人もみられることも、平均年収の差に影響しているといます。

大卒以上と大卒未満の平均年収には、大きな開きが

 30代の大学あるいは大学院を卒業した人の平均年収は、463.9万円です。高卒や専門学校卒、短大卒など四大卒未満の学歴の人では344.7万円と、約119万円もの開きがみられます。20代では大卒と大卒未満との学歴による平均年収の差は75万円になっており、さらに拡大したことになります。

 学歴が高いほど仕事ができるとは一概にいえません。しかし、金融系の中でも専門性の高い職種や、大学で学び国家資格を取ることで就くことが可能になる一部の専門職など、大学卒でないと得られない仕事に高収入の職種が多いことも、学歴による平均年収の差に影響を及ぼしています。

30代後半の平均年収は、前半より約41万円高い

 30代前半の平均年収は399.4円ですが、30代後半では441.7万円となり、約41万円高くなっています。経験年数に伴う基本給の上昇も要因に挙げられますが、30代の中でも後半になると、管理職に就く人が増えてくることが関係しています。

 国税庁が発表している「平成 26 年分民間給与実態統計調査」による平均給与では、30代前半は約392万円で、男性は約446万円、女性は約301万円、30代後半は約425万円で、男性は約502万円、女性は約293万円です。30代の前半と3後半の差は約33万円ですが、男女の差が前半では約145万円なのに対して、後半は約293万円と大きく広がっています。女性の収入の減少は、結婚や出産によって働き方を変えたことよる影響が、数字としても表れているようです。

 
雇用形態や職種、性別といった属性による年収の格差が、30代では大きくなってきました。30代までのキャリア形成は、40代以降の年収にも影響を及ぼします。

画像:photoAC

PC_goodpoint_banner2

Pagetop