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リクナビNEXTジャーナル

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サラリーマンが株を始めるときに知っておきたい5つのこと

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サラリーマンとして働きながら株式投資をする場合には、取引の時間に目を向ける必要があります。マーケットが開いている時間は限られているため、平日にサラリーマンの方がマーケットで株取引をすることは難しいためです。

実はそのような忙しい方であっても、予約注文や時間外取引を活用すれば、株取引を行うことは可能です。ただし、予約注文や時間外取引には、いくつか注意するべきポイントがあります。

また、働きながら株式投資をする場合には、常に株価の動向をチェックできるわけではありません。そのため、リスクヘッジについても考えておくことが大切になるでしょう。

ここでは、サラリーマンが株を始めるときに知っておきたいポイントを5つご紹介します。

  

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【ポイントその1】マーケットの基本情報と取引時間

株取引を行えるマーケット(証券取引所)は、日本全国のさまざまな都市に存在しています。代表的なマーケットとしては、東京都中央区に存在している「東証」、大阪府大阪市に存在している「大阪取引所」を挙げることができます。

マーケットによって異なるのは、主に株式会社の上場基準です。東証は特に上場基準が厳しいとされているため、「東証1部」に上場している企業に関しては、比較的信用性が高いと判断できるでしょう。

したがって、東証1部は安定的に資産を運用したい方に向いているとされています。このように、株式投資ではマーケットによって特徴が異なるため、目的に沿ったマーケットを選ぶことが大切になるでしょう。

また、マーケットでは株取引の時間が定められています。東証を例に挙げると、取引時間は前場(9時~11時30分)と後場(12時30分~15時)に分けられています。大阪取引所に関しては、以前は取引時間が15時10分までとされていましたが、2013年7月以降は東証と一本化され、15時までの取引時間となりました。

特に海外の株式に投資をする方は、マーケットの取引時間に注意する必要があります。日本と海外では時差があるため、日本の取引時間と大きく異なっているケースは珍しくありません。

アメリカのNY市場を例に挙げると、取引時間は日本時間で23時30分~6時(夏期は22時30分~5時)とされています。ほかにも海外には、香港市場やロンドン市場など数多くのマーケットがあるため、海外投資を考えている方は、該当する国の取引時間をしっかりと確認しておきましょう。

 

【ポイントその2】仕事中に株取引する方法

「マーケットが開いている時間は、常に仕事をしていて忙しい」といった理由で、株式投資を諦める必要はありません。なぜなら、マーケットでは「指値注文」と呼ばれている予約注文を利用することができるためです。

指値注文は成行注文とは異なり、銘柄と数量に加えて売買希望価格を指定することができます。指値注文を利用すると、事前に伝えた売買希望価格に応じて取引が自動的に執行されることになります。具体的には、株を購入する場合には希望価格よりも低い株価の時、売却する場合には希望価格よりも高い株価の時に取引が執行されます。

指値注文には「不成注文」と呼ばれているオプションも存在しています。不成注文を利用すると、取引期間中に全ての株取引が終わらなかった場合に、前引け(マーケット開始時)と大引け(マーケット終了時)のタイミングで成行注文へ変更されます。

また、予約注文には、指値注文と逆のシステムになっている「逆指値注文」と呼ばれているものもあります。逆指値注文は、「希望価格以上になれば購入・希望価格以下になれば売却」といったシステムになっています。

このシステムは例えば、保有している株が暴落することに不安を感じている場合などに活用することができます。働きながら株式投資を行う際には、常に保有している銘柄の株価を確認することは難しいでしょう。そのような時に、逆指値注文で希望価格を伝えておけば、暴落する前に自動的に売却が執行されることになります。

 

【ポイントその3】予約注文をする際の注意点

上記のように指値注文を利用すれば、働いている間にも株取引を行うことは可能ですが、指値注文にはデメリットもいくつかあります。ひとつ目は、「取引が比較的成約しづらい」といった点です。

指値注文は、基本的に成行注文の後に執行されることになっています。つまり、売買希望価格に達したとしても、そのタイミングで同じ銘柄を成行注文する方がいた際には、そちらが優先されることになります。

また、例えば「3,000円付近で株を売却したい」と伝えたとしても、希望価格を3,000円に設定している場合には、その価格を超えない限り売却が執行されることはありません。「2,999円」のように、希望価格と実際の株価がほとんど変わらない状態であってもそれは同じです。

さらに、指値注文では期間が設定されています。東証の場合、指値注文の期間は最長1ヶ月に設定されており、それ以上の期間売買の執行を保留することはできません。

このように、指値注文にはいくつかのデメリットがあるため、希望価格の設定や売買する株式を慎重に判断することが大切になるでしょう。

 

 

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【ポイントその4】時間外取引という手段もある

マーケットが開いていない時間帯であっても、株取引を行う手段があります。それは、「PTS市場」と呼ばれている市場を利用するという方法です。

PTSとは、私設取引システム(Proprietary Trading System) の略称であり、証券会社などが有している私設の取引所のことを指します。PTS市場で売買した株式に関しては、その後東証で売買することも可能となっています。

PTS市場を活用すれば、下落傾向に移った株式を素早く売却するようなことも可能となります。そのため、PTS市場の活用はリスクヘッジの手段のひとつとして注目されています。ただし、PTS市場を活用できる証券会社は少なく、取引割合は全取引の5%程度となっています。

また、PTS市場では東証の取引期間中にも取引が行われています。同じ銘柄であっても、PTS市場と東証とでは株価が異なっているケースも見られるため、マーケットが開いている時間帯であれば、「株価が高い方で売却する・安い方で購入する」といった手段を選ぶことができます。

