みなさま、こんにちは!インフルエンザにもメゲズ、花粉症トモタタカイ、女子力キープが大変な修羅ガールです。
先日、外出先で不覚にも花粉症の薬を飲み忘れ、鼻水で大惨事だった私に(※ティッシュ忘れたin電車)見ず知らずの方が笑顔でティッシュを差し出してくれたこと、一生忘れません。その方とは一期一会でしたが、私も、同じ花粉仲間がいたらティッシュを差し出そうと、「お礼をツナグ」ことを心に誓ったのでした。
みなさまは、この「お礼」を意識したことがありますか?実はビジネスの世界でも、これを意識していない人と意識している人では、仕事の良し悪しに雲泥の差が出てきてしまうのです。
今回は、修羅ガールが見てきたエリートサラリーマンのテクニックや実体験を通して、「お礼やお返し」のコツなどを紐解いていきたいと思います。
どんなシーンでも問われる、さりげないお礼返し・お返し
あなたは日頃から「お礼・お返し」をしていますか?「ありがとう」を伝えたり・表したり、または見返りという意味ではなく、フォローなどをしてくれた方に対する「何らかのお礼」を返していますか?
「言わなくても分かる・忘れていた」は、実は全く相手に伝わっていないどころか、気が付かないうちにあなたの評価を下げています。
例えばどんなシーンで、日頃からの「お礼」が生きてくるのかと言うと・・・
・社内外で融通を聞かせたい時
・社内外問わず交渉事がある時
・もっと士気を高めて仕事をプラスに運びたいとき
・自分自身の社内外の評価をあげたい時
などです。
この、“お礼が習慣化”していると、結果的に取引先に一目置かれるようになったり、融通が効き仕事がスムーズに運んだり、トラブルが減ったりもしていきます。
しかし、同時に大げさにやると変な誤解を招くし、全くやらないと感じが悪くなるし、そもそも何をどのようにやったら良いのか分からない・・・と悩ましくもなってしまうもの。
次章から早速、エリートサラリーマンが実際にやっていた例と、それと真逆の修羅ポイントを解説していきます。
エリートサラリーマンの実践テクニック3選
モテる男性ほどさり気ない気配りがうまいとはよく聞きますが、それはビジネスの世界でも同じことです。ちょっとしたエリートサラリーマンのテクニックとは、一体何を指すのでしょうか?
< エリートテクニック1 >
選択肢のある、”ちょっとだけ良い”おやつシリーズ
男性も女性も、おやつに関する「なんだかオシャレな物をもらった!」「ちょっと珍しいものをもらった」という感覚は、実はさほどブレません。
物の探し方としては、意外と使えるのは口コミのグルメメディア、そして贈り物に特化したWEBメディアなどです。エリアとスイーツで絞って探すと、その時のトレンドが掴め、的はずれな物や古臭いものを買ってしまうリスクがグンと減ります。スイーツでなくとも、”ちょっと良いお茶”でも、年齢問わずに喜ばれたりします。苦手な人のことも配慮して、2種類以上選択肢があると、苦手な人には別バーションが行き渡るのと、好き嫌いのない人には選択肢が増えたりして、より好感度もアップしていきます。
< エリートテクニック2 >
個人よりも集団を労え!
