英語マスターのコツは「身体」で覚えること!今から始められるボディランゲージの基本編・初級編

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日本人がシャイであることは全世界的によく言われることですが、ただ日本人が本当に全員シャイかというと、そうでもありません。事実、日本人同士の会話やミーティングは非常に盛り上がることもありますし、日本語であれば外国人とでも積極的にコミュニケーションを取れます。

ではなぜ日本人は英語になると”シャイ”になってしまうのでしょうか?

話しやすい人と、話しにくい人の違いって?

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ひとえに外国人といっても、中には日本人でも話しやすい人もいます。これは主に日本に長い間住んでいる人や、英会話スクールの講師などが挙げられます。逆にすごくフレンドリーで気さくなのに、日本人にはあまり受け入れられない外国人の方もいます。

この違いは一体なんでしょう?

実は外国人の方でも、長い間日本に住んでいると自然と日本人に”合わせる”ようになるという傾向があります。話すスピードが遅くなるのはもちろんのことですが、日本との文化的違いから日本人にもわかりやすいジョークなどを交えて話すようになります。ただ、なかでも一番顕著な違いは、ボディランゲージが少なくなることです。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

日本人はボディランゲージ嫌い?

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日本の文化にも、お辞儀や合掌など、さまざまなボディランゲージは存在します。ただ英語ネイティブたちのように、特定の意味もないのに話している間ずっと手を動かしたり、表情を大きく使って表現するということは多くありません。

こうした違いから、ネイティブたちの感情を全面に出したコミュニケーションは日本人からすると「暑苦しい」「怖い」というふうに映ることがあります。

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“シャイ”なのではなく、感情を出す準備ができていない

日本人はもともと感情をわかりやすく表に出すのが苦手です。そのため、直接的に言わずに相手にそれを察してもらうようなコミュニケーションが発達しました。対して英語でのコミュニケーションは身体や表情、声色など、あらゆるものを駆使して自分の言いたいことをはっきりと伝える言語です。

日本語でのコミュニケーションに慣れている日本人が突然こうした感情的な話し方をされると、慣れていないために思わずびっくりしてしまいます。

そのため、簡単に聞き取れそうな言葉でもその迫力に押されて聞き逃してしまいます。

実はさまざまなヒントが隠れているボディランゲージ

英語は全身を使って伝える言語のため、自ずとボディランゲージも相手の言いたいこととそのまま直結しています。つまりボディランゲージのなかには、相手が話した言葉のヒントがたくさん隠れているということです。

にも関わらず、日本人の多くが相手の話している言葉にばかり意識を集中させているため、相手が身体全体で放っているヒントに気づかずにいます。

逆にいえば、こうしたボディランゲージを自分でもマスターすれば、たとえ言葉がでてこなくても相手に自分の気持ちであったり、言いたいことが伝わることも多々あります。

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このポーズを見たことがあるでしょうか?

洋画などを見ているとよく見かけるボディランゲージですが、これは「わからない」という意味で使うジェスチャーです。

このジェスチャーを取りながら「sorry」というと、ただの「ごめんなさい」ではなく「ごめんね、聞き取ろうとはしてるんだけどわかんない」というちょっとおチャラけた様子を醸し出せるので、深刻な雰囲気にならずに済みます。

日本人に一番多いのが「相手が何を言ったかを頭の中で考えている間に、相手がまた話し始めてしまう」というパターンです。

そうして「ちゃんと返事しないと」とずっと考えているくらいなら、先ほどのポーズをしたほうがあなたの気持ちが一発で伝わります。

このように、ボディランゲージのメリットは英語理解と発信の補助につながることであるといえます。英語マスターのコツは「身体」で覚えることです。

それでは、今すぐに始められるボディランゲージの基本編と初級編を伝授します!

基本編:手を前に持ってくる

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基本編は、上記のイメージのように手を前に持ってくる動作です。

会話の主導権があなたにあることは明白になるため、よほどの沈黙がない限り相手が話し始めることはないでしょう。

また手を前に持ってきていると、あなたは自然と何らかの言葉を発さないと気が済まなくなるでしょう。すると、自然と知っている言葉が口から漏れ出してきます。

そして、手を前に持ってきて話していると、いつの間にか自分の発する言葉とともにリズムを取り出し、これが”いい流れ”を作るキッカケとなります。

初級編:顔でリアクションする

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続いて、初級編としておすすめしたいのが、大袈裟なくらいの顔のリアクションです。

これまで「日本人は表情に乏しい」と言われてきましたが、学生時代から変顔などに慣れ親しんできた現在の20代〜30代前半世代にとって、こうした”顔芸“のようなリアクションはそう難しくないでしょう。この画像や、外国のドッキリ番組などを参考にしながら、思いっきり顔を崩してリアクションを取る練習をしてください。

表情は話し相手に露骨に見えるリアクションなので、メッセージ性が抜群なのはもちろんのことですが、実はもうひとつ日本人にとっては非常にうれしい効能があります。

それは、外国人の表情筋の使い方を真似することによって発音がよくなるということです。世界の言語と比べてみても、日本語は表情筋をあまり使わない部類に入るため、英語で話そうとすると普段使っていない筋肉が思うように動かず、発音に苦労することがあります(ただ、表情筋をよく使う言語を母国語としている人でも、英語の発音には苦労することがあるので劣等感を感じるほどのことではありません)。

こうして”顔芸”の練習をしていると自然と表情筋の使い方が上手になり、また他人の表情を真似することがうまくなってくるのでネイティブがどうやって顔を使っているのかも段々理解できるようになります。

動作の習慣化は最短1ヶ月

ただこれを意識的にやっているうちはまだ習得したとはいえません。自分が話すとき、自然とでてくるというのが理想的です。つまり、動作を習慣化するということです。

人間はある動作を1ヶ月間意識的に続けていると、それが習慣化されると言われています。なので、自分が話す番になったと思ったや否やすかさず手を出して話すように1ヶ月努力してみましょう。

英語は勉強ではなく”トレーニング”

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こうして身体でコミュニケーションを取る練習をしていると徐々にわかってくることがあります。それは「いくら理屈でわかっていても、自分の思ったようにできるまでには時間がかかる」ということです。

実はこれは言葉でも全く同じです。

例えば文法を完璧に理解しているにもかかわらず、会話になると「ここは現在完了形だから・・・」とオドオドしながらしか話せないという方が多くいますが、これはズバリ理屈でわかっていても実践で使うためにトレーニングを積んでいないからに他なりません。

日本人は特に知識を詰め込むことを好む傾向がありますが、理屈がわかってもそれをスムーズに実行できなければ意味がありません。

そのため、”脳”から一旦意識をそらして”身体“で覚えるようにすれば、無意識のうちに英語の地盤が固まっていく感覚をつかめるでしょう。

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監修:ワンドロップス株式会社 代表取締役 村重 亮。防衛大学校・陸上自衛隊幹部候補生学校を経て渡米しゼロから英語を習得。その後4か国に駐在し、20か国以上と取引をした豊富なグローバルビジネス経験をもとに超実践英語道場 Spark Dojoを設立。 武道の「トレーニング」や「スパーリング」のような形式で日本人に圧倒的に足りない実績と経験値を補い、脳科学に基づいて日本人が世界で戦うために必要な自信・英語力・コミュニケーション力を鍛え上げる。

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