脱・コミュ障!? 雑談力を高めるためのおすすめ本

「雑談(ざつだん)」。Wikipediaによれば“特にテーマを定めないで気楽に会話すること”ですが、ビジネスにおける雑談とは無駄話や世間話だけのことを指すわけではなく、重要な情報につなげるための助走でもあります。商談や交渉の導入として使うこともできますし、人間関係をより円滑に運ぶための潤滑油になるでしょう。

とはいえ、雑談力はどこか抽象的な概念となるため、お手本がほしくなりますよね…。そこで、すぐに雑談力を高めたい時に役立つ、おすすめ書籍を、筆者が気になった箇所を(独断で)ピックアップしつつ紹介していきます。

脱・コミュ障!? 雑談力を高めるためのおすすめ本_画像

「超一流の雑談力」安田正 著

・声のトーンを上げる&リズム・テンポで好印象

「超一流の雑談力」では、コミュニケーションの悩みを抱える人のために、雑談力の高め方が多数紹介されています。例えば、会話をするときの声のトーン。これを意識している人はあまりいないのではないでしょうか?声のトーンが高ければ、社交性の高さをアピールすることができるとしています。また、社交的なトーンは「ファ」「ソ」の音であるとも語っており、この音をキープしながらリズムとテンポを意識することによって好印象を与えるのだそうです。

・オノマトペを使って会話にアクセントを

「オノマトペ」の活用も効果的。オノマトペとは、自然界の音や物事の動き・状態などを音で表すことです。擬音語や擬声語などとも呼ばれます。「ドーーーンと大きな」、「ザバーーっと雨が」など、そのときの状態を想像しやすくなるほか、アクセントや面白さの協調になります。このようなテクニックを集めて紹介しているのが本著「超一流の雑談力」。数多くの企業へ研修を行ってきた著者が、仕事やプライベートで武器になるコミュニケーションの極意を伝えています。

「雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール」齋藤孝 著

人見知りが激しい思春期を過ごし、コミュニケーションが苦手な人間の気持ちがわかるという著者が、苦手意識を克服するためのノウハウをまとめたのが「雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール」です。

・雑談は中身がないことに意味がある

多数のテレビ番組に出演して社交性を発揮する著者の齋藤孝氏。しかし意外なことに、若かりし頃はコミュニケーションに悩むことが多かったようです。そんな著者は、本書の中で雑談は中身がないことに意味があるとしています。雑談は会話の中身を重視するものではなく、場の空気を作るためにするものということです。天気や時事ネタが雑談のネタになりやすいのは、だれでも当たり障りのない内容を話しやすいからで、そうした意味のない内容こそが会話の大部分を占めるもの。人間関係における潤滑油となり、いざ本当に中身のある会話をするときの下準備といえるでしょう。また、一般的に女性のほうが雑談を得意にしているのは、話の内容にオチや筋道がなく、あちこち話題が飛ぶからであって、男性のように締めや要点を求めないからだとも述べています。

・Q&Q方式の会話もアリ

雑談に大切なのは、「肯定」と「同意」であって、雑談は議論ではないことを意識するとよいのかもしれませんね。また、Q&AではなくQ&Qのように質問に質問をかぶせて、話題を広げていくと雑談は盛り上がっていくとのこと。本書は、雑談に中身を求めない、場の空気を作ること、雑談に要点や結論は要らない、という3つのことを伝えています。

「誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール」野口敏 著

・傾聴し、相手に気持ち良く話してもらえば、多くと語らずとも会話は途切れない

本書の中では、聞く力「傾聴」について言及しているところがあります。誰しも、多少なりとも、自分の話を聞いてほしいと願い、気持ちを理解してほしいと感じているもの。相手に気持ちよく話してもらえれば、自分が多くを語らずとも会話は途切れませんよね。このようなときに役立つテクニックとして「オウム返し」が紹介されています。相手の言葉の要点をそのまま返してあげるとこで、相手はより会話に食いついてくるのです。これはカウンセリングやコーチングに用いられる「傾聴」の基本テクニックのひとつ。自ら積極的に言葉を発しなくても、積極的に聴く態度を心がければ会話は十分に持続しますからね。

・その人のことを気にかけていることを示す

「自分から挨拶をする」「名前を呼んでから挨拶をする」「身なりや行動の変化に気づいてあげる」など、会話だけでなくコミュケーション全体が円滑にまわるようなテクニックが紹介されています。一つひとつはごく簡単なものばかりですので、その中から自分が使えそうなテクニックをピックアップできそうです。

「雑談力」百田尚樹 著

・自分が一番興味のある話題で勝負!ただし、構成はしっかりと

ベストセラー作家、百田尚樹氏が提唱する雑談力とは「自分が一番興味を持っている話題」をすること。問題はその構成であって、内容ではないとしています。雑談でうける話の構成方法や、著者自身のさまざまな失敗談などが凝縮された一冊で、単なるノウハウ本というよりエピソードを楽しむ本ともいえそうです。雑談で人を楽しませるには、まず自分が楽しいことが大切という考え方は、ユニークな印象を受けるでしょう。

雑談を続けるために「相手の興味のあることを話す」ことを目的にしがちですが、それでは肝心の自分自身が熱意を持てません。内容が相手の興味のあることかどうかより、面白く聞かせる構成力こそが大切と百田氏は語っています。もともと人気番組の構成作家だったこともあり、このあたりは数多くのノウハウを保持しているでしょうから、興味のある方はぜひ手にとって構成力を学んでみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?雑談力はあるに越したことはありません。「この筆者が書く内容だったら自分に合っているかも!」という本があれば、ぜひ手に取って読んでみてくださいね。

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