脱・フリーター！「はじめての正社員」への道／リクナビＮＥＸＴ[転職サイト]

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経験がないから、スキルが足りないから、そんなことでくよくよ悩むのはもう終わり。正社員の経験がなくても、やりがいや責任をもって打ち込める仕事に出会いたい気持ちは誰にも負けないはず。今回は、はじめて正社員の座を勝ち取った先輩と人事の声を紹介。正社員を目指したい人、必見。

フリーターから正社員になった鈴木さん

契約社員から正社員になった高さん

27歳まで勉強一筋！社会人経験ゼロのコンプレックスからアピールできることを必死で考え抜きました

大学院で地震波に関する研究をしていたのですが、以前から留学にも興味があり、ふとしたきっかけから友人に留学を勧められ、卒業前ではありましたが留学を決意しました。1年半、ニューヨークの大学で語学を学び、その後1年間、サンフランシスコの大学でコンピュータ全般の基礎を学んでいました。勉強はおもしろかったのですが、卒業までに3年もかかることがわかり、資金面や家庭の事情もあって、帰国して正社員として就職することにしました。

27歳という年齢で社会人経験がないことは、大きなコンプレックスでした。ＩＴ業界を中心に応募しましたが、新卒時にも就職活動をしていなかったので、面接での受け答えも失敗続き。「会社に入って何をしたいですか？」という質問にも、答えを用意できていなかったんです。そこで、志望するIT業界に求められる人物像は何か。自分のこれまでの経験もふまえてよく考えた結果、留学で身に付いた環境適応力、問題解決能力、好奇心をアピールすれば良いことに気がつき、3社目に受けた今の会社で、ようやく思った通りに自分をアピールすることができました。

入社後も、社会人経験がないことから経験不足を感じさせられるシーンは多いですが、僕自身にも長い学生生活や海外で得た、かけがえのない経験がある。自分の持ち味を発揮して、5年後にはネットワーク設計やシステムの方式設計など上流工程を担えるポジションにいることが目標です。

面接で鈴木くんに初めて会った時は、緊張している様子が見てとれて、正直言って、精神的に線の細い人だと思いました。けれど、実際に話してみると、外国人サークルでの積極的な異文化交流、アメリカへの留学など、対外的な付き合いの良さや、たくましい行動力、旺盛な知的好奇心を感じさせられました。特に、「何か質問は？」という問いかけに、会社の業務内容をふまえたしっかりとした質問をしてくれたので、この人はやる気がある。本当にこの業界で頑張りたいんだ、という想いが伝わってきました。

中途採用での応募者は、リベンジ派が多い。フリーターという選択、新卒時の選択で、失敗したと思っている人が多いんです。だからこそ、「次こそは」と本気で打ち込める仕事を探している。それだけに、真剣に弊社を検討してくれている熱意が伝わってきますし、未経験でも採用したいと期待させられます。失敗をふまえて、なぜこの会社を選んだか、なぜこの業界で働きたいのかを話してくれれば、当社は技術や経験はまったく問いません。技術や経験は会社に入った後でいくらでも身に付くものですし、それを支援するシステムが整っていますから。未経験であることは、決して弱点ではありません。面接の場では、あなたが本気で働きたいという、目的や熱意を伝えてください。


	株式会社DTS
	総合情報サービス企業。ハードウェア、ソフトウェアのコンサルティング、設計、開発から選定・導入、運用、保守にいたるまでシステムに関するすべてをサポートするIT企業。

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「そこまでやらなくていい」そんな働き方に納得できず面接で前向きな気持ちをアピールしました

新卒時の就職活動が思うようにいかず、志望していた飲食業界にアルバイトで入りました。その後3つの会社で契約社員、アルバイトを経験しましたが、正社員に比べ、やはり給与はあまり良くない。そのうえ、正社員じゃないんだから、という理由で「そこまでやらなくていい」と、自発的なやる気を押さえ込まれることも少なくありませんでした。そんな生活に不満を感じていたところ、たまたま自宅の近くにイケアのストアーがオープンすることを友人から聞きました。志望する飲食部門でも正社員を募集していることがわかったので、説明会に参加してみたんです。

