叱ってちょーだい

毎回著名人にあなたの悩みをぶつけていただく、このコーナー。熱く、愛を持ってお答えします。
悩
「仕事と夫との狭間で悩んでいます…」

転職して1ヶ月、帰りが遅いことで夫ともめています。ようやくやりたい仕事に就いたので、一生懸命やって帰宅すると、仕事に時間を取られすぎと責められ、休まる暇がありません。友人からは「やりたいこと」であれば主張すべき、と言われているのですが、夫との関係も崩したくありません。何かいい解決法はないでしょうか?(編集・32歳)

折れぐせつけるな
今週の叱り役

漫画家
倉田真由美

information
『だめんず・うぉ〜か〜5』
(SPA! comics・扶桑社発行)

倉田さんや「週刊SPA!」の読者の実体験から、ダメ男とばかりつきあう女性たちをコミカルに描く、大人気シリーズの第5弾。
1971年、福岡県生まれ。一橋大学を卒業後、就職が決まらず、ヤングマガジンギャグ大賞に応募して大賞を受賞。ダメ男を好きになる女たちを描いた週刊SPA!連載の『だめんず・うぉ〜か〜』がブレイク。週刊朝日『ほやじ日記』など、コミックやエッセイを多数連載中。一児の母でもある。

一度限りの人生、やりたいことはやるべき

まずは、あなたのご主人に「ココロが狭いよ!」と言いたいですね。

日本の男性、特に仕事ができる人って、自分の妻を専業主婦にしたがる傾向が強いと思うんですよ。ワイシャツにアイロンをかけ、食事をつくって待ってくれる人がいるという環境は、心地いいものなのでしょうね。

きっとあなたのご主人も、心の底ではあなたが仕事をしていることを好ましく思っていなくて、自分より早く帰って夕飯をつくってもらいたいのでしょう。でも、現に私の周りを見ても、専業主婦だけではイヤだという女性がほとんど。一度、仕事の楽しさを知ってしまったら、近所の主婦とのおしゃべりや“ママさん新聞”をつくるくらいでは、物足りなくて耐えられなくなくなってしまうのだと思いますよ。

あなたが夫との関係を崩したくないという気持ちは、よくわかります。でもね、やりたいことがあるのなら、やるべきだと私は思うんです。丸いスイカを型に入れて四角く栽培することはできても、それってすごく不自然なことですよね。かなり無理がある。せっかく一度限りの人生で、これから先も長いのですから、やりたいことをやらなくちゃソンですよ。

妥協しないで戦ってみる

もし、帰りが遅いことを責められたら、我慢せずに「私はやりたいことをやる」という意思表示をして戦いましょう。戦わずにごまかしてしまうのはラクだけれど、そこで一度折れてしまったら、“折れグセ”がついてしまう。次にもし「子供ができたのだから仕事を辞めろよ」と言われたら、辞めることになってしまいますよ。

あなたが意思表示をして戦って、それでもらちが明かなければ、離婚も視野に入れていいと思います。経験したので言わせてもらうと、私が離婚していちばん幸せに感じるのは、自由に仕事ができるようになったこと。私も仕事を終えてから走って帰っていた経験があるけれど、そんな旦那に感じていたプレッシャーと比べたら、締め切り前のプレッシャーなんて全然平気。もしも次に誰かと暮らすなら、仕事をやりたいだけやらせてくれる、でも、したくなければそれでいい、という“あるがままの自分を受け入れてくれる人”にしようと私は決めています(笑)。なかなかいませんけれどね。

だって、血を分けた家族は選ぶことができないけれど、夫は選ぶことができるのですよ。妥協する必要はないし、納得できる人を選んでいいんじゃないのかな。私はそう思います。

EDIT
マインドシェア
WRITING
羽塚順子
PHOTO
刑部友康

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