その場にいる全員が楽しめる笑いを取っていますか?
子どものころにいじめられたってことは、そのころから、つい調子に乗って、生意気になっちゃうってことだったんですかね。だったら、ご自分の欠点が、よくわかってるんじゃないでしょうか?
人を楽しませる、つまり笑いを提供するとき、私が気をつけなきゃと思っているのは、その場にいるなかで、一人でも不快になる人がいたら、みんなのための笑いじゃないということです。その場にいる全員が楽しめる笑いを、今一度、研究されてみるとよいかと思います。もしかすると、ほかの社員をおとしめるようなやり方で、笑いを取っているのかもしれないですし。
トラウマといえば、私も中学時代にいじめられたことがあって、やはり克服はできていないんですが、私の場合、いじめられていたことをみんなの前でオープンにしちゃいます。一番突っ込まれたくない弱点を「こういう目に遭ったことがありまして、そこ、弱いんですよ」って、先にさらけ出しておくことで、同じような目に遭ったときに、「それ、きついです!」って冗談にしちゃう。そんな笑いの取り方もあります。自分の気持ちも楽になるんですね。
忠告してもらえるうちに直しましょう
「生意気だ」と言われるというのは、あなたが言いやすい人でもあるんでしょうね。でも、人から言われる言葉には、何かしら必ず理由があると思うんです。もし私が言われたら、それは真摯に受け取りますね。相手が言ってくれるうちに、自分から直すようにしたほうがいいですよ。関係性がこじれてからでは、修復するのが大変になってしまいますから。
こうやって私に相談するより、同僚の人の方が原因をわかってると思うので、聞いてみるべきだと思いますよ。真摯に聞いても、万が一、相手に冷たくあしらわれてしまったら、それはあなたの人選ミス(笑)。冷たくされた場合、相手にふざけてると思われているか、心の底から生意気だと思われているかの、どちらかです。同性社員の中から、どちらにも当てはまらなそうな相手をよく選んでから、聞いてみることです。
そして、真面目に「僕のどういうところが生意気なんでしょう。自分ではわからないので、教えてくれますか」って、聞いてみる。素直に尋ねれば、きっと答えてくれるはずですよ。