ビジネスパーソン821人が選んだ

上司にしたい戦国武将ランキング

経済不安に雇用不安、現世もある意味戦国なり…。ああ、あの激動の世を駆け抜けた戦国武将が現世に現れたならば、どんな采配を振るってくれるのだろう?力任せに改革を断行する過激な上司?じっくり育ててくれる人間味あふれる上司?…400年前に思いを馳せ、しばし妄想してみませんか?


2009年3月25日

戦国武将への熱い思いが集まりました!

リクナビNEXTのメールマガジン「かしこい転職プロジェクト」(毎週月曜日と木曜日に約80万人に配信)内と、リクナビNEXTページ上で募集を告知し、1月28日〜2月10日の間に821もの応募をいただきました。この場を借りて、応募してくださった皆様に御礼を申し上げます。なお、3万円分の旅行券(3名様)、戦国武将グッズ(10名様)の当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。 では、上位10名の戦国武将を一挙紹介!戦国時代ものの著書を多く執筆する、文筆家の吉田龍司氏にも解説をいただきました。

吉田龍司氏●証券・経済紙デスクを経てフリーに。歴史、経済、サブカルチャー中心に取材、執筆活動を続ける。『時代がわかる!年代別戦国合戦史』(宝島社)、『武田信玄』(新紀元社)、『戦国武将事典』(同・共著)など戦国時代に関する著書多数。

「上司にしたい戦国武将」上位5人はこの武将だ!

第一位 時代をひっくり返した革命児 織田信長 (1534年〜1582年)
だから“信長”に上司になってほしい!

秀吉を見出し、重用した眼力の鋭さに信長という人間のすごさを感じる。役職や勤続年数などに関係なく、仕事に対する目標を明確に提示し、達成度合いに応じて正当な評価を下す上司になってくれると思う。(ジリ貧野郎さん)

圧倒的不利な軍勢の中、部下をうまく鼓舞し戦いに勝利した点(桶狭間の戦い)や、「楽市・楽座」など大胆かつ理にかなった改革を実行し国力をアップさせたところに惹かれる。今の上層部は変化を恐れるタイプなので、ぜひ上司になってほしい。(cosmoさん)

事実上、初の天下統一を果たした人の力量は半端ないと思う。反逆者には厳しくとも、それは当たり前。今の日本人にはない覇気がある。(コーボーさん)

決して二番煎じになることなく、率先して新しいものを身につけていく独創性がある。部下にもバックグラウンドを気にせずに能力主義で職を与え、信頼され慕われている。やろうとしているビジョンが明確で、またそれに責任を持っている。(diceさん)

非情にムダを切り、一方で新規事業を開拓するために突っ走ってくれそう。その下で働くのは大変なプレッシャーだが、その分やりがいがあると思う。(二天一流さん)

“信長”のここに学ぼう!

早々に天下統一との目標を明言し、実行に移す

類まれなビジネスセンスで新時代を切り開いた革命児。その強いカリスマ性が、いつの世も高く支持されています。そんな信長にわれわれが学びたいのは、明確なキャリアビジョンを持つことの大切さ。信長は34歳のとき、発給文書に「天下布武」の印を使用していますが、これは「天下を武家政権で統一する」という意味。尾張・美濃2カ国をとった時点で、すでに天下統一の意思表明をしたことになります。早くから目標を持ち、それに向かって突き進む姿勢は、現代のビジネスパーソンも大いに真似したいところ。南蛮文化やキリスト教、茶の湯など新しいことをどんどん取り入れ、ビジネスにつなげた「好奇心の強さ」も見習うべきポイントです。(吉田氏)

第二位 不遇の時を経て天下を取った忍従の人 徳川家康 (1543年〜1616年)
だから“家康”に上司になってほしい!

