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2015年10月3日、4日の2日間にわたって青森県十和田市で行われる第10回B-1グランプリ。富士宮やきそば、厚木シロコロ・ホルモン、八戸せんべい汁といった数々のご当地グルメを世に広めてきました。そんなB-1グランプリとその楽しみ方をご紹介します。
B-1グランプリは日本最大級のまちおこしイベント
これまで一度は耳にしたことがあると思いますが、B-1グランプリの正式名称は「ご当地グルメでまちおこしの祭典!B-1グランプリ」といいます。
B-1グランプリのBはブランドを意味します。出展者がそれぞれの地域ブランドを確立することを目的とした、年に1回の合同イベントなのです。B-1グランプリのメリットとして、来訪者がそれまで知らなかった地域の魅力に触れ、実際にその地域を訪れるきっかけになる点があります。地域のPRに取り組むことによって出展者同士の結びつきも生まれ、地方から日本全体を元気にしていこうという意図もあるのです。
単なるグルメイベントではない!
B-1グランプリでは料理を提供することから、「日本最大のグルメイベント」と呼ばれることが多いのが現実です。しかし実際は前述の通りあくまで「まちおこし」のイベントであって、グルメのイベントではありません。
B-1グランプリの開催目的は販売ではなく、地域の料理を通じて地域PRを行うことにあります。多数の集客を行う点においてはグルメのイベントと同様ですが、最終的な目的はイベントをきっかけに、来訪者が現地を訪れたくなるようなきっかけをつくることなのです。そのため、イベント当日しか食べられない料理は提供せず、もともとその地域で親しまれてきた料理を提供します。また、出展者であるまちおこし団体は地域有志の集まりで、本業は飲食店ではありません。あくまで「地域」をPRするのが最大の目的なのです。
B-1グランプリはこう楽しむ! 3つのポイント
日本最大のまちおこしイベントであるB-1グランプリ。会場での楽しみ方を少しだけピックアップしてみました。
1)チケットは事前に購入しよう
今年は全国各地から約60の出展者がブースを出すため、多くの来場者で賑わうことが予想されます。それだけにチケットの事前確保は必須! チケットは100円券× 10枚綴りの1,000円で販売されています(100円券単位のばら売り不可)。B-1グランプリの公式サイトのほか地域の店で購入できるので、早めに手に入れましょう。会場でも当日券を販売しているのですが、長蛇の列に並ぶことは間違いありません。チケットの事前購入で、ストレスなく過ごしましょう。
2)数多くの料理を食べよう
会場では多くの料理を楽しむことができます。B-1グランプリで供される料理の量はそれほど多くありません。チケットが許す限りたくさんのブースに行き、料理を通じて地域の方と触れ合うのも楽しみのひとつです。1品が300円くらいなので、一緒に行かれる方と異なるブースに並んで、料理をシェアするのもいいですね!
3)割り箸で投票しよう
B-1グランプリの投票方法はなんと割り箸を使って行われます。食べたときの割り箸で投票するなんて面白いですね! 投票の際、地域の方とコミュニケーションをとるのも楽しさのひとつ。パフォーマンスをしたり、地域の方言で会話をしたりするなど、来訪者を楽しませてくれます。ひとりにつき1膳で2票の投票権がありますので、清き2票を投じましょう!
文/薗部雄一