お盆休みは家に籠る?観光よりおすすめの休暇の過ごし方

f:id:macha310:20150804140948j:plain今年はお盆休みの過ごし方を変えてみませんか?

当然のことながら、お盆休みの行楽地・観光名所は「大型連休を利用して楽しもう!」という人々でごった返します。たとえばテーマパークの付近だと、お盆時期は観光客で街がほとんど機能しなくなってしまいます。駅前はまっすぐ歩くのも困難になり、コンビニからは商品が消え、街のあちこちに行列ができてしまう。つまり、多くの人がお盆を行楽地で過ごそうと考えているのです。

■テーマパークではトイレにも行けない、食事もままならない

調べてみると東京ディズニーリゾートの場合、去年のお盆は8月10日~16日の7日間が「絶対に避けた方がいいピーク期間」だったそうです。この時期はゴールデンウィーク同様、遠方からも多くの人が集まってくるのでアトラクションは2時間待ち・3時間待ちが当たり前、普通に歩くことさえ困難な状態になってしまうことも。

また、極度な混雑を防ぐために入場制限もかかります。ちなみに入場制限はおおよそ7万人の来場者がいる場合にかかる、といわれています。

ユニバーサルスタジオジャパンの場合も8月来場者数が一番多く、8月だけで実に126万人以上とされています。もちろんお盆時期、特に12日~16日辺りがその多くの割合を占めているのでしょう。そのため、2015年も混雑が予想されます。

パーク内全体はもちろん、アトラクションも飲食店も長蛇の列、トイレに入るのもすごく困る状況です。天気の良い8月に、一日の半分以上を列に並ぶその過酷さは想像に難しくないですよね。

「とにかく非日常空間で思いっきり遊んでストレスを解消したい!」という思いで外出したのに、猛暑の中、身動きが取れなくなり、ストレスを溜め込んで帰ってくることになってしまうのです。

■お盆を自宅で過ごすなら、まず読書がおススメ

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では「とにかく体と心をリラックスさせたい」ときにはどうすればいいのでしょう。お盆休みに限っては、外に出るよりも、まるまる家で過ごすと決めてしまった方が充実した休暇を送れそうではありませんか?むしろ“どこにも出かけないからこそできるリラックス”の方が選択肢は広がるのではないでしょうか。

たとえば読書。普段あまり本を読まない、という人ならなおのことオススメです。

最近はスマホの普及で読書離れも深刻ですが、それでも「情報や知識はネットで“拾う”ものではなく、本を読んで“身につける”もの」という方は多く存在します。

確かにたくさんの情報を短時間で得られるウェブは本当に便利ですが、「記憶への残りやすさ」は読書に軍配が上がるのではないでしょうか。

毎年この時期になると集英社からは「集英社文庫 夏の一冊(通称:ナツイチ)」、角川文庫からは「カドフェス」、新潮社からは「新潮文庫の100冊」といった夏限定フェアが行われており、手軽に読める小説や実用書がピックアップされています。何から手をつけたらいいかわからない、という方は参考にしてみてください。

■お盆中に「たった2時間で人生観が変わる」体験ができるかも

「帰ってきたら寝るだけ。ゆっくり映画なんてずいぶん観ていない…」という方も多いでしょう。好きな時に好きなだけ楽しめる読書と違って、やはり映画は「2時間も束縛される」という意識から、どこか手を出しづらいメディアのように思われがちです。

しかし、ここで一旦考え方を「たった2時間で」と変えてみませんか。日々の慌ただしさをリセットできるツールとして考えるのです。会社と自宅への往復の短調な毎日ではなかなか味わうことのできない、そういった「ハートを揺さぶられる体験」が、映画ならたった2時間でできてしまいます。

他には科学、文化、社会、経済、歴史、哲学、生きてゆく知恵。そういった普段勉強したいと思っていてもなかなか手が出せない分野も、映画ならたった2時間で、しかも「エンターテイメントというフィルターを通して」楽しく勉強することができます。「2時間も束縛される」ではなく「たった2時間で人生観が変わる」体験ができるかもしれないのです。

WOWOW、スカパー!、Huluなど、レンタル以外にも映画を自宅で気軽に楽しめるオンラインサービスが増えてきました。レンタルDVDも、最近は宅配レンタルが充実していますので、自宅に籠ったままでもバンバン映画を楽しむことができます。

■お盆こそ掃除!隠されたリラックス効果も

ちょっと見逃されがちですが、気持ちをリフレッシュする方法として実に有効なのが掃除です。

掃除といっても千差万別で、机や本棚の片付けから大掃除・断捨離まで、規模もレベルもいろいろとありますが、近年、この掃除がココロの均衡を保つ手法としても注目を集めています。

掃除する時は、自然と体を大きく動かしますよね?これはストレスなどで気持ちが落ち込んでいて体を動かすことも億劫になったときのエクササイズとしても、大変に効果が高いようです。

単純に「体を動かす」だけのスポーツと異なり、「体を動かす」→「部屋が片付く」ことで、つまり「これは生産性のある行動なのだ」と脳が認識し、達成感を覚えることによって鎮静作用のあるセロトニンという脳内物質が分泌されるからだそうです。

さらに「掃除をする」という行為に集中することによって、今自分を煩わしているゴタゴタのことを考えずに済みます。いわゆる「無心の状態」になるのです。

これはまさに「今を生きる」という精神状態ですが、とかく先のことや未来のことを考え過ぎる勤勉な現代人にとっては、ココロの均衡を保つ上でとても重要なことなのではないでしょうか。

お盆の過ごし方にもいろいろありますが、行楽地で遊ぶとしても家に籠もるとしても、休み明けに「気を引き締めてがんばろう!」と思えるよう、リフレッシュをしたいところです。2015年のお盆休みは、ぜひ自分にぴったりの過ごし方を見つけて、充実した休暇を過ごしてくださいね。

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