「徳川の宝は何か」との秀吉の問いに対し、「500騎の三河武士である」と答えたといわれる。社員の首を切ることばかりにまい進している経営陣に見習ってほしい。(村民さん)

戦国時代に、最終的に天下を取ったのが家康。天下取りでもビジネスでも、最終結果がすべてだと思う。いくら頑張っても結果がまずければ、すべて台無しだから。(わかちゃんさん)

不遇な生い立ちや逆境をものともせず、ひたすら辛抱強く運を切り開いていく能力が最高!不況で経営不振に陥ったときにも、感情に流されることなく「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」と言ってくれそう。この人についていけば間違いないと思わせてくれるカリスマ性がある。(たまりんさん)

綿密なプロセス設計と、家臣をその気にさせる手腕、そして自分自身を律し自己管理をきっちりと行った結果、最終的に天下を治めた。リーダーシップを求められるわれわれ世代には見習うべき点が非常に多い。(ライアンさん)

天下を取れるチャンスにありながら、確実にGETできるまで「耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ」を実践した姿が今の自分と似ている。有為転変の世の中で、最後に大望を果たした生き様に共感を覚える。(ごまぷりんさん)

“家康”のここに学ぼう!

失敗を転機に方針を転換し、天下統一を成し遂げる

6歳から19歳までという長きにわたって人質生活を送り、さまざまな辛酸を舐めてきた人。だからこそ、「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」の忍従さが培われたといえます。幼少期に三河、尾張、駿河を転々としたため、広い視野が養われたのも特徴。我慢することの大切さ、辛い境遇にも腐らず活かす姿勢の大切さを、彼から学び取ることができます。大きな失敗を自身の転機につなげたのも、見逃せないエピソード。三方ヶ原の戦いにおいて、無謀な戦略を決行し武田信玄にあえなく大敗。これを心底反省し(そのときの惨めな自分の姿を肖像画に描かせたほど)軍略重視に転換、天下統一の名将に上り詰めました。関ヶ原の戦いにあたって入念に戦略を練り、西軍諸将の裏切り工作を図った逸話は有名です。(吉田氏)

第三位 正義なき世に義を貫いたヒーロー 上杉謙信 (1530年〜1578年)
だから“謙信”に上司になってほしい!

生涯をかけて「義」を重んじ、その姿勢を貫いたところが素晴らしい。自分のためにではなく国や民のことを考えられるその生き様に感動。(mippyさん)

軍事能力に卓越し、駆け引きの的確さで多くの合戦に勝利した一方で、綿密な計画により金山運営で大きな利益を上げることにも成功した。軍事面、政治面でも才能を発揮した点に惹かれる。現世でも、この不況時代こそチャンスと気持ちを切り替え、的確な戦略で適材適所に人材を配置し、利益確保を実現すると思う。(スピリットさん)

戦術の巧みさも魅力だが、道義を重んじ、貫いたところ。上司というよりは経営者として、会社の利益だけにとらわれず世界全体を見つめて、人々や社会のためによりよい会社を作っていくのではないか。(だいすけさん)

塩不足に困っていた武田家の領民の苦しみを知り、「敵に塩を送る」ことで助けた謙信の男気に感動。利に走らず義を貫き、自分を頼るものは決して見捨てないかっこよさに惹かれる。(マサムネさん)

「義なき戦に価値はない」との信念を持っているところが好き。上司になったら利益の追求ではなく、本当にお客様のことを考えて働ける環境を整えてくれそう。(まーさんさん)

“謙信”のここに学ぼう!

徹底的に義を重んじ、人望を集める

私利私欲に乱れた世において、ここまで正義を貫いた人はいない!というほど義に厚い人。自らを毘沙門天の化身とし、侵略を繰り返す大名に正義の鉄槌を下しました。義戦であれば何の得にもならない戦も迷わず行うという、この純粋なヒーローを慕う人は当然多く、現代人をも魅了し続けています。当時の越後は金銀山が豊富であるうえ米どころでもあり、有数の経済大国。だからこそ他国を侵略する必要がなく、義を貫けたともいえます。なお特筆すべきは、「青苧(あおそ)」(越後上布の原料)への着目。当時は木綿が普及しておらず、「これはいける!」と踏んだ謙信は栽培から流通までを掌握、交易で多大な財を成しました。この着眼点の鋭さも、謙信の魅力のひとつです。(吉田氏)

第四位 百姓から天下へ、怒涛の成り上がり 豊臣秀吉 (1537年〜1598年)
だから“秀吉”に上司になってほしい!