デキるエリートサラリーマンは「ねぎらう」ことを忘れません。しかし、ここで重要なのは、「個人へのねぎらいは、言うけれどもほどほどに」です。
個人の名前を出しすぎると厄介なのが、本人だけではなく周りの反応まで変わってしまう恐れがあることです。
例えば、
「●●さんがいるXXチーム(もしくは御社)と仕事をすることが出来て、本当に良かったです(もしくは、助かっています)」などが、誰にも悪びれずにある程度の距離を保てるさじ加減。感謝の気持ちを伝えられて、悪い思いをする人はまずいませんが、個人に偏らせすぎないのがポイントです。社内でもある程度は応用できることでもあるので、是非試してみて下さい。
< エリートテクニック3 >
オンタイムの時間内をうまく使え!~社内編~
仕事後の時間帯に何かをするのは、相手の時間を奪うと共に、自分の労力も使います。
飲みにケーションという言葉も存在しますが、中には、お酒が飲めない・居酒屋の雰囲気が好きではない、夜遅くなるのはちょっと・・・など事情は様々。であるならば、お互い負荷の少ないかつ気軽に声をかけやすい、ランチタイムを狙いましょう。
意外と、ランチをごちそうされるのは相手にとっても嬉しいものです。こちらとしても、時間も自然と区切れるし、何よりも夜よりコストパフォーマンスも良いです。リフレッシュがてら、活用してみて下さい。
トラブルのトリガーをひきやすい、修羅ポイント
「気をつけたはずなのに、何故こんなことに!?」
「むしろ逆効果になってしまった!」
という話も、実はよくあります。さじ加減の確認も兼ねて、以下の修羅ポイントに気をつけていきましょう。
< 修羅ポイント1 >
「激励のハイタッチや、お礼のソフトタッチ」は避けよ!
コンプライアンスなどに厳しい会社では、このような行為はそもそもハラスメントの一種とみなされるのですが、その厳しさの基準やそれが浸透しきっている文化かどうかは会社によって大きく異なります。
ちょっとしたコミュニケーションも兼ねて、軽く肩を叩く・頭をポンポンするといった行為は、一歩間違えるとセクハラを通り越して人によっては胸キュンポイントに直結してしまうのです。何かしらのチーム競技をしてきた人や人気者である人ほどがやりがちなクセなのですが、”なんらかのタッチ”は避けた方が無難です。
< 修羅ポイント2 >
相手個人の好みに合わせすぎない
気に入られるために、相手の嗜好やクセを分析してドンピシャに合わせるのも、実は逆効果です。例えば、修羅ガール的失敗談で言いますと、こんなことがありました。
ある方にちょっとシャレてるライター(決して高くない)を個人からではなく、関係者からプレゼント代を集金して、代表として差し上げたところ、何故か代表者にだけ目がいってしまったのか、当人からのプライベートなお誘いが止まなくなりました・・・相手側の置かれている環境としては、禁煙家が多くなり、部内で喫煙者に対する扱いに対して肩荷が狭かったようで(当時、私がいた部署ではむしろ喫煙者の方が多いぐらいだった)、「俺の理解者!!=プライベートも全部この人なら分かってくれる」と妄想が突っ走ってしまったらしいのです。(なんでやねん!!)
相手の好みに合わせまくるのは、それこそ家族や恋人の役目なのだと、痛感した瞬間でした。なので、相手の好みドンピシャに合わせすぎるのも実は宜しくないのです。
あげるものやお礼は、相手の好みにカスタマイズし過ぎないようにしましょう。
< 修羅ポイント3 >
高価過ぎないものにする(ほんの少しだけ高いくらいが○)
良いものをあげればあげただけ、良い結果になるとは限りません。理由は主に2つ。高価過ぎて、「もしかして自分に気があるのでは!?」と特別感を過剰に得てしまい、”個人アプローチ”が激しくなってしまう場合。もう1つは、逆に相手を萎縮させてしまう場合があるからです。
他にも番外編として、物の価値を理解されず、自分自身に虚しさだけが残るだけというケースもあります。
何事もやり過ぎはお互いのストレスになるだけなので、気をつけたいものです。
お礼やお返しに、学歴や特別なスキルは必要ありません。必要なのは、あなたの人間力や気付きのみです。特にビジネス上では、技術や機械などで出来ることも勿論多いですが、最後は人と人で決まります。さりげないお礼を言うこと、返すこと。1人の人間として、忘れたくないことですね。
【修羅ガール】
難聴と、何故か遭遇しがちな修羅場と闘うことがよくある波瀾万丈系オンナ。事業会社でのマーケティング・PRや広告業界を経て、現在はフリーライターとして活動中。こんなんで元モデルでもある。