経験者は語る! 外資系へ転職して輝く人の「3つの特徴」

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はじめに

こんにちは、外資系OLでブロガーのトイアンナです。

私は外資系企業に5年ほど勤めておりますが、その間多くの人が色々な企業から転職してきました。“外資系企業への転職”と聞くと、「英語が必須」「実力主義」……成功するには相当ハードルが高いんじゃ?と思う人も少なくないかもしれません。

しかし、英語力が高い・体力あり・社交性高いの三拍子揃った方が全然ふるわないこともあれば、TOEIC 400点で内気な文学男子がエリート街道まっしぐら!というケースもありました。

そこで今回は外資系企業で見た事例をもとに「外資へ転職して成功する人」の特徴をご紹介します。

日系企業から外資へ転職した人が戸惑ったケース

日系企業から外資系企業に転職した場合、カルチャーの違いに出くわして戸惑うケースがあります。まずは、日系企業から転職された方が実際に経験したエピソードを2つほどご紹介します。

【メールの返事が来ない?「ご確認お願いします」のワナ】

外資系企業へ転職したAさん。さっそく書類をチェックしてもらうため「ご確認お願いします」と上司へメールしました。ところが3日間待っても音沙汰ナシ。そこで上司に問い合わせると「目で見て、確認はしたけど?」と困惑されました。「確認って、読んだら終わりかーい!」とAさんは衝撃を受けました。

外資系企業では要望を明確に書かなければいけません。Aさんの場合は「確認」をお願いしたため、上司は「確認=とりあえず見ておく」と、とらえました。Aさんが本来書くべきだった文章は「書類を読んでください。また、この書類に不備があれば○日までに指示をしてください」です。

また、日系企業出身の方が書くメールに多く見られるのが、「○○してください」という要求が末尾まで読まないと登場しないパターン。外資系社員には「メールの2行目まで読んで、自分への要求がないと読むのを止める」方も多くいますので、結論は1文目に書くのが鉄則です。しかしその結果、用件重視のあまり丁寧さに欠けるメールになるため、転職者は頭を悩ませるようです。

【「次回からこの会議には出なくていい」と言われるほどのマナー違反とは!?】

先月、日系企業から外資へ転職したBさん。初めての大きな会議で、偉い人が経営方針を問う中、一生懸命メモを取りました。しかし、会議後に上司へ呼び出され「次回からこの会議には出なくていい」と叱られます。なぜ!?とショックを受けるBさん。

効率を重視する外資系企業では「自分が価値を提供できない会議は出席しないほうがいい」と考えられています。ましてや「後学のために」なんて自分本位な理由での会議参加はもってのほか。メモだけを取っても、会議の内容がより良くなることはありません。逆に言えば、自分が参加しても意義がないと思った会議は平社員でも誰でも欠席することができます。効率的に業務を進める仕組みのひとつとも言えるでしょう。

外資系企業へ転職して成功する人の特徴3つ

では、日系企業と外資系企業の違いを乗り越えて成功し、結果を出す人はどんな人なのでしょうか?

(1) 「ここがヘンだよ日系企業」な慣習を一度忘れられる

日系企業の文化は、グローバル企業から見たときに「真面目すぎ」と思われるようです。ですから、外資系企業へ転職するとその「ゆるさ」にびっくりするかもしれません。取引先で名刺をトランプがわりに遊び始める、背中がざっくり開いたセクシードレスでオフィスへ登場するマネージャーを実際に見聞きしています。

こういった日系と外資の”常識”の差にショックを受けることは当たり前。トッププレーヤーに必要なのは「一度日系企業で培った常識」を忘れられる能力です。「こんなメール、上司に送ったら失礼ではないか」「会議に出なくていいなんて、干されてるんじゃないか」といった思考を始めると、負のループにはまっていきます。どんなキツイことを言われても「文化の差だ」と割り切れる人は活躍する傾向にあります。

また、日系企業の常識が役に立たないわけではありません。上司へコーヒーを入れる小さな気遣いなどは、そういう経験がない外資社員を「あいつ、なんてイイ奴なんだ!」と感動させる力を持っています。前職の経験を活かしつつ、外資系企業のルールを受け入れれば最高の人材になれるでしょう。

(2) 苦手な上司とも「ビジネス」と割り切って仲良くできる

意外かもしれませんが、「上司へコーヒー」のような気遣いは外資系企業のほうが重要視されます。その理由は「人事権」。実は、外資系企業における人事権は、人事部ではなく直属の上司が握っていることが多くあります。あなたの出世もリストラも、上司&その上司でほぼ決まると思ってかまいません。

ですから上司がお酒大好きなら一緒に飲み、癒し系キャラが好きならばそっとぬいぐるみをデスクに添えてやり……といった気遣いは出世へボディーブローのように効いてきます。なお、日系企業へ転職した元外資の知人は転職先で「あからさまに媚びすぎてて怖い」と上司に怖がられたそうです。

こんな風に上司が人事権を持つと、外資系企業はセクハラ・パワハラの温床になってしまうのでは? 実は、セクハラ・パワハラには厳しいのも外資系企業の特徴です。たいていは人事部か外部のコールセンターへ訴えることで迅速に対応してもらえます。また、たとえ苦手な上司でも、数ヶ月~数年で人事異動が。短期間の苦労だと思って乗り越えられる人は、外資系企業で活躍できる人材になれるようです。

(3) 「いざとなったら」を考えられる

外資系企業の社員はたとえるなら「プロ野球選手」。業績次第で超高年収を狙うこともできますし、企業によってはリストラの危機にも瀕します。自分の能力は高いのに、景気を理由に契約更新されないことも。しかしそこで「リストラが怖い」とおびえるより「リストラになっても食べていける」と自分を作れる人は、結果として外資系企業でもトッププレーヤーになる方が多いようです。

たとえばある外資系企業の社員は、本業の傍らで漫画家をしています。どちらかがダメになったら年収は減るかもしれませんが、飢えることはありません。副業OKの会社も多いため「外資系企業+フリーランス業」で活躍している社員が多いのも特徴です。

また、長いキャリアでは仕事が立ち行かないときもあるでしょう。そこで「だめな時期もあるさ」と自分を受け入れられる人は、トッププレーヤーになる可能性が高い人です。外資系企業は「競争に負けて会社をやめる」人よりも「自分からレースをおりてしまう」人が多い世界。仕事が難航しても頑張ってレースをおりずにいたら、先頭を走っていたケースも多くあります。

おわりに

外資系企業は簡単な職場ではないかもしれません。終身雇用という概念はありませんし、文化の差に驚くことも多いでしょう。しかし、その代わりに自由度も高いのが特徴です。もしあなたが35歳までに超高収入を得たい、入社1年目からプロジェクトリーダーとして大きな裁量権を持ちたい、あるいはグローバルに活躍してみたいなら、応募する価値がある業界です。

また、「外資系企業に入る」イコール「外資系企業で人生を終える」というわけでもありません。外資系企業を数年経験して鍛えられ、再度日系企業に戻ることでキャリアアップを図る方も多くいらっしゃいます。もし宜しければ数年間の「精神と時の部屋」として、外資系企業へのステップを検討してみてはいかがでしょうか?

著者:トイアンナ (id:toianna)

日系企業の長期インターンやベンチャー起業を経験後、外資系企業へ就職したアラサー女。

ブログ「外資系OLのぐだぐだ」にて、キャリアから英語学習メソッド、女性の生き方まで連載中です。食べることが趣味。

画像:Photo by Sebastiaan ter Burg

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