自分に問いかけてみよう。「ライフワーク」が見つかる7つの質問

あなたは、一生かけて取り組んでいきたい「ライフワーク」を持っていますか。

ライフワークと自覚できるものがあれば、目標に向けて努力する意欲が自然と湧き、困難も乗り越えていけるもの。充実感を味わいながら、幸せに豊かに過ごせるでしょう。

「ライフワークにまだ出会っていない」という人は、一度、じっくりと自分の気持ちに向き合ってみてはいかがでしょうか。

そこで「ライフワーク」「ワクワクする生き方」をテーマとする講演や執筆で活躍するベストセラー作家・本田健氏に、「ライフワークを発見する方法」をお聞きしました。
本田氏によると、いくつかの質問を自分に問いかけてみることで、普段意識していない自分の才能や心の奥に眠っている願望に気付くことができるといいます。

次の7つの質問を、自分に投げかけてみてください。

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「人によく感謝されることは?」

日常生活の中で、人からどんなことで「ありがとう」と言われることが多いかを思い出してみてください。

「相談に乗ってくれてありがとう」
「いい情報をくれてありがとう」
「いい人を紹介してくれてありがとう」
「パーティを盛り上げてくれてありがとう」

……など、人から感謝されるポイントは人それぞれです。

しかも、自分でも無意識のうちに、ごく自然に行ったことで人に喜ばれたとしたら、それはまぎれもなくあなたの才能です。それを活かし、磨きをかけることで、さらに輝けるでしょう。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

「30名の人がいる部屋に入って、やってあげたいことは?」

ある部屋に30名の人が集まっています。そこに行って、あなたが皆にしてあげたいと思うことは何ですか?

この質問をさまざまな人にすると、返ってくる答えは多岐にわたります。

「悩みを聞いて、解決法を提案してあげたい」「PCを使いこなす方法を教えてあげたい」「ブログで注目を集める方法を教えてあげたい」「洋服のコーディネートを教えてあげたい」「ランニングの面白さを伝えたい」「ごはんを作ってあげたい」……など。

それこそが、あなたが本当に自信を持っていることです。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

「学生時代に本当に楽しかったことは?」

普段の仕事は義務と責任のもとに行い、その中からやりがいや楽しさを見出していることでしょう。

では、学生時代のあなたはどうでしたか?

学生時代、自然にやっていて楽しかったことは、間違いなくあなたが本来備えている才能です。できれば、小学校くらいまでさかのぼってもいいでしょう。

子どもの頃、自分が心から楽しんでいたことを思い出してみるのです。好きなことをやっていると、楽しくて、アイデアも湧いてきやすいもの。成功のタネはその周辺にあります。

「なんとなく、あきらめてしまっていることは?」

本当は叶えたい夢や目標を、「自分には無理だろう」と思い込んでいませんか。

しかし、よほど突飛なものでないかぎり、夢は叶うものだと思います。

何千万もの年収を稼いでいる、海外移住を実現した、世界1周旅行をした――など、夢を実現している人は特別な才能や大胆な行動力を持っている人だと思うかもしれませんが、実は意外とそうではありません。もともと「ごく普通」だった人が、大きな成功を遂げた例はいくらでもあります。

夢を叶えた人たちの共通点は「絶対にあきらめない」ということ。今、あきらめてしまっていることに、もう一度トライしてはいかがでしょうか。あきらめなければ、きっと実現します。

「絶対失敗しない保証があれば、何をやりたい?」

人は間違いや失敗を怖れるもの。

子どもの頃から、学校の試験で「四つの選択肢から正解を選べ」と言われてきたせいか、「間違ったものを選んではいけない」というプレッシャーを感じ、「選択」をする際にワクワク感を持つことができない人が多いように思います。そして、失敗する可能性があるものを、いつの間にか人生の選択肢から外してしまっているのかもしれません。

しかし、その中にこそ、あなたが本当に求めていることがあるかもしれないのです。
「失敗しない保証があればチャレンジするかも…」と思う選択肢があるなら、まずは注目してみましょう。

「人生があと5年で終わるとしたら、何をやりたい?」

もし「あなたの人生があと1ヵ月だったとしたら?」と聞かれたら、「好きな人と過ごす」だったり、「旅行に行く」「おいしいものを食べる」といった一時的な享楽を思いつくかもしれません。

一方、「あと5年」という質問であれば、真剣に残りの人生について考えると思います。

時間は永遠に続くものではなく、有限です。本当にやりたかったことを一つずつ整理し、「後悔がない人生を生きるとしたら」と考えてみるだけで、思い切ったチャレンジが思いつくかもしれません。本格的にこの課題に取り組むと、本当は自分は何をやりたいのかと向き合うことになります。

実際は、やりたいことを実行するのに、あと5年の命になる必要はありません。

あなたは、今から何をやりますか?

「死ぬ前にやりたい10のことは?」

しばらく前に、「最高の人生の見つけ方」という映画がありました。末期がんの病棟で知り合った老人2人が、死ぬまでにやりたいことをリストにして、1つずつ実現していくというストーリーです。

考えてみると、私たちはいったい毎日、何をやっているのでしょう?なんとなく目の前の仕事や家事をこなしていく生活でいいのでしょうか。やりたいことのすべてをやり遂げる時間はありません。まして、嫌いなことをやっている時間はないのです。

皆さんも、やりたいことのリストをつくってみてはいかがでしょうか。すると、死ぬまでにそれをやり切るために、今、何からとりかかればいいのかが見えてくるでしょう。

本田 健氏/作家

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神戸生まれ。経営コンサルタント、投資家を経て、29歳で育児セミリタイヤ生活に入る。4年の育児生活中に作家になるビジョンを得て、執筆活動をスタートする。「お金と幸せ」「ライフワーク」「ワクワクする生き方」をテーマにした1,000人規模の講演会、セミナーを全国で開催。そのユーモアあふれるセミナーには、世界中から受講生が駆けつけている。大人気のインターネットラジオ「本田健の人生相談~Dear Ken~」は2300万ダウンロードを記録。世界的なベストセラー作家とジョイントセミナーを企画、八ヶ岳で研修センターを運営するなど、自分がワクワクすることを常に追いかけている。2014年からは、世界を舞台に講演、英語での本の執筆をスタートさせている。代表作は『ユダヤ人大富豪の教え』『20代にしておきたい17のこと』(大和書房刊)、『きっと、よくなる!』(サンマーク出版刊)、『大好きなことをやって生きよう!』(フォレスト出版刊)などがある。著書シリーズは全てベストセラーとなっており、累計発行部数は700万部を突破している。

EDIT&WRITING:青木典子 

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