友人たちの結婚式に呼ばれることが多くなり、昔から憧れていたブライダル関係の仕事につきたい気持ちが高まってきました。問題は、給与と待遇のこと。かなり恵まれている現職と比べると、未経験ということもあり、相当の苦労をするだろうと予測され、転職に踏み切れません。憧れだけで終わらせた方が良いのでしょうか。（広報・26歳）

悩んでいる時間が長いほどもったいない

そんなにやりたいことがあるのに、怖がって踏み出せないでいるなんて、もったいないなあ。どのくらい前から憧れてるのかわからないけど、もし、２年も３年も同じことを考えているのだったら、その間に貯金だってできるし、通信教育だってできるでしょ。悩んでいる時間が長いほどもったいないと思うよ。少しでも前に進んでいけば違ってくるはず。やっていくうちに、「向いてないな」と思ったら、やり直せばいいじゃない。

うちの子を見てて思うんだけど、子供ってスゴイよね。「無理だってば」ということを、平気でやっちゃうんだもん。椅子をよじ登って「落ちるからやめなさい」って言っても、やってみなきゃ気がすまない。もちろん、後ろにひっくり返って転んじゃうけど。でもね、思いきってやってみなきゃわからないことってあるよね。うまくいくかどうかは、やってみなくちゃわからないでしょ。「やったことないから苦労する」って、決めつけちゃうのはどうかな。現実と理想の違いはもちろんあるけど、慎重になって恐れすぎていたら、どんどんネガティブになって、やりたいことは何もできなくなってしまうよ。

給料のことを気にしているけど、「好きこそものの上手なれ」で、好きなことをやって頑張っていくうちに、お金はついてくるものだと思うし、もしかしたら、今よりいい収入になるかもしれないよ。ウェディングプランナーとして、成功している女性だっているくらいだからね。まあ、そこまで目指さなくても、ポジティブに考えて、夢を追いかけていくことって、すごく大切だと思うんだ。

夢に向かっていかなきゃ、近づけない

夢が大きすぎたって、現実離れしてたっていいじゃない。そのものズバリにはたどり着けなくても、とりあえず夢に向かって進んでいけば、近いものが見つかるかもしれない。そもそも、現実じゃないから"夢"って言うんだもの。どんなばかげた夢だって、大いに見ていいと思うんだ。

僕はずっと俳優に憧れてたんだよね。まだ、自分を俳優と呼べるレベルにはなってないと思うけど、何本かドラマに出させてもらって、とりあえず夢はかなってる。今は英語教室をやったり、まだまだやりたいことがいっぱいあって、可能性もたくさんあると思ってるんだ。僕は何かしら、いつも夢を見てて、小さい頃はケンタウルスになりたかった（笑）。『フラッシュゴードン』って映画を観て、「鳥人間になるんだ！」って、鳥になったつもりで歩いてたよ。そうしたら、なんと大人になってから、コマーシャルでケンタウルスに扮したんだ（笑）。ね、どうにも無理そうな夢だって、かなうことがあるんだよ。