Job Gallery
ゲームデザイナー
インタビュー くわしく見る
ゲームデザイナーはこだわりのチームワーカーだ 佐藤 正彦 さん(仮名)
PROFILE 佐藤 正彦 さん(仮名)
年齢 32歳
学歴 美術系大学グラフィック科
住まい 郊外一戸建て(通勤時間1時間半)(妻と子ども1人)
趣味 洋ゲー
職歴 大手ゲームメーカー10年
座右の銘 適当精神
血液型 O型
星座 乙女座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】600万円
どんな仕事?
見てカッコよく、動いて楽しい絵を作るクリエイター
キャラクターや背景、メカなど、ゲームにはさまざまな「絵」が使われ、それがゲームの面白さを大きく左右する。大手ゲームメーカーのチーフデザイナーとして、「絵」のクオリティをチェックする佐藤さんの責任は重大だ。

「デザイナーには大きく分けて2種類あって、見た目にカッコいい絵を作ろうとするアート系の人と、ゲームをプレイしたときの楽しさを追求しようとするデザイナー系の人がいるんですね。アート系の人ばかりいると、絵はきれいだけどゲームとして成立しないものができてしまうし、デザイン系の人ばかりだと、やけに地味でインパクトに欠けるものができてしまう。チーフデザイナーの仕事は、個性の違うデザイナーを振り分け、そのゲームが目指す方向性にふさわしいビジュアルを仕上げるということなんです」

絵を動かすのはプログラマーの仕事だが、その絵がどう動くのかを知らなければ、いい絵は描けない。

「例えば、剣を持っているキャラクターの絵を描くとして、その剣の大きさから重さまでキチンとわかっていないとリアリティのない絵が出来上がってしまう。ときにはデザイナーの前で、剣を振り上げる動作を演じてみることもあるし、映画や漫画などからお手本になるような動きを見つけて渡すこともあります。相手はクリエイターですから、頭ごなしに『こうしなさい』と指示してはダメで、それまでの経験を総動員して、相手が納得するまで丁寧に説明することが大事です」
「職業病だなぁ」と思うとき
旅先で風景写真ばかり撮るとき
旅先で風景写真ばかり撮るイラスト
風景とか遊園地のセットとかを見て、「背景に活かせるな」と思うとついシャッターを切っちゃうんですね。
求められる能力は?
技術だけでなく、ひとつの仕事をやり遂げる責任感も重要
クリエイターはそれぞれ、頑固なこだわりを持っている。だが、デザイナーチームが「アーティストごろつき集団」ではいけないと佐藤さんは言う。

「例えば、その人がいくらいい絵を描く技術を持っているからといって、夕方にならないと出社してこないようでは困るんです。特に家庭用ゲーム機のような10人以上のデザイナーがチームを組むプロジェクトの場合、チームワークが何より大切ですからね」

ちなみに、佐藤さんが勤務する会社では、デザイナーはフレックス制で「遅刻という概念はない」そうだ。
「そのかわり、スケジュール通りに仕事を進められるというのは当たり前で、納期が近づけば、チーム一丸となって夜遅くまで作業することもあります。最近は少なくなりましたが、終電を逃して机の下で寝る、なんてこともたまにはありますね。その意味では、よほどこの仕事が好きでなくてはできない仕事だと思います」

もちろん、どれだけ「いい絵」を描けたかでデザイナーは評価されるが、新しいプロジェクトでチーフデザイナーやディレクターから「もう一度、一緒に仕事をしたい」と思わせるデザイナーは、チームワークに徹する能力を持っていることが大前提だ。
この仕事のやりがいは?
終わりがない奥の深い世界。でも、だからこそ楽しい
絵を描く作業には終わりがないと佐藤さんは言う。いくら手をかけても100%納得のいくものは出来上がらないし、描けば描くほど課題が見えてくる。

「あと、ゲームを作っているのはデザイナーだけではありませんから、そのゲームにバグや不具合が見つかれば、プログラマーと一緒にそれを解決するまで作業が終わらないということもあります。直しても直してもそのバグが消えず、原因もわからないまま、時間だけが過ぎていく……なんてときは胃が痛くなります。それをイッキに飛び越えるような解決法はなくて、目の前の課題をひとつひとつ乗り越えていくしか方法はありません。だからこそ、ひとつのゲームが出来上がったときの達成感はひとしおですね」
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
変
変な仕事だなあと思うんですね(笑)。あと、変化の激しい業界なので、その変化への対応力も必要という意味で。
近年、コンピュータグラフィックの技術は、めまぐるしい速度で進化している。そうした技術を常に研究していく努力もデザイナーには欠かせない。

「終わりがないからこそ、楽しいのかもしれません。だからこそ、デザイナーにとって制作に携わった経験は貴重な財産です。正社員として採用されて経験を積んだデザイナーも、アルバイトからはじめたデザイナーも基本的には同じなんです」
FAQ 佐藤 正彦 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 美大を卒業して、就職活動をしているとき、たまたま参加した説明会でゲームディレクターと出会い、「これだ」と思いました。広告制作の道に進むことも考えましたが、「ビジネス」より、「もの作り」がしたかった。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 入社して数年して、アメリカのプロジェクトチームに参加できたのは、貴重な経験でした。チーフデザイナーになってからは、マネジメントの仕事が多くて絵を描く機会が少なくなってはいますが、やりがいは大きいです。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A バランス感覚を持った人。いい絵を描けるという能力は、ひとつの部分に集中する根気と、自分が本当に表現したい部分を効果的に見せる要領のよさと、そのふたつが必要。無駄なこだわりは邪魔になることがあります。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A 基本はデッサン力。絵を描かないデザイナーもいますが、ものの形をとらえる目は大事だし、それが仕事をしていくうえで最大の武器になります。センスのいいものをたくさん見て、模写するなり、訓練することが大事。
ゲームデザイナーの 求人を探してみる
ゲームデザイナーに関連したキーワードから求人を探す
コミュニケーション能力 こだわり デザイン フレックス
ゲームデザイナーを くわしく見る

「今すぐ転職」にも「いつかは転職」にも即・お役立ち!リクナビNEXTの会員限定サービスに今すぐ登録しておこう!

1転職に役立つノウハウ、年収・給与相場、有望業界などの市場動向レポートがメールで届きます

2転職活動をスムーズにする会員限定の便利な機能

・新着求人をメールでお届け

・希望の検索条件を保存

・企業とのやりとりを一元管理など

3匿名レジュメを登録しておくとあなたのスキル・経験を評価した企業からスカウトオファーが届きます

会員登録し、限定サービスを利用する

※このページへのリンクは、原則として自由です。(営利・勧誘目的やフレームつきなどの場合はリンクをお断りすることがあります)