42歳で退職。電子設計にこだわり
活動半年で転職成功！

今年の8月に現在の職場に転職しましたが、それまでに2つの職場で電気設計エンジニアとして勤務してきました。
最初に就職したのは車載機器用の電気製品メーカー。車載機器といってもまだ当時はカーナビが普及していなかった関係で、主にカーオーディオの開発設計を13年間、担当してきました。その後、回路設計のより核心領域にもチャレンジしたいと考えて転職を決意、同じくオーディオ系の電子製品に使用される、半導体の設計を担当することになりました。
半導体は未知の分野でしたが最初はモジュールの設計から入り、2年目からはLSIの回路解析、そして設計へと進みCMOSミックスドシグナルの構成も含め、より深く理解できるようになったのです。

しかし昨年の1月に大きな転機を迎えることに。
業績の悪化により民事再生申請を行うことのなりその半年後、私が所属していた本社部門は買い手がなく清算。そのため同じ社内の別事務所で、あらゆる製品の受託設計を担当することになったのですが、そこも半年後に業績が悪化したことで社員の2/3が早期退職を実施、その際に設計部は解散することになりました。
そして今年の1月、とうとう退職に追い込まれてしまったのです。

当社はコンビニなどで見かけるコピー機のコインベンダーやゴルフ練習場のティーアップ機などを中心にした電子機器メーカー。現在44名の社員のうち、開発設計担当のエンジニアが13名在籍しています。
昨今の不況の中でも、当社は独自の発想と技術力によるニッチな分野で事業を展開しているため、経営的に大きな影響を受けることなく着実に発展していますね。実際、3年前の25名から比べると、大幅に社員を採用しています。

今回紹介したAさんのように、当社が求めていたのは中間層世代。今後、当社では新事業を次々立ち上げる予定なので、プロジェクトのすべてのポジションをまとめられるエンジニアを必要としていたのです。
ですから回路設計経験などの技術スキルはもちろん、プロジェクトの管理運営経験もありつつ自分の考えをしっかり持って行動できる方であれば採用していきたいですね。当社には自分の開発したいモノが実現できる環境がありますし、それに加えアットホームな人間関係も当社の魅力だと思います。