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いくつ当てはまる? デスクが散らかっている人の「ダメな特徴」

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デスクが散らかってる人、社内にいませんか? こんにちは、ハイモジモジの松岡です。

書類が積み重なって、何が何だか分からなくなっている人。ペンやハサミを出しっぱなしにしているわりに、肝心なときに見つからなくてあたふたしている人。「アレどこにいったか知らない?」と、人に聞いても分かるはずもない難問を周りにぶつけて結局見つけられない人。

うちの会社にもいます。その人は「あの紙どこいった?」など日常茶飯事。自分のペンも見当たりません。だからこちらのペンを勝手に使って、しかも元の位置に戻してくれなくて、こちらも「あのペンどこいった?」となることもしばしば。

ちなみにその人はプライベートでは妻でもあるので生活も共にしているわけですが、一緒に会社を始めて、一緒になって働いてみるまでは、これほど「片づけられない人」だったとは知りませんでした。

だから直接、聞いてみました。「なぜモノを片づけられないの?」と。

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片づけられない人とデスクを共有するとこうなります

 

「あえて片づけていない」という言い訳……ウソ~ん?

文房具などの雑貨をデザインしているわが社の唯一のデザイナーである彼女には、日頃から気分よく働いてもらわないといけません。彼女の様子を見ながら作業がはかどるようなBGMをこちらでセレクトしますし、調子が出てきていきなり歌い始めても遮るような野暮なことはしません。彼女が何かをひらめいた時はその瞬間を逃さないように、できるだけこちらの手を止めて耳を傾けるようにもしています。

ただ、デスクが散らかることだけは我慢できなかった。ひとつのデスクというかテーブルをふたりで共有していて、パソコンを向かい合わせに並べて座っていたのですが、彼女の手がけるプロジェクトの書類、商品を試作したあとの紙くず、ハサミ、定規、カッターマット、チップス系のおやつ、それらがすべてこちらの領域にまで浸食、いや侵略してくるのです。

とうとう我慢がならなかった私は「職場内独立」を宣言しました。少々のことには目をつぶってきましたが、自分の作業スペースまで奪われてしまっては会社全体のパフォーマンスが落ちてしまいますから。

そうして仲睦まじく共有していたテーブルは彼女に譲り、部屋をふたつに分けて、それぞれの作業場にこもるようになりました。

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「なんでモノを片づけられないの?」

非難しているわけじゃないと前置きした上で、彼女に本音のところを聞いてみました。返ってきた答えは「あえて片づけないままにしている」でした。

たしかに彼女は複数のプロジェクトを常に抱えています。Aを進めていたら急きょBを進めなくちゃいけなくなり、そのためにはまずCを形にしておかなければならない。というようなイレギュラーな進行自体が日常であり、その都度片づける手間が発生することを思えば理にかなっている面もあります。

ただ、個人的には「あ、ウソついてるな」と思いました。自分がモノを片づけられない性分であることにフタをして、ポジティブな方便をこねくりまわしているなと感じました。

だってAとBとCの仕事に直接関連性がないのであれば、いま手がけているもの以外のものは一旦棚にしまえば済む話です。その方がテーブルも広くなって作業領域が広がりますし、精神的なゆとりも生まれます。広げておくよりも片づけた方が、より生産性が高まるはず。

要するに彼女は片づけられない自分にウソをついて正当化しているのです。いえ、非難はしていません。分析です分析。

 

片づけが苦手なタイプ(1) = 管理不足型の特徴とは

物の片づけと性格の関連性を検証したアンケート調査があります。その中で「片づけが苦手な人の特徴」として、次のような傾向が見受けられました。

 

・持ち物の管理ができない

・物の置き場所が決まってない

・物忘れが多い

・物が捨てられない

 

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(株式会社ヒューマ、2010年9月9日発表「片づけと性格・健康を検証」より)

「この手のタイプの人はみな片づけができない」とは断言できませんが、少なくとも片づけが苦手な人には「こういう傾向がある」とは言えそうです。

何より、わが社の彼女にもそっくりそのまま当てはまります。

「わたしのiPhoneどこいった?」とあちこち探すのは毎日のこと。電車の改札に入ろうとして「Suicaを忘れた!」。取りに戻ってようやく自動改札機を通ろうして、チャージ不足で「ピンコン!」。トイレから出てきたら「ハンカチ忘れたから貸して」。もしかして自分は彼女のマネージャーなのかな……?と思うことが多々あります。モノの管理がとにかく苦手なようです。