上司に対しては結果を出しつつ顔も立てられる頼もしい部下であり、部下に対してはやる気を出させるのがうまい。要するに「人間通」であり、働き手としてもリーダーとしても優秀。そういう人の下で働きたい。(明石タケノリさん)

人たらしの天才といわれ、人を褒めて伸ばすことが得意だった。この人の下で実力を発揮できた人は多く、現代のビジネス社会でも重宝されると思う。(ひでさん)

農民出の足軽から、天下人になった人物はこの人を置いてほかにない。そのときどきの危機難題に立ち向かうバイタリティーとアグレッシブさは突出していると思う。(マリンブルーさん)

現状に甘んじることなく国をよりよい方向へ導こうと、太閤検地などのさまざまな政策を実行した。会社の経営でも、危機意識を持って臨んでくれそう。(刹那さん)

「一夜城」のエピソードが好き。迅速に目標を達成するために、わかりやすい競争制と報酬制度を導入した。秀吉にはいつの世にも通じる知略がある。(ジョシュさん)

信長はもちろん、竹中半兵衛と黒田如水という参謀にも恵まれるなど、人を惹きつける力があったところに惹かれる。墨俣の一夜城や中国からの大返しなど、その行動力と一か八かの戦いをしないところは、ビジネスにおいても見習うべき。(ブラッフォードさん)

“秀吉”のここに学ぼう!

「人たらし」となり、敵をも味方につける

百姓から苦労に苦労を重ねて成り上がり、天下統一を成し遂げた「庶民のヒーロー」。人間味はバツグンで、「人たらし」の異名を取るほど。実際、あの騒乱の世において秀吉を裏切った武将は皆無と言ってよく、それどころか会った人は皆、秀吉に魅せられたといいます。例えば、伊達政宗を太刀持ちにして自分は丸腰のまま山に登り、小田原攻めの陣立てを見せたという逸話は有名。密かに天下統一の野望を抱いていた政宗が、秀吉の人間の大きさに感服したといいます。また、信長没後は信長のやり方を大幅に修正し、不殺主義、合理主義で天下統一を果たした点にも注目。信長という上司を反面教師にしてキャリアアップを図る…これはビジネスの場でも大いに真似できそうですね。(吉田氏)

第五位 超リアリストでビジネス訓の塊 武田信玄 (1521年〜1573年)
だから“信玄”に上司になってほしい!

「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」との言葉どおり、人の和の力によって国を治めていた信玄なら、現在の経済危機でも部下を見捨てることはないと思う。むしろ総理大臣になってほしい。(X.Y.Zさん)

「川の氾濫を抑えたら収穫が上がる」と誰もが認識していながら行動に移せなかった時代に、「信玄堤」を約20年もかけて作った功績と先見性、そして決断力。今の時代においても「先を見据えた揺るがぬ戦略」を打ってくれるだろう。(よしさん)

信長が恐れ、家康をも打ち負かした戦争手腕、今川・北条との三国同盟での外交手腕だけでなく、信玄堤での治水、甲州金による貨幣経済など内政にも手腕を発揮するなど、バランスがずば抜けて優れている。(−30キロさん)

「戦わずして勝つ」という斬新かつ臨機応変な戦略で無敵を誇ったところがすごい。また、軍師・山本勘助の才能を見抜き、体が不自由だったにもかかわらず厚遇採用。そんな眼力のある人の下で働きたい!(モフモフ兜さん)

人材を適材適所に配置し、ムダのない組織を作って一つの方向に導くリーダーシップに惹かれる。やさしさと厳しさを使い分けることができる点も魅力。(サザンプレジデントさん)

“信玄”のここに学ぼう!

無駄な戦を避けて人を守る「理想の上司」

「人は石垣、人は城」の考えから、人的損害を避けるべく、勝算の立たない戦は徹底的に避けたのが信玄の特徴です。5回にわたる川中島の合戦でも、謙信が強敵だとわかっているからこそ極力直接戦闘は行いませんでした。信濃に侵攻した際にも、甲州金を使って買収による誘降戦術を進めるなど、現代のM&Aっぽい戦略を取っています。また、風林火山の哲学に言えるように、正しい状況判断が命運を左右すると理解していた人であり、部下の誰がどんな手柄を挙げたのかしっかり見ていて、論功行賞を陰日向なく行った人でもあります。まさに、現世においても理想のビジネスパーソンであり、理想の上司。リーダー職の人は特に、学ぶべきことが多いはず。(吉田氏)

6〜10位もしかと見るがよい!
第六位 敵軍にも賞賛された忠誠の人 真田幸村 (1567年〜1615年)
だから“幸村”に上司になってほしい!