PTS市場を利用するには、PTSを開設している証券会社で口座を作る必要があります。口座を作ることができれば、パソコンやスマートフォンなどでログインし、時間外取引を行うことが可能となります。

 

【ポイントその5】時間外取引をする際の注意点

PTS市場を利用する際には、「差金決済」に注意する必要があります。差金決済とは、同じ銘柄の株を複数回取引した際に、最終的な差金のみを取引するといった決済方法のことです。具体例を交えて、もう少し分かりやすく説明しましょう。

例えば、あなたがPTS市場で5万円の株を購入したとしましょう。その同日にPTS市場で6万円の株価で売却すると、1万円の利益が生じたことになります。そして、同じくPTS市場で同銘柄の株を3万円で購入すると、最終的な差金は2万円のマイナスとなります。

このようなケースでは、2万円のみを支払って株式をやり取りすることは禁止されています。株取引においては、「取引で生じた現金は必ずやり取りする必要がある」と定められています。つまり、上記のケースでは8万円(購入資金の5万円+3万円)の手持ち資金が無い限り、取引を成約させることはできません。

特に注意が必要になるのは、手持ち資金が少ない方です。そのような方は、同一銘柄を同日に複数回取引することは避けることが望ましいでしょう。

また、PTS市場は一般的なマーケットに比べると、成約しづらいといった傾向が見られます。前述のように取引割合が低いため、売買したいタイミングが見つかったとしても、なかなか成約できないといったケースは少なくありません。

 

 

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株式投資成功者の事例~サラリーマン編~

世の中には、指値注文やPTS市場を上手に活用することによって、働きながら株式投資を成功させるような方も多く見られます。その一例として、3年間で200万円の元手を4億円に増やした方の事例をご紹介しましょう。

その方は、IPOと呼ばれる新規公開株や、投資信託に着眼して株式投資を行っていました。IPOは年末に増えるといった傾向が見られるため、その時期にIPOへ多くの資金が流れると予測し、投資する銘柄を絞りました。また、4月の時期には投資信託が新設されることが多いため、通常株価へ資金が流れると予測し、売買のタイミングを見極めたと言っています。

その結果、効率良く資金を増やすことに成功し、元手資金は3年間で200倍にまで膨れ上がりました。銘柄・売買のタイミングを見極めることができたのは、本・ビデオ・セミナーなど、さまざまな方法で一生懸命勉強した影響が大きいと語っています。

また、その方は「儲けようとは考えず、損しないことが大切になる」といった信念を持っていました。株式投資において「儲けよう」と強く思ってしまうと、売買のタイミングを見誤ってしまう可能性があるためです。

このように、サラリーマンの方であっても効率的に株式投資を進めていけば、短期間で元手資金を大きく増やせる可能性があります。中には株式投資で大成功を収め、セミリタイアしているような方も少なくありません。

また、多くの資金を所有している方であれば、株式投資を始める前にセミリタイアすることも可能でしょう。先にセミリタイアすることによって、株式投資にかける時間をさらに増やすことができます。

 

セミリタイアを考えている方へ

セミリタイアを考えているのであれば、今後必要になる「資金・資産」を把握しておくことが大切になります。仮に株式投資に失敗してしまった時のことも、考える必要があるでしょう。

今後必要になる「資金・資産」は、現在の自分の年齢・生活費・年金受給額などから算出することができます。株式投資には失敗するというリスクもあるため、株式投資で得るであろう利益については、この段階では考えないことが望ましいでしょう。

また、セミリタイアをする「タイミング」も重要なポイントになります。タイミングを間違えてしまうと、株式投資による利益が減ってしまったり、資金不足によって取り返しのつかない事態に陥ってしまったりする恐れがあります。

セミリタイアのタイミングについては、株式の知識や資金・資産、情報収集力などを考慮しながら、慎重に判断するようにしましょう。例えば、株式の知識・情報収集力が十分に備わっており、資金や資産が豊富である方の場合には、早めに株式投資に集中できる環境を作ることが望ましいと言えます。

「今すぐセミリタイアするのは難しい…」という方は、セミリタイアするために具体的に何が必要になるのかを考えてみましょう。知識不足の場合には勉強、資金不足の場合には貯金といったように、必要なものを見極めることによって、これから起こすべき行動を計画することができます。

もちろん、「セミリタイアをしない」という選択肢も、視野に入れておくべきでしょう。世の中には株式投資で成功を収めた後にも、サラリーマンとして働き続けている方は多く存在しています。適した選択肢は個人によって異なるため、自分の状況などから慎重に結論を導き出すことが大切になります。

 

おわりに

ここまで、サラリーマンが株を始めるときに知っておきたい5つのポイントを紹介してきました。

マーケットが開いている時間に仕事があるサラリーマンの方であっても、指値注文やPTS市場などを活用すれば、積極的に株取引を行うことができます。中には、サラリーマンとして働きながら、元手資金を大きく増やすことに成功した事例も見られます。

しかし、指値注文やPTS市場などには、デメリットや注意点もいくつか存在しています。指値注文やPTS市場を上手に活用するためには、株式投資に関する知識をしっかりと身につけ、情報収集に力を入れる必要があるでしょう。

また、株式投資においては、売買のタイミングや銘柄を見極めるための「信念」も重要なポイントになってきます。特に欲張る行動には注意する必要があり、欲張り過ぎると売買のタイミングを見誤ってしまう可能性が高まります。利益の確実性を高めるために、自分が持つべき信念についても考えてみると良いでしょう。

 

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