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「株式投資を始めたい」と思い立ったとき、購入する株式銘柄はどのようにして選べばよいのでしょうか。初めての株式投資では、大きく損失を出してしまわないか不安を感じる人もいるでしょう。そこで、株に関する知識がまだ浅い初心者に向けた、株式銘柄を選ぶポイントをまとめてみました。
・まずは知っている企業から
初心者は知っている企業の株を買うことから始めるのがおすすめです。一般的に世間で知られている身近な企業は、良いニュースも悪いニュースも報じられることが多く、話題を見聞きする機会が多くなります。その企業に関する情報を得やすいことは、関心を持ち続けやすいことにも繋がるでしょう。
反対に、業界の人のみ知っているような専門的な企業では日頃得られる情報は、経済紙でのみ情報を得られる程度に限定されます。初心者が企業の動向を追って、株価の動きをつかむのは難易度がやや高めです。
・チャートをチェック
株価の値動きがわかるものがチャートです。株価は1日の中でも日々変動していますが、中長期的な動きをチャートで見たときに右肩上がりとなっている銘柄は、上昇トレンドといわれる株価の上昇期に来ています。上昇トレンドにある銘柄は悪いニュースが報じられない限りは、ある程度まで株価が値上がりを続ける可能性が高くあります。株価の値上がりによる利益が期待できる銘柄です。
ただし、上昇トレンドにある銘柄を買っても必ず利益が出るとは限りません。売る時期を見誤ると下降トレンドに転じる可能性もあります。また、予想に反して株価が下落したときにどこまで下がったら売って損切りをするか、あらかじめ決めておきましょう。
・企業情報の基本は会社四季報
株を購入する企業がある程度絞り込めてきたら、東洋経済新報社が年4回出版している「会社四季報」で業績を確認しておきます。
会社四季報は株式投資をする人にとって、バイブルともいわれているもの。会社の事業内容から株主構成、財務状況、単元株数や株主優待、株価やチャート、さらには業績の四季報予想まで、株取引に必要な情報が詰まっています。一部の情報を閲覧できるネット証券もありますが、株を始めたら会社四季報を購入し、読み物感覚で目を通しておきたいものです。
・まとめ
必ず儲かる株はありませんが、株取引の初心者は大暴落するリスクが低く、相場をつかみやすい銘柄から始めるのがおすすめです。知っている会社のチャートを確認し、会社四季報で財務状況を確認するといった流れで購入する銘柄を選択してみましょう。