昇進することがビジネスマンのすべてではない!?出世したくない人の心情とは

会社での昇進や出世を望まない人が男女とも増加しているという調査結果が数多く発表されており、社会的なトレンドとして広く認知されています。価値観の多様化、プライベートな生活の重視願望などいろいろな理由があげられています。

そこでこの記事では、昇進をしたくないという心情に迫るとともに、昇進を放棄したときのメリット、デメリットについて説明します。そして、昇進したくないという考えが、これからの経済、社会情勢に対していいことかどうかを検討してみたいと思います。

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昇進したくないと考える人の心情とは

昇進をしないで会社勤務をしたいという人たちが若い世代を中心として増加しています。その心情として以下のようなさまざまなことがあげられています。

心情1:管理職の仕事は責任が重くて精神的につらそうで、ストレスがたまりそう

心情2:今の給料で十分生活できて満足、無理してまで昇進したくない

心情3:今担当している仕事が好き、変わりたくない

心情4:残業するなどあくせく働かないで、プライベートな時間・生活を満喫したい

心情5:先頭に立って部下を引っ張り、まとめるなんて面倒で精神的にもつらい

心情6:責任と給料のバランスが悪いので、のんびりしたい

心情7;管理職には向き、不向きがあるが、自分は向いていない

心情8:今の管理職に人間的に力がなく、同じようになりたくない

心情9:存在感のあるプロとして働きたい

心情10:マイペースで働きたい

8,568通り、あなたはどのタイプ?

昇進するメリット、デメリット

「昇進する」メリット、デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。価値観が個人によってそれぞれ異なるので、私にはそれはメリットではない、あるいはデメリットではないという項目もあるかもしれません。以下は、一般論としての昇進することのメリットとデメリットです。

メリット1:給料のアップ

メリット2:働きがいのアップ

メリット3:仕事の幅が広がることによる能力アップ

メリット4:社内外のステータスアップ

デメリット1:責任が重くなりストレスが増えるが、それに対する給料増加が小さい

デメリット2:プライベートな時間が取れない

デメリット3:専門知識や技術を伸ばし、その道のプロになれない

8,568通り、あなたはどのタイプ?

社会経済情勢が勤務形態に与える影響

これからの社会は、少子高齢化の加速、団塊の世代の退職により、今まで管理職のポストを占めていた年齢層の上司が減少していきます。すると会社におけるポストがあいてくることが考えられます。また、雇用形態面では年功序列の崩壊、給料面への成果主義、実力主義の反映が加速していきます。さらに、国際化の進展で価格競争が厳しくなり、企業の経営環境も厳しさが増していきます。

このような環境下では、プライベートが良ければ、今の給料が良ければ、今のままでいいという正社員の存在場所が、ますます狭まっていく可能性があります。つまり、昇進しないでいる限り、今は満足できている給料が将来的にもらえなくなり、その結果、充実したプライベートな生活が送れなくなる可能性が生じるかもしれません。あるいは、希望しないのに昇進を命ぜられる可能性も考えられます。昇進しなくてもよいという人は、会社勤務を続ける意思があるなら、今一度考えなおす時期がきているのではないでしょうか。

まとめ

昇進を望まない人が増加しているのは、あくまでも今の給料が保証されていることを前提にしている人が、昇進を望まない人の大多数と思われます。そういった人にとっては、これからの社会経済情勢の変化は、期待する人生や生活が送れなくなる可能性もあります。昇進は積極的に望まなくても、会社に貢献できるだけの実力と精神面を持つようにしたほうがいいでしょう。

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