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【+10%の自信で人生は変わる】くじけがちな人に送る、自分に自信をつける方法

目の前に大きなチャンスが転がってきたとき、すぐに飛びつき挑戦する人と、「どうせ無理だから今回はやめておこう」とあきらめる人がいます。

後者のように、早々にあきらめ、挑戦しなかったからといって、責められることはないし痛手を負うこともありません。しかし、もしも「自信を持って挑戦」していたら、人生がガラリと変わったかもしれない――。

イギリスのライフコーチであり、自信をつけるためのセミナーを世界35か国で開催するなど「モチベーションの第一人者」として知られるポール・マギー氏。彼が「一人でも多くの人に『自信がついた』と胸を張って言えるようになってほしい」との思いでまとめた世界的ベストセラーが、このほど日本語訳され『くじけない自分のつくり方』とのタイトルで発売されました。その中から、自信をつけるためのヒントを一部、紹介しましょう。

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今よりちょっとだけ自信をつければ、将来は劇的に変化する

 自分になかなか自信が持てない人に、「性格を根本から変えて、自信を持て」と言うのは到底無理な話。著者は、「少しの自信でいい。例えば今より10%自信を高めるだけで、その変化は少しずつ積み重なり、いずれ大きな変化につながる」と説いている。

 次の、著者のたとえ話がわかりやすいかもしれない。
 あなたはイギリスからニューヨークへ向かう船に乗っている。ところが、船が出た時に航路が少しだけ南にずれた。もしそれを修正せず、そのまま進めば、本来の到達地点から約1000キロも離れたカリブ海近辺にたどり着くことになる。…つまり、方向をほんの少しだけ変える(=自信を少しだけつける)ことで、最終的に人生が様変わりする可能性があるのだ。

 同著の中では「周りを味方につけて自信をつける方法」や「挫折から自信を取り戻す方法」など、さまざまな側面から自信をつけるためのノウハウが紹介されているが、今回は、「自分には取り柄がない」「自分の人生はいつもうまくいかない」などとネガティブに思い込んでしまっている人に向けて、「自分が自分の最高の親友になって、自信をつける方法」を抜粋してご紹介したい。

秘訣その1●自分の欠点を受け入れる

人は誰しも完璧ではない。みな欠点を持っており、いくら頑張ってもその事実を変えることはできない。だからといって、「努力する必要がない」わけではないが、「自分は欠点があっても価値のある存在だ」という事実を受け入れることが大切。そういう姿勢こそが、自信をつけるための第一歩なのだ。

秘訣その2 ●自分にもう少し思いやりを持つ

うまくできなかったとき、失敗したときに、自分を必要以上に責め過ぎてはいないだろうか?自分の中にある「内なる批判者」は時に自信を喪失するまで自分をこっぴどく叱りつけようとするが、せいぜい「やんわりたしなめる」程度にとどめよう。そうすれば、心に余裕が生まれるものだ。

秘訣その3 ●自分に投げかける言葉を改善する

日頃口に出す言葉には、非常に大きな力がある。有害な口癖は、自分を必要以上に規定し、束縛してしまうので注意が必要だ。

例えば「私は無能だからダメだ」「私は誰からも愛されない」などの口癖は自信喪失につながるので自分の語彙から排除すべき。

一方で、「私は以前より良くなっている」「私は欠点があっても価値のある存在だ」「私は状況を改善するために努力している」などの言葉はぜひ語彙に追加してほしい。そして、これらの有益な言葉を3つ選んで紙に書き、声に出して読んでみよう。1カ月毎日、10回繰り返せば、セルフイメージに大きな変化が生じるはずだ。

秘訣その4 ●自分の人生の主導権を握る

人生はドライブをしているようなものだが、多くの人は自分以外の何かがハンドルを握っていると思っている。例えば、上司や親、社会など。「運」が握っていると言う人もいるかもしれない。

しかし、「あの上司のせいで…」「運悪くこうなったから…」など、他人や環境のせいにしてはいけない。人生の目的地とそこまでの行き方は、あなた自身が決めることだと認識しよう。

秘訣その5 ●自信がつくまで待つのをやめる

自信がないから今回はやめておこう。自信がついたら、挑戦すればいい。…この繰り返しになってはいないか?「自信を持てるまで待つ」人は、いつまででも待ち続ける羽目になるだけだ。

自転車の乗り方を覚えた時のことを思い出してほしい。初めは誰かに手伝ってもらったかもしれないが、ある時点で自分の力だけで自転車に乗れるようになっただろう。その瞬間、自転車に乗れるようになったと自信がついたはずだ。

つまり、自信がつくのは行動を起こす「前」ではなく、「後」なのだ。行動をしなければ、現状は変わらない。不安を乗り越え、まずは一歩でもいいから行動に移そう。

秘訣その6 ●自分への批判を検証する

多くの人は、他人から批判を受けるとショックを受け、落ち込んでしまう。その際の対応は概ね、(1)批判を無視する、(2)批判に固執する、(3)自己弁護をする、(4)批判を検証する、のいずれかになるが、(4)ができるのは自信の証でもある。

批判を受けた時は、必要以上にショックを受けたり怒って反論するよりも、「その批判は妥当なのか」「賛成できる部分はあるか」「相手の動機は何か?」などと冷静に検証してみよう。それが自分に自信を持つためのトレーニングになる。

秘訣その7 ●自分の成功体験を思い起こす

進化生物学的に、人間は失敗を記憶するようにできているという。そして、成功を記憶するのは不得意なのだとか。しかも、「自分が成功したのだから、誰でもできる」など、自分の成功を割り引いて考えやすい傾向にもある。

例えば、こう考えてみよう。(1)今まで仕事でどんな成果を上げたのか?(2)そのために自分のどんな資質を活用したのか?(3)周囲はそれによってどんな恩恵を得たのか?(4)そして自分は、その経験から何を学んだのか?――こう自分に問いかけてみる。

普段は「たいしたことではない」と思い込んでいる自分の資質に気づけるだろう。そして、自分の資質を積極的に評価することは、自分に自信をつけるためにうってつけの方法だ。

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「どうせ自分にはできないから」としり込みし、立ち止まっていては何も変わらない。現状に不安を感じているときこそ、勇気を出して一歩を踏み出すことが大切なのだ…と実感させられます。そしてビジネスの場面でも、プライベートでも、実践しやすい内容ではないでしょうか。

 今回紹介したのは、くじけない自分になるための「実践編」の一部分ですが、本著ではその前段である、「自信に関するウソ」「あなたの自信を失わせたものの“振り返り”と“向き合い方”」などといった自信をつけるために知っておくべき「理論」もまとめられています。理論と実践を理解することで、なかなか自信が持てないという方、すぐにくじけがちだと自覚している方も、初めの一歩が容易に踏み出せるようになるかもしれません。

 

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参考書籍:『くじけない自分のつくり方』/ポール・マギー(著)、弓場隆(訳)/ダイヤモンド社

 

EDIT&WRITING:伊藤理子