契約社員やアルバイトとして働いているときは、それなりの責任の仕事しかさせてもらえなくて、やり抜いている充実感が得られなかった。だから、面接では楽しく仕事をしたい、もっと自分自身に満足のいく働き方をしたいという気持ちを素直に伝えようと思いました。最初は興味本位で参加した説明会でしたが、その後の面接でも、仕事に対する気持ちをとてもよく理解してもらい、ここで働きたいという思いがどんどん強くなりました。契約社員のときに、リーダーとして20～30人のスタッフをまとめていた経験もアピールしましたが、楽しく働きたいという前向きな気持ちがこの会社の社風に合ったのが採用された一番の理由だと思います。入社した後も、上司からよく、「楽しんでやってるね」と声をかけてもらいますが、まわりで働いている人もみんな、本当に笑顔で働いているから自分もつられて負けずに頑張ろうという気持ちになれるんです。

一次面接時には、私たちはいつも応募書類を重視することはありません。人柄重視で判断します。「ホームファニッシング（家具）」という人の生き方と密接に関わる商品を扱っている会社ですから、経験というよりも、その人自身が人と人との関係を大事に考えているかどうかを見極めています。高さんも面接の場では少し緊張しているかな、と感じましたが、話を聞いてみると自分自身の課題をきちんと自覚していました。そして、これから「楽しく働きたい」という自分の成長図も見せてくれました。自分の人生をどう生きるかを適当に考えず、真剣に伝えてくれる人を私たちは尊敬しますし、採用したいと思います。

当社は社員の研修プログラムに絶対の自信を持っています。ですから、この仕事に経験がない人でもまったく構いません。「We are different.(私たちはちょっと変わっている)」を自認する当社においては、むしろ白紙の状態から私たちのやり方（IKEA　WAY）を吸収してほしいと考えています。今回の採用は日本初進出の1号店オープンに合わせて大規模に行いました。港北、神戸と新店を展開していく過程で、中心となって活躍してくれる優秀な人材をどんどん育成していきたいと考えています。


	イケア・ジャパン
	スウェーデンに本社を持つ、60年以上の歴史と伝統を誇るホームファニッシング企業。テーブル、カーテン、食器、ライト、などあらゆる家具・雑貨を製造・販売する。

	長く勤められる会社で安定して仕事に取り組みたかったから。また自分の勤める会社に誇りを持ち、会社の繁栄と自分の成長を照らし合わせたいと思ったから。（流通・小売系・31歳・女性）
	経済的に自立したかったし、仕事にもっと浸りたかった。暇な時間を持てあます生活にくたびれた。また、自分の周りは正社員で、自分だけ不安定で引け目を感じるようになったから。（その他・24歳・女性）
	収入に不安を感じたことと、世間体を気にする親と自分を安心させるためです。（不動産・建設系・25歳・男性）
	社会保障や有休など、働く上でアルバイトより正社員の方が有利だと思ったから。（IT・通信系・26歳・男性）
	年下の新卒がどんどん責任ある仕事を任されるようになっていくのが、耐えられなくなったため。（サービス系・27歳・女性）

	仕事の後にCADスクールに通って勉強したこと。また、前職ではパートの意見も取り入れてくれる会社だったので、いろいろ提案し仕事の効率化に繋げたことをアピールした。（不動産・建設系・28歳・女性）
	熱意と資格取得でキャリア不足を埋めようとしている努力。資格をとって何がしたいのかを明確に伝えるよう工夫しました。（IT・通信系・28歳・男性）
	「自分は将来、教育に情熱をそそぎたい」ということを一生懸命訴えました。将来のビジョンがはっきりと見えていたのがよかったと思います。前日に、スーツ、ワイシャツ、ネクタイ、靴、かばんなどを新調して身だしなみを整えました。新調する資金は、借金でした。がけっぷちでしたので、逆によいプレッシャーになりました。（不動産・建設系・25歳・男性）
	前職とは業種が違い実務経験はないけれど、この業界にどれくらい興味を持ち具体的にどういうことをしているかを述べました。面接官の後の話では、スキルはあまりなかったけれど話の受け答えがしっかりしていたことが一番の決め手になったそうです。（IT・通信系・26歳・男性）

	収入がアップしたことと、キャリアを積んでいく中で自身の成長を感じられること。（IT・通信系・28歳・男性）
	収入が安定したこともあるけれど、ルーティンワークに加え、より複雑な仕事を任されるようになり、プロジェクトなどを成し遂げたときの達成感を味わえるようになったこと。（IT・通信系・26歳・男性）
	会社を運営していく主体者のひとりとして運営に携われる点。（メーカー系（電気・電子・機械系）・27歳・男性）
	会社の一員としての責任感を得られたことで自分の自信に繋がり、意欲的に業務に取り組むようになりました。（流通・小売系・31歳・女性）
	時給制と違って、休日の多い年末年始に収入が減ることを心配しなくてよい。ボーナスが出る。（不動産・建設系・28歳・女性）