「いいバグ」ってどんなバグ？／理系の人々

「いいバグ」ってどんなバグ？
／理系の人々

システム開発に携わっているエンジニアならば、誰でも一度はバグに悩まされたこと、ありますよね……毎度おなじみ「理系の人々」第80回目は、バグと進歩についてご紹介します。

（総研スタッフ／タニー只野　イラスト／よしたに）作成日：13.01.29

理系の人々(327)　理系といいバグ

　よしたにです。

　結果的にいい具合に動いているバグをいいバグといいます。今決めました。
　このいいバグ、仕様書に書いてないのでシステム再構築のときに大抵直っちゃってお客さんが「動きが違うよ！」と怒り出すという地雷みたいな性質を持っております。
　この場合「あ、そっすかー直しますー」とはならず、「仕様書を元に作ってるので前のシステムが間違ってるのです」といっても結局前に合わせろと言われて泣く泣く直すことに。

　……最初からバグるな、といわれるかもしれませんが、大抵作ったのは別の人なので不可避だったりします。つらい。

理系の人々(328)　理系とダメな方の進歩

　銀行振込をPCやら携帯やらでやるようになってから、銀行に行く機会がめっきり減りました、というか原則行かなくなりました。
　昔はお金を下ろすのも記帳するのも銀行に昼間の時間帯に行かなければならなかったことを考えると隔世の感があります。ますます独り者が生きやすい世界になったと言えましょう。

　……ダメだ、人間は楽に慣れるとダメになるんだ……！

　てなわけで、ではまた次回！

2001年、理工学部情報科学科を卒業。IT企業に入社しシステムエンジニアとして勤務する傍ら、漫画で綴った自身の生活を個人サイトで公開。2007年3月には、過去の作品をまとめたコミックエッセイ『ぼく、オタリーマン。』を出版し、シリーズの売上げは140万部を超える。また、Ｔｅｃｈ総研が運営するYahoo!オフィシャルブログ「エンジニア★流星群」で連載していた『理系の人々』は、2008年10月に書籍化。第三弾も発売しました！