智略に長け、自己の考えを頑なに守り、終始「打倒徳川」の意を変えず生き抜いた男らしさを尊敬。部下や領地の民からの人望も厚く、そのカリスマ性にも惹かれる。(3bu6−さん)

豊臣家への忠義、苦境をものともしない創意工夫の戦術、武士としての統率力。そして大坂夏の陣、冬の陣での行動力は今の時代に不可欠。(かたやんさん)

大坂冬の陣での、「真田丸」を駆使した防衛が見事。圧倒的な兵力差にもかかわらず、徳川軍の力攻めを防ぎ切った智勇が印象的。真田十勇士といった逸話ができるほど、人望も厚かった。(のぶゆきパパさん)

家康が破格の待遇で寝返るように誘ったとき、「不遇の自分を呼び、一手の大将にしてくれた豊臣家を、高禄をもらえるからといって裏切ることなどできるわけがない」と使者を送り返したエピソードが素晴らしい。大坂夏の陣での討ち死に後、敵軍の武将に「真田日本一の兵」と言わしめたほど。(かんぱちさん)

第七位 愛という名のもとに忠義を尽くす 直江兼続 (1560年〜1619年)
だから“兼続”に上司になってほしい!

徳川に敗れた後、元の25%の禄高になったにもかかわらず、家臣を切り捨てなかった。兼続なら今の世でも「苦しみは皆で分け合い、喜びは皆で分かち合う」精神でよい会社を作りそう。(たくさん)

上杉景勝に対する忠誠心も尊敬すべきだが、関ヶ原の戦い後、自らの財や暮らしを犠牲にしてでも、民が少しでもよい暮らしを営めるよう行動した点が本当に素晴らしい。(ベニーさん)

上杉家はこの男がいなかったら滅ぼされていたかもしれない。主君への厚い信頼、チームワークを大切にする姿勢は、「義」という言葉が似合う。現代社会においても、部下を宝と考えてくれると思う。(傾奇者さん)

信長、秀吉などの武将の前でも、臆せず自分の意見をいえる勇気があった。常に底辺の人々の気持ちを考え、その代弁者となったところも尊敬する。上司になったら、広く社員の意見を聞き、適材適所の人事を考えてくれるだろう。(さきちゃんさん)

第八位 若くして奥州大国を築いた「独眼竜」 伊達政宗 (1567年〜1636年)
だから“政宗”に上司になってほしい!

常に中央の動向に気を配り、自らの価値観を崩さず間違いのない選択を下してきたところ。支倉常長を遣欧使節として通商交渉に当たらせるなど、新しい試みにも寛容なので、社内ベンチャー的な動きにもこたえてくれそう。(digmさん)

絢爛豪華な部隊を大阪に着くまでに評判にさせ、「伊達者」の名を残したこと。どの相手に何を見せてアピールするか、その反響を計算している点に惹かれる。(夢やのどんちゃんさん)

重臣に、智の武将・片倉小十郎、勇の武将・伊達成実を備えている点。自分の足りないところを補うには、部下の力が必要だと理解している。そういう上司ならば助けがいがあるし尊敬もできる。逆境をくぐり抜けてきた武将だけに、困難な時期も「伊達者」の異名の通り明るく乗り越えてくれると思う。(のすみさん)

常に領内の暮らしをよくすることを考え、民に慕われていたという点は、「自分さえよければ」と考えがちな現代の人すべてが見習うべき。(たかママさん)

第九位 質実剛健の「かぶきもの」 前田利家 (1539年〜1599年)
だから“利家”に上司になってほしい!

妻のまつとともに倹約に励み、後に「加賀百万石」と呼ばれるほどの繁栄を築いたこと。どんな世でも倹約、質素、謙虚の気持ちを忘れてはいけないと思う。また、各諸国大名の調整役として裏方に徹したところにも惹かれる。社内の各部署の調整役として、会社全体を盛り上げてくれそう。(てんれいさん)

義理人情に厚く、周囲からの信望が大きい。それでいながら、若いころには「かぶきもの」と呼ばれるほど派手で酔狂な一面もあり、その両方を備えているところが興味深い。若手の意見にも耳を傾けてくれそうなイメージ。(わたるさん)

信長に破門されたとき、再び召し抱えてもらうべく戦場を駆けずり回って武功を立てた。めげたり腐ったりせず、努力を見せることで「再雇用」を勝ち取ったのはお見事。(ちゃぼさん)

野心家ではないが仕事はきっちりとこなす。天下を取れるチャンスがあったのに、秀吉との約束を最後まで守り通した姿もかっこいい。(タギさん)

第十位 有能かつ人望も厚い「謀反の将」 明智光秀 (1528年〜1582年)
だから“光秀”に上司になってほしい!

