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急成長する世界の先端IT拠点バンガロールを現地取材!(2) インドで働くエンジニアのオンとオフ【IT産業編】
BRICsの中でも「世界のITサービスセンター」と称されるインド。IT産業のメッカ、バンガロール、ハイデ
ラバードには、グローバル企業のR&Dセンターが立ち並び、豊富なインドの人材が世界にむけてITサ
ービスを提供している。この地で活躍する日本企業、日本人エンジニアを現地レポートする。
(取材・文・撮影/藤井康宏 大寺明 総研スタッフ/宮みゆき) 作成日:06.02.01
Part1 日本市場にラブコールを送るインドのIT産業
日本向けITサービス輸出はいまだ3%程度
 1980年代、米国との人的ネットワークを活かして立ち上がったインドのIT産業は、90年代を通じて世界に向けた輸出が年率50%という驚異的な伸び率を記録した。米国IT不況の余波を受けたITバブル崩壊後も20〜30%台の輸出伸び率を維持し、インド経済の牽引役となるとともに、世界のITサービスセンターとして不動の地位を確立しつつある。

 だが、日本企業はインドのIT技術力、豊富で優秀な人材を活かしきれていない。インドの日本向けITサービス輸出高はいまだ3%程度。対米国の60%強、対欧州の20%強に対して大きく水を開けられている。この辺の事情をJETROバンガロール事務所の久保木一政氏に伺った。 「1990年代後半、さまざまな日本企業がインドへのアウトソーシングを試みたのですが、あまりうまくいかないことが多かった。大きかったのは言葉の壁と仕様書の問題です。日本企業は日本語で仕事を進めたいが、それが難しい。また 、曖昧な仕様書から始めて、やりとりの中で徐々に完成度をあげていく日本のやり方に対して、最初から明確に定義された仕様書に基づいて開発を進める米国流のやり方に慣れたインド側は、うまくなじめなかったのです」
日本語のできるITエンジニアの需要が急激に高まっている
 しかし、近年、インドと日本の経済交流の機運が高まっている。日本側は、中国一辺倒のリスクを回避する観点から、また、通信・ネットワークや画像圧縮などで優れたインドの技術力を活用すべく、インドに歩み寄ろうとしている。新人研修をインドで行うケースが増えているのもその証左である。一方、インド側は米国依存から脱却すべく、日本市場の開拓を目論んでいる。 「今、インド企業の間では、日本語のできるIT技術者の需要が高まっています。インド各地で日本語教室が盛んになっていますし、大手IT企業は自社で日本語教育を始めている。また、日本人の技術者を採用しようという動きもあります」

 世界のグローバル企業が集結するインドのIT産業。その大舞台で英語力とIT技術力に磨きをかけることも、今後の日本人エンジニアにとって、必要となってくるだろう
DATA1 インド・中国のソフト輸出額の推移  DATA2 インドIT技術者の雇用数推移 
Part2 ソリューション事業のグローバル展開を目指す日立グループ
企業の国際化に対応、ERPの強みを活かしたITサポートを
 昨年末、日立製作所の情報・通信グループは、米国系のインテリグループ社、インド系のサティヤム社と提携し、両社のインド開発拠点内(ハイデラバードのインテリグループ社内、バンガロールのサティヤム社内)に「日立グローバル・ソリューションセンタ」(以下日立GSC)を設置すると発表した。グローバルな事業展開を行う日系企業、米国企業などの顧客に対して、グローバルかつシームレスなITソリューションを提供するための拠点である。

 情報・通信グループ広報部の下村氏は日立GSC設立の背景をこう語る。
「企業の国際化が進む中で、国・地域によって使っているソフトの中身やバージョンが違っていたり、拠点によってサポートサービスの内容が違っているのではシームレスではありません。インドは、技術レベルが高く、英語力、多国間プロジェクトに秀でた人材が豊富で、システム構築や運用保守、サービス面に強いITサービス企業が多数あります。こうした強みを顕著に持ち、ERPパッケージ(※注)を使ったシステム開発に実績がある両社との提携により、お客様に拠点による差を感じさせないサポートを展開したい」

