立派です!クレーム対応の天才になっていただきたい
あなたは立派です!いろんな仕事の中でも、クレーム対応って一番キツいと思うんですよ。私の友人や知り合いにも、クレーム対応の仕事を経験した人がいますけど、それはそれはしんどい、って聞きますもん。わざわざ難癖をつけてくるクレーマーもいるでしょうしね。しかも、事務機器の営業ということは、電話対応だけですむことではなさそうだし、ただ謝って流せるわけではないから、さぞかし大変でしょう。
もし、面倒な取引先のクレームばかりに手間がかかって、自分の営業成績やお給料に反映されずに困っているのなら、黙っていないで、「クレーム手当をください」とか、直接上司に交渉してみたらどうでしょう。それは難しいことなのかな?若い人が次々と辞めてしまうような仕事を、あなたが引き受けているのですから、上司だって、どれだけあなたの仕事が大変なのかは、わかっているはずですよ。
でもね、そこをいったん「クレームを引き受けるのが自分の仕事だ」って割り切ることができたら、ほかの営業も楽になるんじゃないかな。「イヤだな」「困ったな」と思うことを、潔く丸ごと引き受けてしまうことで、逆に自分を成長させたり、少々のトラブルも苦にならない強さが身に付くんじゃないかと思うんです。覚悟ひとつで、人間って強くなれるんですよね。
それでもし、あなたがこの仕事を得意ジャンルだと言えるようになったら、人間としても素晴らしく成長できることになると思うので、ぜひ頑張っていただきたいですね。たとえほかに仕事ができなくても「クレーム対応の天才です」なんてレベルになったら、どんな会社でも「ぜひ、うちに来てください!」ってことになるでしょう。
一人で抱え込まず、会社の仲間に理解してもらいましょう
文句ばかり言うクレーマーって、クレームを吐き出すことで、ストレスを解消させているところもあると思うんですよ。だから、覚悟を決めて、「そのストレス解消、引き受けます!」って気持ちになってみる。そしてあなたも、クレームを苦しいものとして抱え込まずに方向転換して、「クレームベスト3はこれだ!」なんて、自分の中でランク付けしてみてはどうかしら。
私も出演していたある番組で、相手をするのがすごくしんどいプロデューサーがいたんですが、「今、あのプロデューサーに会って来たよ」って言うだけで、共演者たちが、そのしんどさをわかってくれるんです。自分としては「きついなあ」と思うことも、その気持ちを理解してくれる仲間がいると思うと救われるんですね。だから、あなたも一人で抱え込まずに、会社の営業仲間たちに話して、理解してもらうことをおすすめします。