ソフト開発会社SEから、エンジニア派遣会社のSEへ

匿名レジュメの登録で企業からオファーが届く「リクナビＮＥＸＴスカウト」。実際に登録して、幸せな転職を実現したというビジネスパーソンにインタビュー。「登録してよかった！」の生声をレポートします。

株式会社アルプス技研
立川営業所
倉　裕一さん（29歳）
PROFILE■大学工学部卒業後、ソフトウェア開発会社にSEとして入社。大手半導体メーカーのプロジェクトなどに関わる。2010年春に転職活動をスタート。同年秋にアルプス技研からオファーを受け、2011年2月に入社。

2011年5月11日

仲間と切磋琢磨して働ける環境で、さらにスキルアップしたい。
エンジニアとしての総合力を高められる会社に出会い、PMを目指しています

■リクナビＮＥＸＴスカウトにレジュメを登録したきっかけは？

: (株)アルプス技研
倉　裕一さん

前職は、ソフトウェア開発会社のSE。入社2年目に、大手半導体メーカーのプロジェクトに参加し、ファームウェア開発チームのリーダーとして10名程度のスタッフの指導、管理も手掛け、忙しい日々を過ごしていました。
2010年の春、丸4年続いたそのビッグプロジェクトがひと段落したときに、「やり切った感」とともにふと、「転職」の二文字が頭をよぎりました。前の会社に大きな不満があったわけではないのですが、「さまざまな仕事の進め方を知らないと、エンジニアとしての対応力が広がらないのではないか」と思い、違う環境に身を置いてプロジェクト全体を管理できる「総合力」を身につけたいと思ったんです。
転職サイトで求人を検索するとともに、さらにチャンスを増やすために、「リクナビＮＥＸＴスカウト」にもレジュメを登録しました。スカウトは、私の経歴を見たうえでオファーがもらえるので、その後の選考がスムーズに進むとも考えました。

■企業からオファーを受け取った時の気持ちは？

転職に当たって条件に置いたのは、「今までの経験を活かしつつ総合力を身につけられる環境であること」と、「社員のやる気が感じられる会社」であること。もともと、一人でコツコツ仕事に取り組むよりは、仲間と議論しつつ現場でより良いものを生み出したいというタイプ。向上心のある仲間が周りにいる環境で、切磋琢磨しつつスキルアップしたいと思っていました。レジュメ登録後、いくつかの転職エージェントからのオファーが届きました。自分の経歴を評価してくれる企業があることが、純粋に嬉しく、モチベーションが上がりましたね。オファーをくれた会社には、すべて会って話を聞いてみようというスタンスだったので、数社に応募し、あるソフト開発会社からは内定も得ました。ただ、面接の雰囲気から堅そうな雰囲気とトップダウンの管理方式だと感じたため、入社は辞退しました。

■今の会社の面接を受けようと思った決め手は？

今の勤務先であるアルプス技研からオファーが届いたのは、2010年秋。アルプス技研は大手メーカーを数多く顧客に持ち、設計・開発の上流工程業務を中心とした技術派遣を行っている会社。組込ソフトウェア開発エンジニアのオファーでした。
面接では、技術的スキルについての質問はそこそこに、「エンジニアとして今後どうなりたいか」を重点的に聞かれました。私としては、そのスタンスがとても嬉しかったですね。エンジニアというと技術的スキルばかりが重視されがちですが、「技術面はズバ抜けて優れているが、そのほかの面で欠けている」人をたくさん見てきました。私は技術だけでなく仕事の進め方にも自信を持っていたし、それをベースにエンジニアとしての総合力をつけたいと思っていたので、「技術力ばかりが評価される会社では働きたくない」という気持ちがあったんです。この会社ならば、エンジニア一人ひとりをしっかり見てくれそうだと思いました。また、技術勉強会の機会が多いこと、プロジェクトには自社のチーム単位で携わること…などから社員の帰属意識と結束力が非常に高いとも聞き、「チームでいいものを生み出したい」という自分の志向にも合っていると感じました。

■そして入社。今のやりがいは？

今年2月に入社し、現在は大手家電メーカーの新技術開発プロジェクトに携わっています。まだ世に出ていない技術を1から開発できることがとても新鮮だし、やりがいがありますね。さまざまなバックボーンのエンジニアが集まり、打ち合わせと実験を重ねていますが、みな志が高く自分の意見をしっかり持っているので、議論するのも楽しいんです。
まずは今の現場で着実に新しい知識を習得しつつ、ゆくゆくはマネジメントにも関わりたいですね。予算管理、スケジュール管理、メンバーの育成など、プロジェクトすべてを任される存在になるのが当面の目標です。

＜採用担当者の声＞

若くしてリーダーを任された経験と、高い向上心に惹かれました

: 人事部採用グループ
内田幸一氏

取引案件の拡大に伴い、現場を任せられるエンジニアの採用が急務に。技術力のみならず、クライアントに信頼される「人物的な魅力」にあふれる人を求めていました。倉さんは若くしてリーダーを任され、さまざまな苦労と成功体験を積んでいるうえに、「新しい環境でさらに成長したい」という向上心を持っている点に惹かれましたね。当社は社員同士が技術を教え合う風土が根付いており、コミュニケーションが盛んな会社。彼の「仲間と関わり合うことで刺激を受け、スキルアップしたい」という志向にも合うと感じました。まだ入社3カ月ですが、すでに新しいプロジェクトで力を発揮してくれています。まずは早期に社員の取りまとめ役になって、若手エンジニア育成に携わってほしいと願っています。

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