下村優子氏
株式会社 日立製作所 
情報・通信グループ
広報部 部長代理
 下村優子氏
 例えば、日本の日立とインドの日立GSCが連携すれば、時差を利用して、世界各地に拠点を持つ顧客への24時間サポートが可能となる。またコールセンターやヘルプデスク設置の要望に対しても、日立GSCで英語による対応が可能だ。
2010年には3000人規模を計画
 日立GSCは、当初200名規模でスタートし、2年後には1000人規模、2010年には3000人規模にまで拡大することを計画しているという。
「当社の情報通信セグメントは、全体で2兆2000億円の売り上げがありますが、このうち海外事業比率は32%。これを来年度以降は40%以上に伸ばしていきたい。その核としてソリューション事業の強化を図っているのです」(下村氏)

 これまでも10年以上、インドのパートナー各社とソフトのオフショア開発を進めてきたという日立グループだが、インテリグループ社、サティヤム社との連携で、いっそう深いパートナーシップの構築を目指しているようだ。

(※注)ERP=Enterprise Resource Planning/企業の経営資源を有効活用し、経営の効率化を図るための手法・概念。
Part3 楽か苦か!?インドで働く現地日本人エンジニアのオンとオフ
ON 日本とインドの掛け橋となるべく、優秀な社内人材と競い合う
米島和広氏
Profile
インフォシス 
米島和広氏
1977年富山県生まれ。東京工業大学大学院・経営工学科・修士課程修了。大学院では生産管理を研究。
インドのIT技術力を知るべく、インフォシスに転職
 インドのIT業界で第2位(※注)の業績を誇るインフォシス・テクノロジーズは、世界各国の有名企業にITソリューションを提供するグローバルIT企業。売上高は約2000億円、従業員数は約4万6000人に及び、現在も急成長を続けている。

 米島和広さん(28歳)がインフォシスに入社したのは、今から2年前の2004年3月のこと。大学院を修了後、米国系SI企業の日本支社でSEとして2年ほど働いたが、IT産業の本場で自分を磨きたいと転職を決意した。
「インフォシスを選んだのは、インドの技術力の実力を知りたかったことと、企業倫理の高さに共感したからです。利益を社員や地域社会に還元し、IT産業だけでなく、インドの産業全体の成長を目指しています」

 日本オフィスで面接を受けた米島さんは、英語力不足を指摘され、自費でフィリピンに渡って1カ月の猛特訓を積んでから再面接を受けた。採用が決まったとき、米島さんは、まずインドの文化や考え方を身につけたいと長期のインド勤務を希望した。
米島氏の仕事場
米島氏の仕事場
大学生のとき、ベンチャー企業を経験。「ベンチャーも面白かったのですが、もっと大きな会社、大きな仕組みの中で自分の可能性を試したかった」と米島さん。
訪問者の移動はリムジンバス
訪問者の移動はリムジンバス
約2万人の社員が働く本社の敷地は広大で、訪問者の移動は専用のリムジンバスで行われる。また、社員は、随所に置かれた自転車を自由に使うことができる。
1年半で欧州、日本、米国、中東のプロジェクトに次々と参加
 入社後は、約半年間の技術トレーニングを英語で受けた後、4カ月ほど欧州企業のプロジェクトに参加。続いて日本企業のオフショア可能性調査の業務に3カ月就いた後、ERPシステム管理者のトレーニングを3カ月積み、米国企業のプロジェクトに1カ月参加。昨年夏からは中東向けプロジェクトの開発サポートを行いながら、日本向け広報・マーケティングのサポートもこなす。同社ではプロジェクトごとにチームが編成されるため、人材の流動性は非常に高い。IT技術や顧客業務に関する日々の勉強も欠かせない。
「お客様がグローバルなので、世界各国の仕事のやり方を学べて面白いですね。社内的にも、インドや中国、ドイツなど、色々な国の優秀な人材と仕事をするので刺激になります。会社が成長しているぶん、社内の競争は激しいですが、自分の成長にとって最高の環境と思っています」

