集団の中では人それぞれの役割がある
つき合う友人は選ぶことができても、会社の同僚は選べない。そこにはいろいろなタイプの人たちがいて、うまくつき合っていかなくてはなりません。まずは、そのことを自覚しておかなくちゃね。
やる気のない人が一人いることで、チーム力が落ちてしまうのはよくわかります。あなたもきっと、「この人さえいなければ」という気持ちになってしまうのでしょうね。ところが、会社の中には、仕事ができなくても周囲から大事にされたり、愛される人っているものです。その人には、ゆったりと癒される雰囲気があるのかもしれない。一方で、仕事はできるのに、ナゼかみんなに煙たがられるタイプもいる。つまり、人それぞれ、集団の中での役割というものがあるのだと思うんですよ。
たとえ、働き蟻として生まれたからといって、すべての蟻がせっせと働くかというと、そうじゃない。2割くらいの蟻はサボっているそうです。どの働き蟻のグループにも、必ず怠け蟻がいるとか。要は、どの会社にも働かない人はいるもの。そう割り切ってしまうことも大切です。
とらわれすぎずにストレスを発散させる
私もね、OL時代、皆が残業してる時も気づくといなくなってるような、要領のいい後輩がいたんです。私は、その子が残業しないで帰ってしまうだろうと思ったら、「この仕事をお願いね」と、前もってハッキリ言ったり、相手の行動を先に読んで対処するようにしましたよ。相手に期待せず、先手を取ってコントロールしてみるのもひとつの方法です。
心が狭いかどうかを気にしてるみたいだけど、誰だって狭いんですよ。そのことに疑問を感じるのは、あなたは頑張ってきたのだという証拠。これ以上とらわれず、何か楽しいことでストレスを発散させたほうがいい。私は犬と遊んで発散させてますよ(笑)。人間、ある程度のストレスは抱えていかなくちゃならないけど、もしかして、家に帰ってからも思い出して、ピリピリしてるのじゃないかしら?
逆に頑張りすぎて、自分が一番働いているような偏った自惚れを持ってしまうと、今度はあなたが、周囲から「一人で張り切ってるよね」なんて思われちゃう可能性がありますから気をつけて。
相手が無気力だからこそ、自分を引き立たせてくれるんだとか、この人のお陰で人一倍頑張れるんだとか、ポジティブにとらえてみる。いい先輩や同僚は見ていてくれるし、それはあなたの評価につながる可能性だってありますよ。目先の仕事やイヤなことだけにとらわれず、視野を大きくして、会社の中での自分や相手の立場を客観的に見る。うまく自分をコントロールできるようになれるといいわね。