年収アップの近道とは?!年収300万を超すために必要なこと

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 年収300万円までは比較的目指しやすい年収のゾーンです。では、年収300万円台の人の傾向や、内訳とはどのようなものなのでしょうか。また、年収300万円台を超えていくためにはどうしたらよいのでしょうか。リクナビNEXTの2015年11月の登録者データを中心にご紹介します。

年収300万円台は全体の26.2%

 リクナビNEXTのデータで見てみると、全体のうち26.2%が年収300万円という結果になりました。なお、国税庁による「平成 26 年分民間給与実態統計調査」によると、給与所得者全体で年収300万円台の人は17.3%です。リクナビNEXTデータの方が年収300万円台の人の割合が高いという傾向となりました。これは、国税庁の調査と比較して、リクナビNEXTの登録者の多くが20~30代であることが挙げられます。いずれにせよ、全体の17~26%程度が年収300万円ということがわかりました。

 例外もありますが、年収は年齢が上がるほど高くなる傾向があります。年収300万円台に突入するのはいつごろなのでしょうか。リクナビNEXTの登録者のデータでは、25~26歳の段階で平均年収が311.2万円となり、300万円を超えるようです。

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年収300万円台の内訳

 300万円台の年収の人の割合をご紹介しましたが、その内訳はどのようになっているのでしょうか。まず、正社員として働く正規雇用と、派遣社員や契約社員、アルバイトとして働く非正規雇用とで分けてみました。年収300万円台のデータでは、正社員として働く人の割合は85%という結果となりました。なお、年収200万円台では70%、年収400万円台では93%という結果となっており、年収が高くなるほど正規雇用で働く人の率が高くなっています。

 年収が高くなるほど正規雇用で働く人の率も上がる背景には、非正規雇用の場合は、ボーナスや各種の手当てがないことが挙げられます。また、派遣やアルバイトなど時給で働く場合は、基本給のベースアップがほとんどありません。そのため、年齢や経験とともに、正規雇用と非正規雇用で年収の差が開いていく傾向にあります。

 また、業種でも内訳を見てみたところ、サービス系(21%)、流通・小売系(15%)が上位となりました。年収関係なくデータ全体で見てみると、サービス系(21%)、流通・小売系(14%)となっており、全体の平均値に近い結果となっています。

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年収300万円でもできる貯蓄術とは

 年収300万で一人暮らしでは貯蓄ができないと思っている人でも、お金の使い方を変えていくだけで、貯蓄ができる体質に変わることができます。

 一般的に家賃は月収の1/3が目安とされていますが、もし貯蓄を増やしたいのであれば、年収300円の人の場合はもっと抑えておくと貯蓄しやすくなります。そして、もうひとつ固定費で見直したいのが、携帯電話代です。各携帯電話会社からさまざまな料金プランが打ち出されていますが、自分の使い方に合った料金プランなのか見直してみましょう。無料通話アプリなどを駆使するなどして、毎月の携帯電話の費用を抑えることで貯蓄につながります。

 また、クレジットカードでキャッシングやショッピングのリボ払いは、利息分だけ節約にならないので、まずは返済を早めてみましょう。買い物は1回払いや現金のみを大原則として、手元にあるお金だけで生活する習慣をつけることが大切です。

 日々の生活では、職場にマイボトルを持参し、ペットボトルなどの飲料は買わない、余分なものを購入しないように極力コンビニには立ち寄らない、といった小さな出費の積み重ねを断っていきましょう。

 現金を持っているとついつい使ってしまう人も多いのでは。強制的に貯蓄できるように、先に貯金に回してしまうとお金が貯まりやすくなります。給料が口座に入ったタイミングで自動的に貯蓄できるように、銀行の積立貯金や勤務先の財形貯蓄などを利用してみましょう。

年収アップのために意識すべきこととは

 年収の多くは、業界の給与水準と本人の経験・スキルで決まります。年収300万円以上のビジネスパーソンが年収アップを目指すためには、働いている企業や業界の給与水準を把握しておくことが大切です。現在、仕事で会社から求められている以上の成果を出せているかを見つめ直してみましょう。知識を高め、仕事のやり方を工夫することで、もっと実績を出せることがあるかもしれません。

 また、現在働いている企業や業界の給与水準が低い場合には、常に情報収集を行い、活況の業界や人材ニーズの高いスキルが何かを把握しておくことが大切です。業界によっては専門知識を高めるために、資格取得を検討してもいいかもしれません。企業側に求められる人材を意識することで、年収アップにつながっていきます。

画像:ぱくたそ

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