 米島さんの将来の夢は、クオリティーの高い仕事を顧客に提供することを通じて、インドと日本の懸け橋になることだという。
「欧米や韓国の企業が、高品質で生産性の高いインドのITサービスを活用する中で、日本企業だけがまだ活用しきれていない。僕も日本人ですから、今の状況が続いて日本企業が国際競争力を失っていくのは悔しいと思う。早く力をつけて、日本とインドの間の成功事例を作っていきたいですね」

(※注)業績(売上高)1位はタタ・コンサルタンシー・サービシズ
創造力を刺激する斬新なデザインのオフィス
創造力を刺激する斬新なデザインのオフィス
ピラミッド状の建物はデザイナーチームのオフィス。キャンパスには創造力を刺激する斬新なデザインの建築物が立ち並ぶ。「どんどん新しい建物が増えていくので、急成長する企業の勢いを感じます」と米島さんは胸を弾ませた。
ビジネス書、専門書が並ぶ社内の書店
ビジネス書、専門書が並ぶ社内の書店
キャンパス内の書店には、ビジネス書や専門技術書が所狭しと並ぶ。キャンパスにはこのほか、マイクロソフトの特約店や、病院、郵便オフィス、旅行代理店の施設などもあり、まるで小さな街のようである。
OFF ジムや病院も完備のキャンパスで快適生活、週末はクラブで息抜きも
ホテル並みの社員寮でゆったり過ごす平日のオフ
 バンガロール郊外に、エレクトロニック・シティというIT企業の集積地がある。この中で、東京ドーム22個分の広大な敷地と、風変わりな建物群で衆目を集めているのがインフォシスの本社キャンパス。そこが米島さんの仕事場であり、生活の拠点でもある。
 キャンパス内には、スーパーやレストラン、病院、美容院、書店など、生活に必要な施設はすべて整っており、日々の生活には困らない。自家発電の設備もあるため、停電の多いインドの市街地よりも快適な環境だ。

 平日、午後1時から10時までの勤務(プロジェクトにより勤務時間は異なる)を終えた米島さんは、スポーツジムで1時間ほど汗を流して心身のリフレッシュをはかる。インドの一流ホテル並みのサービスの社員寮に帰ると、雑誌や書籍を読んだり、インドのTVニュースを見たりしてゆったりとオフを過ごす。日本の出版社のメールマガジン用に、インド文化やインド企業についての記事を書くこともある。
「勤務時間内は技術の勉強、勤務時間外はほかの勉強をしようと思っています。毎週月曜にインドの週刊誌をまとめ買いして読んだり、マネジメント関連の本を読んだりしていますね」
社内には、プール、ゴルフ場、記念植樹の敷地も!
社内には、プール、ゴルフ場、
記念植樹の敷地も!
キャンパス内には、プールやビリヤード場もあってリゾート地のよう。各国要人の視察訪問も多く、取材陣の訪れた2005年12月頭には、日本経団連訪問があった。米島さんは、2005年4月の小泉首相の訪印時、デリーでの会合に同席したという。
一流ホテル並みの社員寮施設
一流ホテル並みの社員寮施設
社員寮はキャンパスの内外にあり、米島さんの暮らす社内の寮施設は、インターネットファシリティーや24時間応対など、インドの一流ホテル並みのサービスを誇る。寮費は月1万円ほど。給与水準は現地と同等で、手取り数万円ほどだが、生活するには十分。
長期休暇は、インドの経済成長を体感する旅に
 週末は、バンガロールの繁華街に出かけ、買い物やおいしい料理を食べて過ごす。「インド生活にはスタミナが必要」なので食事にはこだわっている。また、バーやクラブといったインドの若いITエンジニアが好む夜遊びに出かけることもある。
 プロジェクトが一段落すると長期休暇を取る。日本に帰国して東京の友人と再会したり、富山の実家に戻ることが多いが、時にはインド国内を旅行することも。
「観光地よりも、ムンバイなど経済の中心地に行くようにしています。僕はビジネスパートナーとしてインドをとらえているので、インド経済の仕組みがわかるような、勢いのある場所を見ておきたいんです」

