職場の人間関係を良くする方法とは?まず試すべきこと4選

職場の人間関係が悪いと、1日の3分1以上を過ごす会社だけに長い時間を嫌な気持ちで過ごさねばならず、大変なことになります。最悪の場合は会社に行くのが嫌になるだけでなく、会社を辞める理由の1つにもなります。

会社は選べても、職場の人間関係は選べません。人間関係に悩まなくてよいように、あるいは人間関係を良くしたいと思ったときに試すべき4つの簡単な方法について説明します。

職場の人間関係をより良くしたいときに試すべきこと

問いかけには、ひとまずいい返事をする

まず、どんなときにも問いかけられたら、元気で前向きで明るくて気持ちのいい返事をするように心がけます。このような返事には、どんな相手に対しても気持ちを和ませ、敵対心を緩ませる力があります。逆に、ふてくされた返事、間延びした返事、聞こえないような小さな返事などは、相手のイライラ感や不信感を増幅させます。何度か言われないと返事をしないなどは最悪の対応となります。

また、同じような良い効果を持つのは、朝の「おはようございます」や夕方の「お先に失礼します」などのあいさつです。元気に明るくあいさつされて、悪い印象を持つ人はいません。相手から反応がなくても、長く続けていると、職場での人間関係が最初悪くても好転していけるでしょう。

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発言をする前にその意味を再度検討して言い方を変える

少し、聞きなれない言葉かもしれませんが、心理学に「アサーティブ・コミュニケーション」という用語があります。簡単に言うと、相手を傷つけず、相手を嫌な気持ちにさせないで行う会話の方法のことです。

具体的には、例えば、禁煙スペースでタバコを吸っている人に注意したい場合、「私は、タバコの煙に弱く、すぐせき込むので、喫煙場所で吸っていただけますか」と言います。「ここは禁煙場所だから、タバコを吸わないように」と命令するより、人間関係を悪くしないで目的を達成できます。

また、事実を言わずに、相手に投げかけるのも効果的です。具体的には、例えば「これだけしかできなかった?他の人は倍の量をしているぞ!」と事実を言わないようにします。代わりに「他の人は倍の量の仕事をこなしているけど、今の量を倍に増やすにはどうしたら良いと思う?」と質問を投げるようにします。

つまり、会話を始める前に、主語を「You」にしないで「I」にするようにするのです。「あなたは○○しなさい」ではなく「私はこう思う。だからあなたには〇〇して欲しい」と言い換えます。これで、人間関係が柔らかくなるだけでなく、仕事へのモチベーションも上がるようになります。

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相手に対して、感謝の気持ちを常に忘れない

表面上の言葉以上に重要なのが、相手に対する感謝の気持ちです。「ありがとう」と言われて気分を害する人はいません。相手がして当然のことでも、「ありがとう」という感謝の気持ちで接するようにします。するとその気持ちは、きっと相手から自分に戻ってきて、人間関係が良くなるだけでなく信頼関係へ発展するはずです。相手から戻ってこなくても、感謝の気持ちを忘れなければ人間関係が悪化することはないでしょう。

ミスしたら即座に報告する

人はミスを犯すと誰もがばん回しようと頑張ります。真面目であればあるほど、頑張ります。しかし、ミスをばん回しようと思っても、さらにミスが大きくなるのが一般的です。そのため、早く報告するほうが上司との人間関係、信頼関係は高まります。

上司はミスの報告が上がってきやすいような雰囲気を作ることが大切です。上司は、ミスの報告には「なぜ、どうして」と詰問口調や、「しかし、でも」と反論口調になってしまいがちです。そうではなく、「そうだね、わかるよ」と、まずいったん肯定をして、話をすべて聞いてから、アドバイスをすることが大切です。

まとめ

ここにあげた方法は、基本的な内容ですが、人間関係を良くするためには効果的です。最低限、これだけを実践し、さらに工夫を付け加えることで、どんな人に対しても人間関係を良い状態に維持できることでしょう。

画像:ぱくたそ
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