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え!?アンタが怒る?逆ギレ人間への対抗フレーズ

相手の落ち度を責めたら、逆ギレされることがよくあります。

・後輩のミスを指摘したら「もう少し優しい言い方があるんじゃないですか」

・同僚に貸した金を返すよう求めたら「お前って、ホントにしつこいよな」

・交渉相手の約束違反を指摘したら「ちょっと言い過ぎじゃないですか?」

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ちょっと待て!
悪いのはそっちなのに、なぜ私たちが怒られなければならないのだ。
理不尽な!

こんな相手に対して「逆ギレかよ」と、そのまま口にしようものなら、
「ひどい!」
「何でそんなこと言われないといけないの?」
と、もっと大きな逆ギレの波が襲いかかってきます。

いつの間にか、私たちは加害者とされ、相手によっては、「○○さんに逆ギレって言われた、ひどくない?」と、勝手に「口が悪い人間」というレッテルを貼られたりします。

おかしい、こんなはずじゃなかったのに。

こんな逆ギレ人間の対処法を考えていきます。

 

逆ギレは相手の作戦


「お前が怒るの?それって、逆ギレじゃない?」
と感じたときは、まず、相手が『逆ギレ作戦』を遂行していることを押さえておきましょう。

逆ギレは作戦です。

この作戦は、意図的にされることもありますし、本能的にされることもあります。
そもそも、人は、怒られると怒り返したくなるようにできています。
あなたが怒った場合に、相手が怒ってくるのは、自然な反応なのです。
責めらたら、責め返してくるのです。

このような作戦は、相手が本能的に遂行していることもあります。

よく逆ギレをする人の中には「私、逆ギレなんてしたこと一度もないですよ」と語る人もいます。おいおいおい。
自覚していない逆ギレ癖です。

 

こんな逆ギレ作戦が遂行されるのは、なぜでしょうか。
それは有効だからです。

あなたは思うはず。

「逆ギレしたって、何も解決しないんだから、有効なわけがないのでは」

ですよね~。逆ギレしたところで、後輩のミスがなくなるわけでも、金を返さなくて良くなるわけでもありません。

解決には1ミリもつながらないはず。
あなたが思っている「解決」には。

ところが、相手は、あなたの求めている「解決」なんてどうでも良いのです。
目的が違います。

逆ギレ相手の目的は、その場をごまかすこと。何とかやりすごすことです。

逆ギレすると、話をうやむやにできます。

あなたが指摘したことに対して、何も論理的に答えていませんが、そんなことはどうでも良いのです。

あなたは指摘した問題について解決しようとしている。
相手は問題をごまかそうとしている。

戦うルールが全く違うのです。

逆ギレは、あなたのルールから相手のルールにずらすための作戦。

ここを押さえておかないと、まんまと相手の作戦に引っかかってしまいます。

 

ダビデとゴリアテ

逆ギレする相手を目の前にすると、「ダビデとゴリアテの戦い」を思い出します。

巨人兵士を羊飼いの少年が倒すという旧約聖書に書かれている話です。

ペリシテ軍とイスラエル軍が戦争をしていて、膠着状態になったのですね。
そこで、ペリシテ軍から、ゴリアテという巨人兵士が出てきて「一騎打ちで決めようぜ」と言い出します。
身長3メートルくらい、鎧やら槍やら剣やらを装備している、見るからに強そうな兵士でした。
イスラエル軍の兵士たちは、怖がって誰も名乗りでません。一瞬でやられそうですから。


そこで、羊飼いの少年ダビデが「自分が行くっす」と言い出します。
「いやいや、お前じゃムリでしょ」
王様も止めますが、誰も行かないし、ダビデも引かないので、仕方なくダビデに行かせます。消去法ですよ。剣や鎧を貸そうとしますが、ダビデは言います。「重いからいいっす」