 インドに来た当時は、カルチャーギャップに苦労することもあったが、今ではそれを楽しめるようになったと米島さんは言う。「日本人は親切だけど、インド人はフレンドリー。そこが好きですね」とほほ笑む。海を渡った日本人エンジニアは、端正な顔立ちと細身の外見からは想像もつかないタフさを内に秘めていた。
韓国料理店で送別会
韓国料理店で送別会
インフォシスではプロジェクトごとに仕事が進むため人材の流動性が高く、歓迎会や送別会が多い。同社の日本人採用は4年ほど前から始まり、現在、20〜30人(プロジェクトにより変動)の日本人がインドで働いている。入社3年目の米島さんは古株。
インドのクラブ
インドのクラブ
インドはゴアトランスと呼ばれるテクノミュージックの発祥地でもあり、クラブ文化が盛ん。バンガロール市内にも数十件のクラブがあり、高収入の若いITエンジニアの夜遊びスポットになっている。
Part4 日本の企業が現地での技術研修を本格化
高田勝久氏
Profile
インテリグループ
高田勝久氏
1977年埼玉県生まれ。大学院時代、ポール・スミスに憧れ、ロンドン語学留学を経験。その後、頻繁に海外を旅し、訪れた国は36カ国。日本で4年半勤務したSE時代には外国人向けのゲストハウスに住んでいたこともある。
ブログ http://ganador.moo.jp/blog/
インドでIT技術と英語のスキルアップ
 1998年の設立以来、ERP導入コンサルティングの分野で着実な歩みを続け、日立GSCとの提携もはじまったインテリグループ・ジャパンでは、2005年9月から開発・サービス拠点のあるハイデラバードで日本人の現地トレーニングを開始した。派遣された日本人は20代後半〜30代前半の男性3人・女性3人の計6人。SAP(※注)システムのプログラミング言語を3カ月間集中して学ぶ。

 日本では通信事業に関わる建設会社でSEとして働いていた高田勝久さん(28歳)は、転職してインド勤務を志望した理由を「IT技術と英語力のスキルアップ」と話す。まだ英語力の面で心もとない部分も若干あるようだったが、「プログラミング言語を理解しているので、英語によるトレーニングでも大きな支障はない」と言う。
仕事の翌日にはバックパッカーに変身
 海外勤務はずっと高田さんの憧れだった。大学院時代のロンドン語学留学がきっかけとなり、その後、海外を一人で旅する面白さに目覚め、これまで渡り歩いた国は36カ国。22歳のころにインドを旅した経験もある。初のインド旅行では、ツアー会社にだまされたり、聖地バラーナスでひどい下痢と高熱に悩まされたりとつらい旅になったが、「こんな世界も一人で渡ってこれた」という自信が得られ、その後の生き方まで大きく変わったという。
「転職するとき、数字のゼロが生まれた国であるインドのIT産業がすごく発展していることは知っていましたが、僕の中ではバラーナスの街の劣悪な環境の中でコンピュータの仕事をしているイメージでした。それでもいいと思ったのは、やはりインドが嫌いじゃなかったことと、海外で働くことで自分の真の力を試したかった」

 しかし、トレーニングのために再度訪れたインドは予想外の環境だった。ホテル並の寮施設では炊事洗濯までしてくれる。さらには携帯電話やインターネットも無料支給。通勤はドライバー付きの専用車。物価の安いインドではそこそこのぜいたくもできる。むしろ、「あまりにインドに適応しすぎて、それが当たり前になってしまうと日本に帰ったときが不安」と話すほど。また、もっともうれしいのは、仕事の翌日にはバックパックを背負ってインドの旅を満喫できてしまうこと。

 取材をした2005年末、トレーニングを終えた高田さんの滞在延長が正式に決まった。同時に4日間の年末休暇がもらえることになり、高田さんはさっそくバックパックに荷物を詰め、一人旅に向かった。