物忘れも激しいです。「洗濯機のくず取りネットを発明した主婦は特許料で3億円稼いだんだよ」という話をもう10回はしているのですが、毎回「うそー!」と新鮮に驚いてくれます。山田さんのことを山本さんと言ったり、藤木さんのことを藤川さんと言ったり、惜しいんだけどなぜか一文字だけ合ってなかったりして、人の名前を完全に覚えるも苦手です。

こういう一面を見ていると、彼女が片づけを苦手とするのも納得。これはもう良い悪いではなく性格的なものでしょう。あえて分類するなら「管理不足型」

 

片づけが苦手なタイプ(2) = 後回し型

そんな彼女ですが、仕事を片づけるのはとにかく早いです。やるべきことを先回りして、とにかくさっさと終わらせるあたり、仕事がデキる人だなという印象があります。

ところが世の中には、何がどうして仕事を片づけるのが遅い人がいます。みなさんの職場にもこういう人がいませんか?

 

・メールの返事が遅い人

・経費の精算が遅い人

・飲み会などへの参加、不参加の回答が遅い人

・どうでもいいタスクから手をつける人

他人を偉そうに分析しておきながら、実は自分がこのタイプ。何かと「後回しにする性格」で、総じて仕事が遅いです。子供の頃も夏休みの宿題をギリギリのタイミングでやり始めるタイプでした。

だからデスクの片づけも本当は苦手です。モノの管理はできるけれど、面倒なことは先送りする「後回し型」だからです。もしも胃がキリキリするほどのヤバい案件に見舞われたとしたら、逃亡して身の回りの片づけから始めたりはしますが、お世辞にも普段からデスクがきれいとは言えません。

それでも高らかに「職場内独立」を宣言したのは、相手の破壊力が上回っていたというだけの話で、けっして自分も片づけられない人のことをとやかく言える立場にありません。ええ、非難していただいて結構です。

 

片づけが苦手な人は、責めずに温かく見守りましょう

タイプは違えど、モノを片づけるのが苦手な我々ですが、共通しているのは「片づけられない自覚がある」ということ。分かっちゃいるけど、できない。できない自分がもどかしい。

だからふたりとも、できないことを人から指摘されるとムッとします。「言われなくても分かってるよ」「今からやろうと思ってたんだよ」という気持ちになります。

ですから片づけが上手な人はぜひ、片づけられない人を温かく見守ってあげてください。くれぐれも責めるような口調は避けること。「私の方で片づけておいてあげたよ」くらいにやんわりと教えてくれたら「自分が悪かったな」「次から気をつけよう」と反省し、今度は片づけられるようになるかもしれません。

物は言い様です。物言いをつけるような態度は控えましょう。(その前に自分が片づけろって? 言われなくても分かってるよ!)

 

片づけが苦手なら、片づけが「楽しくなる」ツールを使えばいいじゃない

さて、職場内分裂状態に陥っていたわが社ですが、それはそれでデメリットも目立つようになってきました。

例えば相手が何の作業を進めているかを把握しづらくなりました。やっていることも分からなければ、進み具合が分からないので、協同で何かを作り上げていくことが難しくなりました。

何かをお願いする際にいちいち相手の部屋に足を運ばなければいけなかったことも面倒でした。少人数で協力し合って事を進めていく会社ですから、チャットでやりとりするのも寂しいですし。

もちろん、個室でひとりの世界に入り込んで、集中力を高める意味では良い面もありましたが、お互いのできないことを補い合ってモノを作り上げていく類の会社としては、もっとも大事なチームプレイがおろそかになってしまい、このままでは先細りだと感じていました。

そんなある日、彼女が「自分のためのお片づけ箱」を作っていました。「書類はプロジェクトごとに全部まとめると片づく」ということに気づき、実際に書類をその箱に片づけ始めてからデスクが見違えるようになりました。その箱は「WORKERS’BOX(ワーカーズボックス)」という名で当社からリリースしています。※宣伝ですみません。制作ストーリーはこちら

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実際、「WORKERS’BOX」を手にした方からは「ずっとこういうのが欲しかった」「書類整理が苦手だったけど自分でもできた」「むしろもっと片づけたくなった」という声が寄せられています。

もともとは自分のために開発した本人も、今ではこう言うようになりました。

「散らかってるよ、片づけて」

 

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文:松岡厚志
1978年生まれ、ライター。デザイン会社「ハイモジモジ」代表。デスクが片づくファイルボックス「WORKERS’BOX」を発表したところ、Twitterで1.6万リツイートされ、現在も品薄状態が続く人気商品に。