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結果を出す人は「やる気」を言い訳なんかにしない

「資格の大原」でおなじみ、大原学園で講師を務めた経験をお持ちで、『30代で人生を逆転させる1日30分勉強法』著者でもある石川和男さんに、前回の「『かしこい』と言われる人は“ゲーム感覚”を取り入れる」に続き、「集中力を持続させる方法」について教えていただきます。仕事にも勉強にもすぐに実践できるテクニックなので、取り入れてみてはいかがでしょうか。

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筆記用具を変えるだけでテンションが上がる

1日の勉強内容のうち、およそ8割は復習です。繰り返し復習しなければ忘れてしまいます。繰り返し復習することが合格への道なのです。
メジャーリーガーのイチロー選手も「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道」だと言っています。素振りや柔軟体操など単調な作業を毎日もくもくと繰り返すことが上達(合格)への唯一の道なのです。
しかし人間どうしても飽きがきます。復習は単調です。何度も何度も同じ作業を繰り返すことで飽きがきて、最悪勉強をやめてしまう場合もあります。
前回は飽きがこない方法として、「賞罰を与えることによりゲーム感覚で楽しく勉強をする」ことをお伝えしました。

今回は、周辺を変えるという方法をお伝えします。もちろん前回同様、仕事にも役立つノウハウですので、仕事に飽きがきている方も試してみてください。
勉強と言えば、筆記用具です。ボールペン、消しゴム、電卓、付箋、定規に筆箱。受験生時代は、品揃え豊富な事務用品屋に行き、オシャレな筆記用具をウキウキしながら選んでいました。
何となく家にあった筆記用具を使うのではなく、オシャレな筆記用具を使うことにより気持ちが高ぶります。仕事のときでも重要な契約を交わすときだけ高級な万年筆でサインをする。それだけで一流のビジネスパーソンになった気になりテンションが上がります。
ただし、勉強で使用する筆記用具は見た目も大事ですが、実用性も考えましょう。デキる人ほど、使う道具にもこだわるものです。
各種試験では、ボールペンやシャープペン。簿記系では電卓も重要になります。
ボールペンやシャープペンは、長く使っていくものですから書き味は重要です。詳しく分けるとポイントは5つ。ペンの太さ、重さ、なめらかさ、筆圧、デザインです。
この5つは、人それぞれに好みがあります。選ぶときの注意点は自分に合ったものを選ぶこと。
ペン握りの太さは、10種類ぐらいに分かれます。私は「疲れない」という宣伝文句に惹かれ、かなり太いサイズのペンを使っていましたが、どうしても馴染めなかったので普通の胴回りの物に戻しました。
重さは、暗記したことを書きだすときは軽い物。黒板を写すときは普通の重さなど、自分が集中しやすく書きやすいものにしましょう。
なめらかさを感じるのも人それぞれ。筆圧は、0.3ミリから0.9ミリまで7種類ある芯の太さと、10Hから10Bまで22種類ある芯の濃さを考えて選んでください。
そして最後にデザインです。せっかくの持ち物ですから、オシャレに決めましょう。様々な色。シリコン性の柔らかい素材でコーティングしている物。ペン先が回って芯の太さが変わらないシャープペンなども販売されています。休日、文房具屋をのぞいて、あなたに合う物を探してみて下さい。

電卓もこだわります。安い電卓だと白字の数字の部分が消えてきます。質の良い電卓は、数字が消えないように彫ってあります。計算のスピードはボタンの良し悪しでも変わります。0.01秒でも計算時間を縮めたいのであれば押し戻しの良い連射式の電卓がお勧めです。

筆記用具をオシャレなものに変えることや、良いものを買うことはテンションアップにつながります。また、せっかく買ったのだから使い切ろう、元を取ろうという気にもなります。

場所を変えるだけで集中力も戻ってくる

単調な勉強に、どうやって刺激を与えるか? 文房具をオシャレに変えても、毎日同じ場所で勉強するのも飽きがきます。特に自宅では、本、テレビ、ゲームなど気の散るアイテムがたくさんあります。思い切って外に出て違った場所で勉強してみるのもひとつの手です。
お勧めは、専門学校の自習室です。自習室には「勉強する」という共通の志を持った仲間がいます。疲れたなと思っても、周りの仲間が勉強していたら、もうちょっと頑張ろうという気になります。このもう少しという積み重ねが大きな力になるのです。
専門学校の自習室を利用できない方は、図書館や公民館などがあります。こちらも資格試験や大学受験の学生または純粋に本を読みに来た人など志の高い人ばかりです。高校生も一生懸命やっているのだから自分も頑張ろうという気になります。

