フラッシュストレージのFusion-ioが新製品を国内発表 |
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ウォズニアック氏が登壇!
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小さくて高密度、低消費電力のフラッシュストレージカード
Fusion-io Fusion-io ioScale(3.2TB) |
2月28日、Fusion-ioが日本での「Fusion-io ioScale」の販売を開始すると発表した。同社の製品はNANDフラッシュメモリを用いたストレージが特徴で、主な販売先は大規模なデータセンターやクラウド事業者だ。 ハードディスクのストレージと比較してフラッシュストレージは、容積が小さく、高速で、低消費電力。そのため、拡張性や信頼性が格段に向上するだけでなく、サーバーの台数や消費電力を削減できることから、大幅なコストダウンが可能になるという。 ストレージにフラッシュメモリを使うという点では、SSD(Solid State Drive)も同様だ。しかし、Fusion-ioではフラッシュメモリをディスクではなくメモリとして扱う、「ダイレクトカットスルーアーキテクチャ」を採用しているという。 |
ハイパースケール市場に向けた「ioScale」を国内販売
これまで多くの企業が導入してきたFusion-ioの主製品は、エンタープライズ向けの「Fusion-io ioDrive」だった。しかし、この日発表された「Fusion-io ioScale」(以下「ioScale」)は、「ハイパースケール市場」向けだという。 「大手IT企業のWebインフラ、パブリックやプライベートのクラウド事業に加えて、これからは大量の低価格サーバーとLinuxでスケールアウトしていくようなデータセンターまで、さまざまなお客さまを応援できます」 |
Fusion-io ioDrive2Duo フリン氏とスティーブ・ウォズニアック氏 |
シンプルな開発が「エンジニア魂」をくすぐる
Fusion-io |
同社のチーフ・サイエンティストを2008年から務めるのが、スティーブ・ウォズニアック氏だ。世界的に著名な「ギーク」であり、Apple Computer(現Apple)の共同創業者である彼を、フリン会長はこう語る。 一方のウォズニアック氏は、Fusion-ioに参加した理由をこう説明する。 「これと同じことなんだ。部品数が少なくなり、ケーブルがなくなれば、信頼性が高まる。コストを下げて信頼性を上げるのがFusion-ioだし、プログラマがいいプログラムを書けば、もっと有効活用ができるようになる」 |
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