航空関連会社の総務から、建設・不動産会社の総務職へ

匿名レジュメの登録で企業からオファーが届く「リクナビＮＥＸＴスカウト」。実際に登録して、幸せな転職を実現したというビジネスパーソンにインタビュー。「登録してよかった！」の生声をレポートします。

株式会社西洋ハウジング　経営管理部　業務担当
大木一清さん（27歳）
PROFILE■大学卒業後、航空関連会社に就職し、約4年間総務を担当。会社の先行き不安などから転職を決意し、今年2月に退職。翌月にリクナビＮＥＸＴスカウトにレジュメを登録し、今年5月に現在の会社からオファーを受信。7月より現職。

2010年07月28日

総務人事の経験を活かしつつ、能力の範囲を超える仕事に挑戦してみたい。
異業界からの思わぬオファーで、管理部門全体を見られる環境に出会えました

■リクナビＮＥＸＴスカウトにレジュメを登録したきっかけは？

: (株)西洋ハウジング　
大木一清さん

大学卒業後に就いた仕事は、社員数80人ほどの航空関連会社の総務職。教員を目指して卒業間際まで就職活動していたのですがそれが叶わず、急きょ決めた就職先でした。しかし、入ってみるととてもアットホームな会社で居心地も良く、気づけば4年間も務めていました。総務の仕事はほぼ一手に任され、稟議書作りや備品管理、議事録作成などのほか、就業規則の見直し、新入社員の導入研修、新入社員確保のための学校回りなど人事的な業務もこなしました。
任される仕事の範囲は広く、やりがいはありましたが、私以外の管理部門担当者は大ベテランばかり。役割分担が明確なのでこれ以上は業務範囲が広がる見込みがないうえ、役職に就けるイメージも湧きませんでした。その中で徐々に、「自分の能力の範囲を超える仕事に挑戦してみたい、新しい業務知識を身につけて管理部門全般を見られる立場になりたい」と思うようになったんです。そんな中、業界全体の不振などを受けて会社の経営状況が急激に悪化。先行き不透明感が強まったことを機に、もっと自分が成長できる環境を探そうと今年2月に退職。まずは、転職サイトやハローワークなどを使って情報収集しようと考え、「リクナビＮＥＸＴスカウト」もその一環として気軽な気持ちで登録しました。

■企業からオファーを受け取った時の気持ちは？

レジュメを登録してほどなく、医療機関から総務人事職のオファーが届きました。まさか本当にオファーが来るとは思わなかったので、「本当に来るんだ！」とびっくり。私の経歴に興味を持ってもらえたことが、純粋に嬉しかったですね。何の気なしに登録したレジュメでしたが、「企業がちゃんと読んでくれているんだからもっと内容を充実させなければ」と思い直し、1社目のオファーをもらったあとにじっくり見直し、ブラッシュアップを図りました。

■今の会社の面接を受けようと思った決め手は？

西洋ハウジングから総務人事職のオファーを受け取ったのは、レジュメを登録して2カ月目のこと。私にとっては2社目のオファー。建設・不動産業界という思わぬ業界からのオファーに驚きつつも、オファー自体は嬉しかったですね。でも、すぐには応募に踏み切れませんでした。
実は、1社目の医療機関のオファーにも応募したのですが、面接の際に意思疎通が全く図れず、残念な思いをしたんです。そのため、今の会社からオファーが来た時も、「また前回のように雰囲気が悪かったら嫌だなあ」という不安が頭をもたげました。しかし、オファー文面に目を通して、考えが変わりました。
将来の上場を見据え、組織体制、管理体制を強化するために、総務人事としてスペシャリティを磨いてほしい…というオファー内容。将来的にはコンプライアンス（法令遵守）、内部統制なども任せたいとも書かれていました。建設・不動産業界は未知の世界ですが、今までの経験を活かしつつも新しい仕事に挑戦できる環境があると感じ、応募に踏み切りました。
かなり緊張して面接に臨みましたが、とても温かい雰囲気が漂っていてホッとしましたね。任される仕事、将来的に任せたいポジションなどを一から説明されて入社後のイメージが具体的に湧き、「ここならば人事総務職としてステップアップできそうだ」と思えました。

■そして入社。今のやりがいは？

6月に内定をもらって、7月1日に入社。まだ1カ月足らずですが、早くもさまざまな仕事を任されています。許認可業務や、社内の決裁業務全般、中途採用のセッティングなど、手探りながらも一つひとつ業務を覚えています。建設業法や宅建業法など、不動産業界ならではの知識が必要な場面も多く、参考書首っ引きの毎日ですが、新しい知識を得られるのが新鮮で楽しいですね。まずは自身の業務を一通り覚えた後は、将来を見据えて宅建や簿記などの勉強にも取り組みたい。やりたいことにはどんどん手を挙げられる社風なので、自分の範囲を決めず、新しいことに常にチャレンジし続けたいですね。

＜採用担当者の声＞

総務人事の経験に加え、コミュニケーション力と誠実な人柄に惹かれました

: 経営管理部
業務担当
中山隆司氏

ここ数年の厳しい経営環境を乗り切り、ようやく内部の強化に目を向けることができるように。今まで以上に社会的に評価される企業になるために、強固な組織体制・管理体制を構築し、ゆくゆくは内部統制まで図れる人に来てほしいと考えていました。大木さんは、総務・人事としての経験を持っていたうえ、学生時代に教員資格取得という目標を立て、それをクリアした努力家という点にも惹かれましたね。面接でのやり取りから、誠実な人柄とコミュニケーション力の高さ、情報感度のよさも伝わり、新しい仕事もすぐに自分のものにしてくれるだろうと思いました。異業界経験者ならではの新しい視点で、新しいアイディアをどんどん出し、社会的に評価される企業づくりのために力を発揮してほしいと願っています。

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