そのほか喫茶店やファミレス、ファーストフード店などで勉強することも刺激になります。
喫茶店という独特の雰囲気。喫茶店から流れる音楽。程よい音量は勉強の邪魔になるどころか集中力が増してきます。コーヒーを飲みながらテキストを読む。落ち着いて勉強できる行きつけの場所を発見するのも喜びです。色んな喫茶店に行って試して見ましょう。
また資格試験を受ける人にとって、本番で力を出し切ることが重要です。自宅で模擬試験を解く分には合格点なのに、試験になると力を発揮できないという人もいます。試験慣れしていない、もっと言えば人馴れしていないのが原因のひとつです。普段は自宅という静かな環境で勉強しているのに、試験当日は3人掛けテーブルを2人で利用することもあります。周りにも人だらけです。筆記用具の音やペンを回して落とす音、簿記試験では一斉になり出す電卓の音など、自宅で学習しているときには無い雑音とも戦わなければなりません。ファミレスやファーストフード店などのさまざまな音が聞こえてくる環境は集中力を高める良い練習の場になるでしょう。

公園のベンチもお勧めです。
緑の茂った公園でマイナスイオンを胸いっぱいに吸い込んで勉強します。噴水の音。子供たちの笑い声。蝉の鳴き声…凛とした静けさより、心地よい雑音は集中力が増すのです。

最後に電車という場所もあります。
特に通勤途中は、到着駅までの締め切り効果もあり、集中力が増してきます。さらに駅ごとにこの条文を覚える、この単語を暗記するなど、細かく締め切りを設定することも出来るのです。
私が税理士試験の勉強をしていたころ、法人税という科目の勉強をしている仲間がいました。法人税には計算問題と理論問題があります。理論は、ほとんど丸暗記です。
自習室での勉強に飽きたり行き詰った仲間は、通勤電車で自分を追い込みながら勉強していました。今は税理士として活躍しています。(ちゃんと定期を持っている人です。)

単調になりがちな勉強も、自分の工夫次第で刺激を与えることも出来るのです。

まとめ 激務のビジネスパーソンが行う7つの効率的な勉強法

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4回にわたり(「時間をムダにしない人は『30分の使い方』が違う」「『かしこい』と言われる人の、時間をムダにしない勉強法とは?」「『かしこい』と言われる人は“ゲーム感覚”を取り入れる」)、「7つの勉強法」についてご紹介してきました。

(1)期限を決めて勉強する
(2)2つ以上の動作で記憶に定着させる
(3)繰り返し覚える
(4)色を使って勉強する
(5)自分に賞罰を与える
(6)良い仲間と勉強する
(7)環境を変える

これらの勉強法の中で、自分にあった方法を見つけ、取り入れてみてはいかがでしょうか?。 

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f:id:asukodaiary:20170309141602j:plain【プロフィール】石川和男(いしかわ・かずお)

建設会社総務部長、大学、専門学校講師、セミナー講師、税理士と、5つの仕事を掛け持ちするスーパーサラリーマン。大学卒業後、建設会社に入社。管理職就任時には、部下に仕事を任せられない、優先順位がつけられない、スケジュール管理ができない、ダメ上司。一念発起し、ビジネス書を年100冊読み、月1回セミナーを受講。良いコンテンツを取り入れ実践することで、リーダー論を確立し、同時に残業ゼロも実現。建設会社ではプレイングマネージャー、専門学校では年下の上司の下で働き、税理士業務では多くの経営者と仕事をし、セミナーでは「時間管理」や「リーダーシップ力」の講師をすることで、仕事が速いリーダーの研究を日々続けている。
『仕事が「速いリーダー」と「遅いリーダー」の習慣』(明日香出版社)は16刷中ほか、勉強法、時間術など3冊のビジネス書を出版している。
石川和男 公式サイト https://ishikawa-kazuo.com