稼げる!?公認会計士の資格取得からキャリアパス、気になる待遇まで!

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日本の三大難関資格とも言われ、医師や弁護士なみにハードルが高いとされている公認会計士。ただし公認会計士になったからといって、その後の人生が順風満帆に進むとは限りません。「稼げる」公認会計士になる為に必要なキャリアパスとは何なのか。経験者が語る積み上げるべきキャリアについて紹介します。

・公認会計士になる為のキャリアパス

公認会計士になる為には、何をおいても公認会計士試験に合格しなければなりません。筆記試験として1次、2次試験を突破した後は、学生であれば就職し、2年間の実務経験を積むなどして公認会計士登録を目指します。

王道の道筋としては、資本金5憶円以上の企業で監査業務の補助や会計実務に従事する必要があります。新しくできたキャリアパスとしては、資本金1億円以上の上場企業で上記と同様の業務を行い「企業財務会計士」となって、その後公認会計士登録を目指す方法です。

どちらも実務経験以外に、実務補講(座学)と終了考査をクリアする必要はありますが、この時点で公認会計士としての大きな分岐点を迎えると言って良いでしょう。

・キャリアパスの第一歩!公認会計士の就職状況について

公認会計士を目指す学生が卒業後に就職する先としては、これまで「監査法人」が主なものでした。四大監査法人と呼ばれる代表的な企業があり、それらに就職してステップアップを図るのが通常のキャリアプランだったのです。

しかし現在、監査法人への就職率は56%と約半数は監査法人以外に就職しています。増えすぎた公認会計士の弊害に不景気が追い打ちを掛けた結果ですが、これまでの監査法人内での順調なキャリアアップがかなりの狭き門となったのは確かです。

一般企業へ就職した公認会計士の卵は、企業内の財務関連業務などに従事し、次のステップアップを図ることになります。そしてそれを選ばない就職浪人組は次年度の監査法人就職を目指し、更に就職口を狭くしているのが現状です。

・稼ぐ公認会計士の収入相場!稼ぐために必要なキャリアパスとは!?

監査法人に就職し公認会計士となった人たちの平均的な年収額は、2,000万円とも言われています。上場企業に就職し公認会計士となった場合は、会社の規模にもよりますがサラリーマンである以上、数百万円から1,000万円前後が上限でしょう。本気で「稼ぐ」公認会計士を目指す為には、やはり転職や独立開業が不可欠です。

独立をした場合の収入は0円~3億円となっており、顧客がつかなければ収入にはつながりませんが、お客を掴むことで大きく稼ぐことも可能になります。

独立した先輩公認会計士は、独立するのに必要な「キャリアパス」について声を揃えてこう言います。

「公認会計士の独立に必要なのは人脈作り」

「規模が大きくなれば税務対応に苦労する」

コンサルティングが主な収入源となる公認会計士の場合、仕事もまずは紹介で受ける場合が多く、独立前に如何に人脈を作っておくかが独立する際のカギになります。また個人での独立は自由な半面できることも限られるので、一緒に独立する信頼できるパートナー選びも重要です。

監査法人での経験しかない場合は、案件が税務対応になった場合に経験が浅く苦労することが多く、また会社運営の部分では会計士の仕事とは異なった苦労があります。その点、「企業財務会計士」として会社員の経験と税理士の経験を十分に積んでおけば、独立後の苦労が軽減されるというメリットはあるでしょう。

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