軽装で一騎打ちの場に登場したダビデを見て、ゴリアテはせせら笑っていたことでしょう。
鎧も兜もつけずに、自分の槍を防げるわけあるまい、と。

「さあ、かかってこい」と言う巨人ゴリアテに対して、少年ダビデは素早く動き、至近距離には入らず、石を投げて額に命中させ、倒しました。

巨人ゴリアテは、剣や槍での一騎打ちというルールだと思っていたのに、
少年ダビデは、ただ倒せばいいというルールで戦ったのです。

石を投げられた瞬間、巨人ゴリアテは「そんな戦法、ナシやろー!」と心の中で叫んだに違いありません。

想定外のルール変更

目の前の相手が逆ギレしてきたとき、「そんな逆ギレ、ナシだろ!」と叫びたくなりますが、相手はダビデです。
「そんなルール、知ったことか」と考えているのです。

あなたは論理的に正しい巨人。
相手は論理的には勝てないダビデ。
だから、違うルールで攻めてくる。

逆ギレされたときには、そういう相手だということを思い出して、対策を考える必要があります。

 

逆ギレへの対抗フレーズ

×「そっちが悪いんでしょう?」
×「逆ギレかよ」

逆ギレされて、感じたことをそのまま言うフレーズはNGです。

このようなNGワードを出すと、話をずらしやすいのです。

「どっちが悪いか」
「逆ギレにあたるかどうか」

これって、簡単に判断できないですよね。
評価を含む言葉で、ブレがあります

そのため、1対1で「逆ギレかどうか」「どっちが悪いかどうか」を話したところで結論は出ません。

ということは、延々と、最初の問題から目をそらし続けることができます。

ダビデ「はははっ!してやったり!」

 

評価を含む言葉でやりとりするのは、重い鎧を装着して広場でダビデと戦うようなものなのです。
そこで戦うの間違い

 

×「すみません」

「もう少し優しい言い方があるんじゃないですか」
「ちょっと言い過ぎじゃないですか?」

こんな逆ギレをされるシーンでは「たしかに、こっちも悪かったな」と感じることもあります。つい、言い過ぎてしまったようなケースです。そこを突かれてしまう。
相手の言い分にも一理あります。

そんなときは、素直に謝るのが良いようにも感じます。

でも、ちょっと待ってください。

逆ギレ人間の目的は争点をずらすこと。

素直に謝っても「謝り方がなっていない」などと、話がそらされ続けることが非常に多くあります。

「逆ギレ作戦」では、プロセスを狙ってきます。

指摘される内容自体は争えないので、「言い方」のようなプロセスを攻撃してくるのです。そこで、言い過ぎのようなプロセスでの落ち度を虎視眈々と狙ってきます。

交際相手のスマホを見たら浮気が発覚したので責めたら逆ギレされた。よくある話です。

「スマホを勝手に見たの?」
「疑ったの?」

浮気が争えない場合には、そのプロセスを責めるしかないので、このような逆ギレで話をそらすのです。

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このようなプロセス攻撃に素直に謝っていると、また話をそらされるという訳です。
アリ地獄に落ちていきます。戻れなくなります。

ダビデ「そんな重装備では、このスピードについてこれまい?」

 

謝ること自体は問題ありませんが、大事なのは順番です。

仮に、言い方などに問題があったとしても、 まず最初に問題だったのは、相手の行為。

相手の行為→こちらのプロセス
という順番で問題は発生しています。

その順番で解決していった方が良いのです。

 

○「その問題は後から考えましょう」

逆ギレされたときに、やるべきなのは、逆ギレ作戦の無効化です。

そのため、逆ギレ人間への対抗フレーズは、逆ギレの目的である先送りを避けるものでなければなりません。

逆ギレの内容は後から検討することにして、そもそもの問題に話を戻すのです。

わかりやすい逆ギレ以外でも「個人的にはどう思ってるんですか?」と個人的な意見を求められたようなシーンでも同じです。

話をそらされたときには、「それは置いておいて、話を戻すと・・・」と主題から離れないようにすべきなのです。

飛び道具を使ってくるダビデに対しては、狭い路地に誘い込んで挟み撃ちにしたり、「一騎打ちで勝負しようぜ。ただし、接近戦で。」と提案しないと勝てないのです。

 

 

まとめ

逆ギレの狙いを探ろう。

 

P.S.

逆ギレする「めんどうな人」は、書籍『めんどうな人をサラリとかわしテキトーにつき合う55の方法』で取り上げています。ぜひチェックしてみてくださいね。

著者:石井琢磨

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『めんどうな人をサラリとかわしテキトーにつき合う55の方法』著者。弁護士。幼少時から家族が次々と壺を買わされるという、ダマされ環境で育つ。偏差値35から中央大学法学部に合格。在学中に司法試験一発合格、消費者事件を中心に活動中。

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