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Zyngaサンフランシスコ本社で、
Studio CTOとランチ! |
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シリコンバレーのネット系企業に訪問して、ギークなエンジニアたちとランチをしながら、その活躍をレポートする新連載。第1回は、Zynga GermanyのStudio CTO、Paul Bakausさんを訪ねました!
(取材・文・撮影/川崎有亮 総研スタッフ/宮みゆき)作成日:12.04.06
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SiliconValley Geek Lunch(1) Zynga
川崎です。シリコンバレーにおけるリクルートのR&D拠点設立のため今年2012年1月からサンフランシスコにやって来ました。この連載では、シリコンバレーのネット系企業オフィスに訪問して、各社の取り組みや、現地企業で活躍するエンジニアの生の様子を(ランチを食べながら!)お伝えしていきます。
さて、第1回目となる今回は、Zyngaにお邪魔しました。Zynga は2007年に設立され、今ではFacebookの売り上げの1割以上を占めるとされるソーシャルゲームの大手企業です。
Zyngaの本社は、新しいネット系の企業が集積するサンフランシスコ市内のSOMA(ソーマ)地区のほぼ南端にあります。この本社ビルだけで2000人以上が働いているそうです。当初はビルの一部だけ借りていたものの、オフィスが拡張され今ではこのビル全体に、さらに近隣のオフィスにも分散させているほど、急激に成長しているそうです。
Zyngaは、昨年12月にNASDAQに上場したばかり。オフィスのエントランスの吹き抜けには、ティッカーシンボル「ZNGA」の横断幕も飾ってあり、社員で上場を祝った余韻が残っています。
本社ビルの1Fは、カフェテリアになっています。12時を過ぎると、社内からカフェテリアに人が集まってきて、盛り上がります。シリコンバレーのネット企業では、朝・昼・晩と社員に無料で食事を提供している企業も多いです。ここZyngaでも、エンジニアがご飯の心配なく朝から晩まで開発に没頭できる環境が提供されています。
今日のランチは、ベーグルのサーモンサンドなど盛り合わせ♪
ビュッフェ型式だと思わず盛りすぎてしまうので、カロリー高め?
サラダだけ食べる人や、ランチボックスに詰めて自席に持ち帰る姿も。
地下に移ると、さすがにゲーム開発会社で、ゲームコーナーがありました。アーケードゲームから、リアルな卓球台まで、もちろんすべてプレイは無料とのこと。仕事の息抜きをしているのか、新ゲームのインスピレーションを得ているのか? 実際に何人か社員の方が遊んでいました。
今回Zyngaオフィスをご案内いただいたのは、Paul Bakausさん。ドイツ人のJavaScriptエンジニアです。jQuery UIライブラリの開発リーダーをする傍ら、友人とドイツで起業した会社がZyngaに買収されてZynga Germanyとなり、現在はStudio CTOとして活躍されています。日本製 RPG などのゲームも大好きなので、従来のソーシャルゲームよりももっとクオリティが高く、規模の大きいゲーム開発にもチャレンジしていきたいとのこと。いったいどんなゲームが登場するのか、今後が楽しみです。
今回お会いしたPaul Bakausさんと、川崎との出会いは4年前に遡ります。2008年にMTLが最初に開催した技術勉強会は、Paulさんの来日に合わせて開催したJavaScript User Interface(JUI)というイベントでした。このイベントに合わせて、社内で勉強会参加者の事前受付フォームを開発しました。そのコードをベースに一般公開したサービスが、リクルートのイベント開催支援ツールATND(アテンド)となりました。彼が来日していなければ、現在のATNDは誕生していなかったかもしれません。
1977年東京都生まれ。株式会社リクルートの実証研究機関『メディアテクノロジーラボ』チーフアーキテクト。Mashup Awards 主宰。著書に『ソーシャルストリーム・ビジネス』(共著、インプレスジャパン刊)など。2012年からサンフランシスコを拠点に活動中。
@kawanet
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