スカウト転職者インタビュー

組み込み系SEから、プロジェクトコーディネーターへ

匿名レジュメの登録で企業からオファーが届く「リクナビNEXTスカウト」。実際に登録して、幸せな転職を実現したというビジネスパーソンにインタビュー。「登録してよかった!」の生声をレポートします。

株式会社エイチシーエル・ジャパン プロジェクトリード
黒田直子さん(36歳)
PROFILE■大学卒業後、組み込み系ソフト開発会社に就職し、航空・宇宙系のシステム開発に携わる。2010年12月末に退職するまで13年間、さまざまな現場を経験。2011年4月に現在の会社からオファーを受け、同年6月に入社。

2011年8月3日

エンジニアの経験を活かしつつ、マネジメントなども手掛け業務の幅を広げたい。
グローバル企業でプロジェクトのコーディネートを任される役割に出会えました

■リクナビNEXTスカウトにレジュメを登録したきっかけは?

(株)エイチシーエル・ジャパン 黒田直子さん

株式会社エイチシーエル・ジャパン
黒田直子さん

前職では13年間、航空・宇宙系の組み込み系ソフト開発に従事しました。例えば、宇宙衛星の情報処理システムや、航空レーダー用ソフトウェア開発など、要件分析から仕様作成、プログラミング、テストなど開発に係る工程を一通り手掛けました。
忙しい毎日ではありましたが、航空・宇宙分野という希少な分野の開発に関わり、日々新しい技術に触れられることにやりがいを感じていましたね。なかでも、航空管制のレーダーシステムプロジェクトでは、マネジメントに近い立場で働くことで、自身の成長につながりました。かなり難航したプロジェクトでしたが、チームワークの大切さやプロジェクトマネジメントの面白さに気づき、徐々に「開発に専念するだけでなく、プロジェクトマネジメントなど、もっと任される範囲を広げたい」と思うようになったんです。
前の職場でそれを目指すという方法もありましたが、別の環境に移って心機一転、プロジェクトマネージャーの道を目指したいと考え、転職を決意。プロジェクトがひと段落した昨年末に退職し、転職サイトで求人検索するとともに、転職エージェントにも登録しました。
実は、「リクナビNEXTスカウト」には、一時的に転職を考えた8年ほど前に、すでに登録していたんです。ただ、その後ずっと放置していたため、今年に入って8年分の職務経歴を一気に書き足し、レジュメ全体も見直し整理しました。
転職先に対する条件は、エンジニア募集であっても、将来的には開発だけでなく、マネジメントやクライアントとの折衝業務など、新しい役割が担える可能性があること。幅広い企業にレジュメを見てもらえるよう、職務経歴だけでなく、仕事への取り組み方や姿勢についてもレジュメ内でじっくり説明しました。周りとの信頼関係を大切にしてきたこと、自ら積極的にコミュニケーションを取ることでチームの雰囲気作りに注力してきたことなどを、プロジェクト実績とともにアピールしました。また、大学卒業後も独学で勉強を続けていた英語も、チャンスがあれば仕事の場で使いたい…という思いもあり、800点前後のTOEICスコアも新たに書き入れました。

■企業からオファーを受け取った時の気持ちは?

レジュメ見直し後、3カ月ほどの間に転職エージェントからのオファー、求人掲載企業からのオファー合わせて20通ほどのオファーをいただきました。組み込み系エンジニアのオファーが大半でしたが、なかには「コンピュータスクールの講師」などといった、思ってもみなかったオファーもあり、驚きましたね。応募には至りませんでしたが、自分にはこんな可能性もあるんだと気付かされ、嬉しく思いました。
転職エージェントからのオファーは5〜6通。いずれも、私の経歴を評価し、興味を持ってくれていることが文面から伝わったため、「一度話を聞いてみよう」と応募しました。

■今の会社の面接を受けようと思った決め手は?

エイチシーエル・ジャパンからオファーを受け取ったのは、4月末のこと。エイチシーエルは、インドで設立されたIT会社で、欧米、アジアなど世界31カ国でビジネス展開をしているグローバル企業。その日本拠点で、各種システム構築プロジェクトを手掛けるエンジニアの募集でした。外資系企業は視野に入れていましたが、「インドの企業」というのが新鮮で、すぐにオファー内容を読み込みました。
まず目を引かれたのは、「従業員第一主義の考え方」。「社員が幸せなら、自然とモチベーション、生産性も向上し、サービス品質が上がる」という企業理念のもと、働きやすい現場環境の整備や、社員の意見を尊重し対応するなど、社員が気持ちよく働ける体制を全拠点で整えている…ということがオファーの冒頭で説明されていました。一般的にエンジニアは、労働時間が長く開発環境も厳しいことから、あまり会社に大事にされにくい職種だと思っていたため、こんな考え方もあるんだと驚きましたね。どんな会社なのか、もっと深く知りたいと思い、すぐに応募しました。
一次面接は、インド人の採用担当者との英語面接。スキル面ばかりを掘り下げられるのではなく、仕事に対する思いやキャリアプランに関して重点的に質問されたので、「開発だけでなく、プロジェクトマネジメントなど任される範囲を広げていきたい」という希望をリラックスして話せました。
面接はなんと計5回もありましたが、「選考」というよりは、いろいろな立場の人と会って話すことで、私に一番合ったポジションを測ろうとしてくれていたようです。現場の開発者、プロジェクトマネージャーなど、会う人会う人が丁寧に自分の仕事の内容や、この会社で働く楽しさを説明してくれて、好印象を持ちましたね。面接のたびに、この会社で働くイメージが湧いてきましたし、自身の可能性を広げられる環境があるとも感じられ、入社を決めました。

■そして入社。今のやりがいは?

6月に入社し、ようやく1カ月が経ちました。まだ研修中ではありますが、精密機器の開発プロジェクトに入り、ソフトウェア納品前の最終品質・納品(リリース)部分をコーディネートする役割を担いつつ、仕事を覚えています。市場に出る製品の数が多いので、何か問題が発生した時の影響が大きく、コーディネーターとしての責任の重さを感じます。作業工程も多く、いろいろな役割の人がさまざまなフェーズで動いているので、それらすべての動きを把握し調整するのはとても大変ですが、メンバー全員が「今までにない新しい製品を世に出す」という熱い思いを持っているので、私のモチベーションも自然と高まります。今は一日も早く今の業務を覚えて、プロジェクト全体を俯瞰して行動できるようになりたいですね。顧客との関係性構築にも力を発揮して、会社の成長の一助を担いたいと思っています。

<採用担当者の声>

豊富な開発経験とビジネススキルの高さ、明確なキャリアプランに惹かれました

エグゼクティブHR 山本武史氏

エグゼクティブHR
山本武史氏

当社では、日本市場開拓のために開発の精鋭部隊の構築を進めてきました。黒田さんは組み込み系エンジニアとしてのキャリアが10年超と長く、経歴的に申し分なかったうえ、オファー後のメールのやり取りが非常に迅速で、ビジネスメールのマナーも完ぺき。ビジネスパーソンとしてのスキルの高さも感じました。面接では、「業務の幅を広げて、ゆくゆくはプロジェクトマネージャーを目指したい」という明確な意思に触れ、この人なら何があっても信念をぶらさず、目指す道を突き進んでくれるだろうと思いました。今はまだ、コーディネーターとしての第一歩を踏み出したばかりで、とまどいもあるでしょうが、早く業務に慣れ、プロジェクトマネージャーとして日本拠点全体を引っ張ってほしいですね。

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伊藤理子
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