(※注)SAP=企業の社内システム構築ソフトウェアでグローバルに展開するドイツ企業
食事
同僚とチキンブリヤニという料理で評判の町の食堂で昼食。高田さんは辛いものが大好きなため、インド料理に抵抗はない。
ヨガ
高田さんが通う早朝のヨガ教室は月200ルピー(約500円)。「ヨガの後は仕事も気分がいい」と言う
旅4
都市部から離れると、昔ながらのインドを旅することができる。南インドは長距離バス網が発達しており、仕事の翌日、高田さんはバスで遺跡の町・ハンピへ向かった。
Part5 インド人ITエンジニアに直撃質問!! インドと日本、パートナーシップの未来
 いまだ隔たりのある日本企業とインドのIT企業。言葉の壁や仕様書に関する認識の違いが取りざたされるが、それらを乗り越えて両者が歩み寄ることはできないだろうか。現地取材陣は、世界中のIT企業が集まる、バンガロール郊外の二つのハイテク団地、「エレクトリック・シティ」と「インターナショナル・テクノロジーパーク」(ホワイトフィールド)を訪れ、インド人ITエンジニアに街頭インタビュー。日本とインドのパートナーシップについて話を聞いた。
もっと多くの日本人にインドに来てもらいたい
 今年、大学を卒業してインドIT企業に就職したというスシュマ・Mさんと、デヴィシュ・クマルさん。日本企業や日本人エンジニアの存在感をあまり感じないという。それだけにもっと多くの日本人にインドに来てもらいたいと語る。
スシュマ・Mさん
スシュマ・Mさん(21歳)
米国企業がインドでソフトウエア開発を行っているのは、誰もが知っていますが、日本企業についてはあまり知られていません。もっと多くの日本人に積極的にインドに来てもらいたいですね。
デヴィシュ・クマルさん
デヴィシュ・クマルさん(22歳)
自動車のスズキマルチ、バイクのヒーローホンダの印象はありますが、IT産業における日本のイメージは希薄です。日本のIT企業もぜひインドに来てください。
長い時間をかけてパートナーシップを築くこと
 ヴィシュヌ・ムルティさんは、日本メーカー向けに、パソコン周辺機器の組込みソフトを開発した経験がある。その際、日本の技術力の高さと、プロジェクト管理能力の高さに学ぶことが多かったという。彼は、日本企業のインド進出を妨げているのは、言葉や仕様書の問題だけではないと言う。「日本企業が低コストの労働力だけを求めてインドに進出するのは間違いだ」と指摘する。また、日本メーカー向けの組込みソフトを開発した経験があるというゴバル・クリシュナさんは、メーカー向けの開発に特有の難しさもあると言う。
 
ヴィシュヌ・ムルティさん
ヴィシュヌ・ムルティさん(30歳)
インドのITエンジニアの給与水準は、年に15〜20%もの割合で上昇しているといわれています。そうしたコスト面も、オフショア開発が進まない要因ではないでしょうか。思ったより安くはないということでしょう。
ラメッシュ・Nさん
ラメッシュ・Nさん(24歳)
インドが経済成長を続けていけば、コストメリットはなくなっていく。重要なのは、インドのIT技術力を活かして、いかに付加価値の高いサービスをつくり出していくかだと思います。
ゴパル・クリシュナさん
ゴパル・クリシュナさん(29歳)
金融系のアプリケーション開発などは別でしょうが、メーカーの組込みソフトの場合、ハード製品の開発と一体で進んでいくので外注が難しい。メーカーとソフト会社の間で、密接な協力関係を築くことが大切になってくると思います。
 今回インタビューした全員が「時間をかけて、お互いの理解を深めていくこと」の重要性を強調した。インドの労働力や技術力を「利用」するのではなく、じっくりと共に成長する道を探っていくこと――それが日印パートナーシップの出発点なのだ。
 
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宮みゆき(総研スタッフ)からのメッセージ
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巨大国インドとのグローバル展開は、エンジニアにとって楽か苦か。急成長を続けるインドの熱気と、高い技術力に触れられるのはエンジニアにとって、刺激的。だからこそ苦しくてつらいこともたくさんあると思います。ソフトとハードの融合時代に突入し、すでにソフトのオフショア開発だけではなく、家電、自動車などの開発拠点、マーケット市場としても日本にとって大きな存在になってきました。これからもBRICsの技術者動向はウォッチしてお伝えしていきたいと思います。さて、次はロシアに行きますか?
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