面接官の役職別・合否判定ポイント|社長・役員編
社長・役員編
あと一歩で内定! 社長・役員面接は最後のハードル!?
経験者採用の場合、ひとりの応募者につき複数回の面接が一般的。第一段階では、人事担当や配属先の上司になる予定の人が面接し、最終的に社長や役員が面接を行って採用決定というケースが多いようです。最後の最後で失敗!なんてことがないように、役員面接での心構えを知っておきましょう。 面接官になるのはどんな役職の人?
>>面接官が人事担当・配属先の上司のケース
※リクナビNEXT募集案件より。応募後の面接予定回数が求人情報内に明記されていた募集案件を集計
(調査対象614件)
役員面接で、社長や役員は何をチェックしているのか?
キャリアアドバイザー・細井智彦氏にお話を伺いました。
社長・役員のチェックポイント
ここまで進めばほぼ採用は決定、と言われることもある役員面接。しかしときには、人事担当や現場で一緒に働く上司がOKであっても、社長のひと声で不採用になってしまうケースも。気を抜かずに最後のアピールを!
Point.1
人物面を最終確認
応募者の興味・関心や考え方が、本当に会社の求める人物像に合っているかどうか。お互いのマッチングという視点で、最終確認します。
Point.2
熱意ある姿勢が大事
社長・役員といった役職の高い人ほど、会社に対する思い入れも強いもの。応募者側の、会社や仕事に対する熱意がどれだけ感じられるかを重視します。
Point.3
苦楽を共にできそうか
自社の企業姿勢に共感し、一緒に同じ方向を向いて苦楽を共にしてもらえそうな人かどうかは、経営者側にとって大事な判断要素です。
実際に社長・役員に質問!面接でどこを見ていますか?
「熱くなれる人かどうか」を知りたい
通信事業なので大半が技術職ですが、スキルよりも人物重視です。スキルは入社後に磨いてもらえますが、人間性はあまり変わらないですから。ポイントは熱意。そして、これから仲間として一緒にやっていけそうかどうか。なので、必ず「いままでで一番熱くなって取り組んだことは何か?」を尋ねます。細かく具体的に話を聞くと、その人が本当に「熱くなれる人かどうか」が見えてくるんですよね。配属先の上司になる人間には、「面接では、自分が一緒に働きたいと思う人を選べ」と言いますが、そこでOKでも、私との面接で本気度が伝わってこないとNGを出すこともありますよ。
(株)アドックインターナショナル 最高経営執行役員(CEO)代表取締役 小林 常治さん
アクタスマネージメント サービス(株)パートナー?税理士 米国公認会計士 榎本 洋樹さん
雑談のような話から、その人の人物像を見ています
スキルや経験は応募書類で分かるので、あとは人柄を知る目的で面接を行います。税理士や会計士は、本来はサービス業。自分から考えて動ける積極性や気迫を持つ人なら、顧客満足のための頑張りや気付きを発揮できると思います。そのため、形式的な志望動機よりも、「休日には何をしていますか?」などの話を聞くほうが、緊張もほぐれ話も広がりますし、本来の人柄が分かりますね。以前、自分がマネジャーだったときの面接では、自分の部の仕事が効率的になるかという見方をしていましたが、経営者の一員となった今は、企業全体のバリューアップを考えるようになりました。共に働きやすそうかどうかも重要なポイントです。
面接では、同じ仲間を探す気持ちでいます
当社の面接では、人事担当や技術担当役員も揃って、じっくりお話ししています。みなさんお忙しいでしょうから、基本的に1回で行うことがほとんどです。私自身がエンジニア出身なので、面接では、同じ技術者魂を持った仲間を探すような気持ちでいますね。ご自身の仕事や職種を愛している方は、お話しぶりで自然と熱意が伝わってきますから、そういう方とは話がどんどん盛りあがってしまうことも。経営者としては、長く働いていただきたいですから、常に技術のパイオニアでありたいという企業姿勢に共感していただき、同じ方向を向いて一緒に歩んでいただけそうな方に好感を持ちます。
富士通 マイクロソリューションズ(株)代表取締役社長 藤田 鋼一さん
まとめ|社長・役員面接でアピールするポイント
番外編 社長面接1回のみの場合のポイント
社長面接1回のみの場合は、大手企業よりも一層ダイレクトに、「社長自身が持っている夢や将来のビジョンに共感できるか」や、「ベンチャーらしい苦労を共にできるか」といった点が重視されます。
特に、今まで大手企業に勤めていた方がベンチャー系企業に応募してきた場合には、環境が一変する可能性があります。例えば、今まではアシスタント的な立場の人にまかせていたようなコピーやお茶くみといった、こまごまとした雑務。それらすべてを、自分でやらなければならなくなったりします。そんななかでも、熱意を失わず、前向きに仕事に取り組んでいける人かどうかは、大きなポイントです。 キャリアアドバイザー細井智彦氏に聞きました
また、社長が現場に近いため、「自分と一緒にやっていけるか?」という社長本人との相性も大切な判断材料になります。社長の個性が企業特性に反映されやすいベンチャー系企業では、応募者側のモチベーションとしても、その社長に魅力を感じるかどうかが大事なポイントになってきます。「この人についていきたい」「ここで一緒に働きたい」と感じたなら、その気持ちを率直に伝えるとよいでしょう。
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*細井智彦氏プロフィール
リクルートエージェントのキャリアアドバイザー。エンジニアをはじめとする多くの転職者の相談役として活躍。6000人の受講生を抱える「面接力向上セミナー」の講師なども務めている。
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>>面接官が人事担当・配属先の上司のケース STAFF

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