転職と恋愛問題を分けて考えましょう
転職することと、だめんずと付き合ってしまうことを結びつけているようですが、たまたま環境を変えたときに同じ状況になったというだけで、転職とだめんずとの恋愛は別問題として捉えたほうがいいですね。たとえ求職中であっても、男性との出会いがあれば、だめんずと恋愛してしまう可能性だってある訳ですから。
そのうえで、これからの2年間、今までのパターンを断ち切る時期になることは覚悟したほうがいいかもしれません。今までの恋愛はどちらかというと序幕で、これから本格的なだめんずがあなたの前にやってくるはずです。というのも、古くから西洋占星術でも言われているように、自分が生まれたときにあった土星の位置が、女性だと29.5年周期で同じ位置に戻ることから、29歳前後の約2年間は「サターンリターン」と呼ばれるんですが、誰でもこの時期は子どもから大人へと変化するんですね。それまでおざなりにしてきた問題を解決していく必要が出てきて、特に女性の場合は恋愛という形で問題が表れることが多いのです。
よく言われるように、女性が恋愛するだめんずは、たいてい父親と似た悪い面を持っています。「父親のような人とは付き合いたくない」と思って、父親とかけ離れたタイプを選んだつもりでも、徐々にその彼氏にも父親と同じ傾向が出てきてしまう。それは、父親に依存されていたら、それと同じように自分に依存してくる男性を引き寄せてしまうからなんですね。今後2年間、あなたが幼いころに親との関係で傷ついたことを癒すための最終レッスンが訪れるでしょうが、あなたが育ってきた環境に対して許す気持ちになれるかがポイントとなります。
相手から何を学んだか書き出してみる
では、具体的にどうすればいいかというと、なかなか難しいとは思いますが、ひとつはだめんずたちが、あなたの問題を解決するうえで必要な相手であったと認識することです。そして、その相手から何を学んだかを書き出してみる。4人のだめんずと付き合ったのなら、その4人に対して「付き合って損をした」と否定するのではなく、「付き合った結果、自分の何がわかったか」「彼のおかげで自分のどんないいところに気づいたか」ということを振り返りながら書くのです。
例えば、ギャンブルで借金をつくって自分を頼る人と付き合ってしまうのはなぜか。小さいころ、家族から頼られることによって、家庭内での自分の位置づけを保っていたのかもしれません。強烈なマザコンと付き合ってしまったのなら、自分には母性があって、彼に依存されることで幸せと安定感を感じたのかもしれない。DVで非常に迷惑をかけられながらも「私がいないとどうしようもない人なんだ」と依存させることで、精神的安定感を得ていたのかもしれない。そういったパターンがわかってくれば、次はどうしたらいいかを客観的に見ることができますよね。
もちろん、口で言うほど簡単にできることではないと思います。しかし、あなたは今までの恋愛で十分に修業をしてきているのですから、あとは付き合う男性を通して自分のよいところを深く知ることができればいいのです。そこさえできれば、一人の素晴らしい女性として、男性をきちんと愛せる時期がやってきますよ。