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送別会の挨拶をどうする?オススメのスピーチと知っておきたいマナー

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 組織に属している限り、毎年のように送別会を経験することでしょう。送別会に欠かせないのが挨拶ですが、人前での挨拶を苦手にしている人も多いのでは。先輩や同僚が話しているのを何度も聞いているはずなのに、いざ自分が頼まれると何を話せばいいかわからない…。

 上司や同僚など大勢を前にして緊張しないで話すのは、慣れないうちはなかなか難しいものです。けれど社会人になると、挨拶する機会はいつか訪れます。挨拶は、最低限のポイントさえ押さえておけば誰にでも可能。今回は、送別会における挨拶の仕方について紹介します。

感謝と、いたわりの気持ちを込めて~上司・先輩編~

 まずは、上司・先輩に向けた挨拶編。最後まで良い部下と思ってもらえるように挨拶の仕方を工夫しましょう。

●入れておきたい話題とポイント

 上司や先輩から教わった内容や思い出のエピソードを、具体的に盛り込みましょう。その際、自然な表現で相手を持ち上げるとともに、自分がどんな気持ちになり、その結果どのように行動したのかまで入れるのがポイントです。特に、ミスをしたときに上司や先輩のサポートを受けて窮地を脱したといった話題は、送られる側の感動を誘います。最後は「本当にありがとうございました」とお礼の言葉で締めくくりましょう。

例文集をそのまま使った挨拶は、通り一遍で面白みがなく、社交辞令で話しているように聞こえがちなので注意してください。

●挨拶例文

私が初めてクライアント様にプレゼンを行ったときのことです。緊張のあまり言葉がうまく出てこず、右往左往していたところを、隣にいた○○さんが助けてくれました。柔らかな物腰ながら説得力あふれる語り口で商品の特徴をアピールする○○さんの姿を見て、プレゼンの心得を学びました。

新天地に行かれましても、お身体に気をつけてご活躍ください。

本当にありがとうございました!

 

激励とエピソードを入れて~同僚・後輩編~

 同僚や後輩が転勤になることもあります。新しい場所で再スタートを切る相手に対するスピーチのポイントを見てみましょう。

●入れておきたい話題とポイント

 同僚はこれまで一緒に頑張ってきた仲間です。人間性やプライベートの思い出を盛り込んだ、堅苦しくないスピーチがオススメです。押さえておきたいポイントは、「自分にとって相手が大切な存在であったこと」「新天地で頑張ってほしいと応援する気持ち」の2点です。しんみりとした雰囲気よりもこの先への期待が高まるような明るい内容にしましょう。

 同じ社内での異動や転勤はもちろん、転職するケースでも、いつまた一緒に仕事をする機会が訪れるかわかりません。「お互いに頑張って、また一緒に仕事ができる日を楽しみにしています」など再会を連想させるメッセージで締めると良いでしょう。また、後輩の場合は、才能や成果に触れるのが一般的です。

●例文1:同僚

いつも慎重に仕事を進める○○さんですが、自分が落ち込んでいたときに突然ドライブに連れ出されたのには驚きました。初めはとてもドライブなんかできる気分ではなかったのですが、○○さんと話しているうちに、次第に前向きな気持ちになり、勇気が湧いてくるのを感じました。道中、徹夜で仕事について語り合ったことは良い思い出であり、私の一生の財産です。

●例文2:後輩

どんなときでも率先して営業に出掛ける○○君のおかげで、「自分も負けていられない」「頑張ろう」という気持ちになりました。我がチームが達成した先月の営業成績は、優秀な○○君がいなくては到底なし得なかった記録です。この部署を去ってしまうことは本当に寂しいことですが、新しい部署でも大いに活躍することでしょう。

○○君、今まで本当にありがとう。そして、お疲れさまでした!

 

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送別会で気を付けたいNGワード

 目上の人に対して「お疲れさまでした」と言うのは、失礼に当たります。この場合は「お世話になりました」が正解です。定年退職をする人には「ご定年おめでとうございます」や「定年退職のお祝いを申し上げます」と言い換えます。

 また、介護離職など家庭の事情がある人に対して「これからのご活躍をお祈りします」という激励はふさわしくありません。

 ほかには、「いなくなってしまうのが残念でたまらない」といった未練がましい言葉、在職中の失敗談、退職理由が伏せられているにもかかわらず言及するといったこともマナー違反です。明らかな左遷の場合でも「人事異動」という言葉を使いましょう。門出を祝う言葉のつもりが裏目に出ることがないようにしたいものです。

ウケを狙わず、感謝の気持ちを素直な言葉で

 人前で話すのが苦手な人にとっては、送別会の挨拶は苦痛かもしれません。しかし、苦手意識が強すぎると、声が小さくなったり頭が真っ白になって、余計に話せなくなります。お世話になったことに対するお礼の気持ちを伝えられる絶好の機会だと考え、肩ひじ張らずに臨みましょう。変に笑いを取ろうとしたり盛り上げようとすると、失敗しがちです。気の利いたフレーズはいりません。感謝とねぎらいの心を大切に、素直な言葉で表現しましょう。