営業×通信　Job Gallery【リクナビＮＥＸＴ】

転職トップ > 転職成功ノウハウ > Job Gallery > 営業×通信

野村克人さん（仮名）

年齢	33歳
学歴	専門学校卒業
住まい	一戸建て（妻と同居）
趣味	模型作成、ネットサーフィン
職歴	ソフトウェア開発会社5年→人材派遣会社6年 →IT技術開発会社1年8カ月
座右の銘	人生楽ありゃ苦もあるさ
血液型	AB型
星座	牡羊座

職場の雰囲気は？	文化系	・	理科系	・	体育会系
あなたのタイプは？	文化系	・	理科系	・	体育会系	【年収】460万円

単に売るだけでなく、コンサルティングも行う

インターネット上のコンテンツ配信サービスを行う会社で営業を務める野村さんの仕事は、もちろん売ること。売っているモノは、形のある商品ではなく、無形の「サービス」。

「簡単に言うと、お客様のウェブサイトを早く表示するというサービスを提供しています。Flashなどの「リッチコンテンツ」を使うとそれだけでもWebサイト全体が「重く」なってしまうし、ニュースで取り上げられたりすると急にアクセスが増えて、どうしても「遅く」なってしまう。サーバの処理能力を超えたアクセス数があると、最悪の場合、サイトが見られないといった弊害があるんですね。そんな問題を解決するために、弊社のサービスがあるんです。何か機材を買ってもらうといったことではなく、サービスとして年間契約を結んでもらうのが仕事です」

サービスを提供する、しかも年間契約となると、契約してそこで仕事が終わりということではない。

「契約をしてサービスが始まって、月ごとにお金がきちんと入金されているかを確認するのが営業の仕事。ではありますが、お客様にとってメリットになるサービスを随時、“提案”していくのも仕事のうちです。出来上がったサイトを見て、『次に、こういうことをやってみると、もっと見やすい、もっと使いやすいサイトになりますよ』といった話をし、クライアントが興味を示したら提案書を作ったり。ただ単に売るだけでなく、コンサルティング営業をして弊社のファンになってもらうことが最大の目標なんです」




	営業たるもの「迅速に」が仕事のモットー。PCから携帯電話にメールが転送されるようになっているので、友達からのメールでも即、返信しちゃいます

知識という土台の上にコミュニケーション能力を加える

「非常に技術的スキルが求められますね」という野村さんの言葉通り、インターネットに関して、そしてシステムに関しての知識は必要不可欠だ。

「クライアントは一般企業であっても、交渉を行うのはその中の社内SEなど技術関係の人が多いので、対等に話せるだけの知識を持っていないと相手にしてもらえないんですよ。僕らが専門的な話をできなかったら、じゃあ弊社のエンジニアから『営業なんていらないよ。自分でやるから』なんて言われちゃいますから。なんて偉そうに言ってますけど、僕は未経験で飛び込んだ世界だったので、働き始めた当初はお客様と話をしていても『外国語で話されているんじゃないか？』って思うくらい、チンプンカンプンだったんですけど（苦笑）。仕事を進めていくうちにだんだんと学んでいくことが多かったですね」

知識という土台の上にコミュニケーション能力をプラスして、クライアントに対してよりよい提案をしていかなければならない。

「まずは、クライアントがインターネット上のどのようなサービスを求めているのかを察知しないと第一歩すら踏み出せません。そのために、知識を持ち得たうえで話を聞き、コンサルティングしていく。弊社は月額固定の年間契約なので予算などの交渉というよりはむしろ、いかにサービスを追求していくかを念頭においたコミュニケーションを取っていくかが問われているんです」

インターネットにおける最先端の技術と知識を蓄積できる

「通信サービスの会社は、そのサービスの種類もさまざまで、多くの会社がしのぎを削っているのが現状。人手は確かに不足しているかもしれませんが、かといって知識もなく、未経験の人間にできる仕事かと言ったらそうではない。むしろシビアに知識や経験が問われていると思います。そんな中で僕は、未経験で始めたために貯金がなく、これからもまだまだ勉強していかなければならないことがたくさん。日々、進歩している世界において、新たな知識を蓄積できるというのは、刺激的で楽しいですね」

そうして、今でこそ年間に何本も契約を取れるようになった野村さん。契約を勝ち取るたび、またその後、クライアントにコンサルティングしていく中で充実感を得られると言う。



	クライアントからの意見や要望に対応し、さまざまな知識や情報を追うようにさせ、そこから提案につなげていく仕事です

「やはり困っているクライアントの手助けができるというのがやりがいにつながっていますよね。弊社では、テスト配信を設けていて、そこで契約後と同様のサービスを体感してもらうので、『これだけ良くなるんですよ』とわかってもらえます。そのため契約時には、自分の提案を受け入れてもらえたんだという達成感を得られ、また、サービスの開始後にクライアントから『ユーザーからのクレームも減ったよ』とか『すごく使いやすくなったよ』と喜ばれるときには充実感、満足感を得られるんですよ」