信長が比叡山延暦寺の焼き討ちを指示したときに、ただ一人反対した人物。おかしいと思ったことにはNOと言える人であり、会社の方向性が横道にそれそうなときには体を張って止めてくれるだろう。(ぴろあきさん)

本能寺の変は日本史有数の謀反と言われるが、当時成すべきだったことを唯一実行した人間だと思う。誰もが恐れる信長に対し、ここまで用意周到に立ち向かった武将はほかにはいない。(赤烏帽子ちゃちゃさん)

山崎の戦において光秀は敗れてしまうが、明らかに不利な状況においても最後まで多くの仲間が裏切らず共に倒れていったという事実に、光秀の人格と正義が証明されている。平和への大望と、民を慈しむ精神に惹かれる。(天下安穏さん)

信長の天下が目前の状況で、自分の意志を貫き下克上を起こしたことに美しさを覚える。今の世においても、何が正義で何が悪なのか、権力に負けずに主張し、実行してくれると思う。(光秀に合う服がないさん)

番外編:熱い少数派の意見も聞くがよい!

高橋紹運「高い忠義心で大友家に仕え、九州がほぼ島津氏に統一される状況においても最後まで抵抗し、死ぬまで戦い続けた。このような上司であれば命を預けて最前線で戦える」(RAYJACKさん)

藤堂高虎「主君を何度も変え、そのときどきで確実に仕事をこなした。かなり遅いタイミングで家康の家来になるが、外様大名として一番の信頼を得た。私もそういうチャンスがいつ訪れてもいいように能力を伸ばす努力をしたい」(gdaymateさん)

竹中半兵衛重治「野心や欲がなく、敵味方にかかわらず血を流さない戦を続け、上司からも部下からもその能力・人間性を高く評価された」(ミトラさん)

島津義弘「家臣を大切にしたため、義弘が死んだ際に殉死者が13人も出たという。これだけ慕われていた人ならば、現世でもリーダーとして部下を引っ張ってくれるはず」(フルンツベルクさん)

蒲生氏郷「手柄を挙げた部下を自宅に招いて湯殿へ案内し、自らが竹を吹いて薪を燃やしたという『蒲生風呂』のエピソードのように、家臣を心底大切にする姿勢に惹かれる」(ヒデさん)

立花道雪「半身不随ながら輿に乗って戦場を駆け抜け、部下に『逃げるならまず自分を戦場の真ん中においていけ』と叱咤激励したという人。会社でも自らが現場で率先して働き、みんなを引っ張ってくれそう」(Rnさん)

総評 武将たちの熱い「生き様」に、現世を生き抜くヒントがある

ビジネスパーソンの支持を最も集めたのは、信長だった!821票中142票、全体の17.3%の票を集めました。「ついていきたいと思わせる求心力とカリスマ性がある」「ムダを排除し、真の実力主義で会社を立て直してくれそう」など、不況の世において抜本的大改革を望む声が多く見られました。2位の家康には「ピンチの中でもチャンスを見出してくれそう」「あの手この手で荒波を切り抜けそう」などの現状打開への期待が、3位の謙信にも「ゆるぎない信念でリーダーシップを発揮しそう」などブレない信念への評価が、聞かれました。
なかなか先の見通しがつかない現在ですが、だからこそ信じた道をまっすぐに突き進んだ戦国武将たちに憧れ、その後をついて行きたいと思う人が多いようですね。国のため、民のため、そして天下統一のため、戦国の世を駆け抜けた熱き男たちの生き様は、いつの時代もわれわれの心を揺さぶります。どんな情勢でも自ら道を切り開いていった彼らに思いを馳せれば、現代の「乱世」を乗り越える勇気が湧いてきそうです。

EDIT・WRITING
伊藤理子
DESIGN
Mac.H GraphicArts
ILLUST
もりいくすお

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